超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・春隣

2024-02-01 00:03:35 | 自作俳句
街路樹に陽光差して春近し
クレーンの腕の下から小春空
強風もあと少しかな春隣

格安の冬の床屋の長い列
交番のポスター消えて冬日向
挽きたての豆の珈琲湯気温し

胡桃入り黒パンを割き春を待つ
繁華街新刊本屋冬に消え
店頭のパン焼き立てで冬陽差す

町の人温泉に行く七沢郷
週末は軽く湯浴みの定山渓
赤い手をポケットに入れ一月尽
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