超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・春巣箱

2024-02-17 00:03:08 | 自作俳句
丘に住む人が眠りて春暖房
春先に辺り構わず洗濯機
留守番で満面の笑みわらび餅

生き字引磨きが掛かる翁草
木蓮の下のベンチで大あくび
横顔を春の星座に付け足して

クローバー広がる丘で髪なびく
約束は春の巣箱の蜜の奥
黄梅が誰かの家の庭に咲く

バス停の横はいつしか百千鳥
夢を縫う町は何処に初雲雀
いつにまし肌も光りて水温む
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