超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・春模様

2024-02-12 00:03:27 | 自作俳句
春陰の独りに耐えて南瓜食う
朝起きて綿入れを着る春浅し
春寒に花咲く笑顔ふと浮かぶ

永遠の春の相にて思い出す
変わらずにまた巡り来る梅の花
猟犬のスライドギター芽吹き時

会い見ての後の痛みに風光る
よく見れば雪割草の柄の服
クロッカス歌に詠みつつ物思い

絵日記に願いを込めて二輪草
愁いから野に連れ出して春紫苑
襟元のボタンも止めず枝垂れ梅
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