超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・寒の戻り

2024-02-07 00:03:21 | 自作俳句
札幌の町を思わす春の雪
冴え返り弁天岩も寒そうな
春寒に凍えて寺に辿り着く

余寒にて相模国も道に雪
春浅し底冷えの中遅筆かな
春の靴霜踏みながら痛き耳

肌寒く椅子近づける春暖房
脇道に雪割草が顔を出し
強がりてやや薄着かな菫草

偶然に出逢いて紅し牡丹の芽
若草の頃近づいて野鳥来る
野の脇に四つ葉を見つけ胸灯る
コメント
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