北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

三菱重工小牧南工場F-2B火災 県営名古屋空港滑走路封鎖

2007-10-31 10:36:16 | 防衛・安全保障

■F-2B火災

 速報が報道されているようですが、三菱重工小牧南工場で製造されていた支援戦闘機F-2B(複座型)が火災事故を起こしたようです。なお、幸いにして乗員は脱出して無事。

Img_7279  写真は3月に撮影した同型機。NHKによれば、0900時過ぎに事故は発生し、愛知県警察本部に寄れば0913時ころ、小型の軍用機が炎上、愛知県航空対策課によれば、着陸に失敗し炎上した、乗組員は脱出し二人怪我、この事故の影響により県営名古屋空港は閉鎖されている(NHK10時のニュース)。なお、火災は10分ほどで鎮火したようである。

Img_7176  ただし、民放(関西テレビ)の報道によれば、乗員二名は無事、一名が病院に搬送されたようです。定点カメラの映像が報道で流れていましたが、離陸滑走中に滑走路に接地したようで、機体中央部から発火した模様。まだ詳細は不明なので恐縮ながら、新造機の事故のようで、断定は禁物と書いた上で、操縦系統の事故の可能性がある(本文と写真は関係ありません)。

Img_7161  F-2支援戦闘機の全損事故は1995年10月7日の初飛行から数えて最初の事例となる。F-2はA型、B型と併せ15機の減耗予備機が見込まれており、この一機が充当されるとみられる。なお、試作機4機に加え、F-2A型は62機、F-2B型は32機が整備される計画である。

 事故発生から一時間を経ずしての速報であるので、本記事の情報は正確ではない可能性があることを予めお断りしておく(本文と写真は関係ありません)。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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陸上自衛隊豊川駐屯地創設57周年記念行事 咆哮!155㍉榴弾砲

2007-10-30 22:19:41 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■台風直下の豊川駐屯地祭速報

 台風直下、といえば距離もあるので言いすぎかもしれないが、突如発生した季節はずれの台風が天候を刺激し、荒天下の駐屯地祭となった。しかし、観客を圧倒させ、余韻とともに幕をおろしたことを速報にて紹介したい。

Img_6391  荒天となっていても、野戦特科を中心とする戦闘職種ということもあり、豊川駐屯地祭は晴天プログラムであった。航空祭であれば非荒天時が縮小、体験航海であれば中止になりそうな状況であったが、さすが地に足をつく陸上自衛隊、雨天に動じない式典を展開した。

Img_6291_1  部隊入場。職種を示すスカーフが鮮やかだ。豊川駐屯地祭は、豊川駐屯地に隣接するグラウンドで開催される。いろいろなところと比較してみると、駐屯地祭を行う会場としては比較的手狭となるのだろうか(伊丹基準にすると広いかな)。

Img_6360_1  指揮官に対し敬礼。同時に勢いよく旗が振られる。第10特科連隊を中心として、第49普通科連隊、第10高射特科大隊、第6施設群などが駐屯している。規模としては第10師団管区内では最大規模の駐屯地であり、中隊旗なども含めると文字通り旗の波である。

Img_6372_1  指揮官巡閲。第10特科連隊長兼ねて豊川駐屯地司令の藤田1佐が車上から部隊を視閲する。豊川駐屯地所在部隊は、愛知県三河地方を中心に25市町村の防衛・警備・災害派遣を受け持つ部隊ということもあり、雨天ながらも観覧者の姿は多かった。

Img_6379_1  指揮官訓示、来賓祝辞を終え、観閲行進準備の号令がかかる。第10師団では、この号令とともに早駆前へ!、車輌に駆け寄る。行進して退場するよりは、迫力がある情景である。グラウンドの端々に配置された各種車輌のエンジンに火が入り、式典の歯車は観閲行進へと一気に動いてゆく。

Img_6433_1  第49普通科連隊の高機動車。第49普通科連隊は即応予備自衛官を基幹としたコア部隊であるが、四個普通科中隊、対戦車中隊、重迫撃砲中隊から編成されており、第10師団の師団改編とともに新編された新しい部隊である。

Img_6450_1  第49普通科連隊第4中隊の軽装甲機動車。第10師団では中部方面隊において速い時期から、この車輌を受領、その戦力化に務めてきた。普通科部隊の装甲化を一気に進めた車輌である。分隊機銃や軽MATといった火器の火力拠点として、流動的な近接戦闘を担保する車両である。

Img_6503  第10特科連隊は五個大隊編成、第1大隊から第4大隊までは二個中隊を基幹とし、師団の全般支援に当たる第5大隊は四個中隊編成、合計12個の特科中隊を有している。観閲行進には各中隊からFH-70榴弾砲二門が参加、合計24門の火砲が観閲行進に参加した。ちなみに、中部方面隊の他師団・旅団に編成されている特科隊の火砲定数は20門ほどだとか。

Img_6497  中砲牽引車に牽引され、観閲行進を行うFH-70榴弾砲。昨年は砂塵の観閲行進であったが、今年は泥飛沫の観閲行進であった。この他、本部管理中隊の車輌や情報中隊の対砲レーダーなどが観閲行進に参加。施設群の装甲ドーザーや地雷原処理車の観閲行進では、振動で大地が揺れた。

Img_6656  訓練展示の様子。特科中隊を中心に第49普通科連隊の小銃小隊が仮設敵に染料された陣地を奪還するという想定で行われた。写真では、情報収集を兼ねて前進する軽装甲機動車と、それを支援せんと、射撃陣地へ自走し前進するFH-70榴弾砲の様子が写っている。

Img_6721  仮設敵は装甲車を持ち出して攻撃を加えてきた為、我が方も74式戦車を展開させ、直接照準射撃によりこれを制圧する。74式戦車は滋賀県の今津駐屯地より展開してきた。長い105㍉砲を目標に照準しつつ、発砲(空包)のために会場中心に進入する。

Img_6661  前進する軽装甲機動車。写真の車輌にはMINIMI分隊機銃が搭載されている。これは小銃弾を用いる軽機関銃で、必要に応じて89式小銃の弾倉も利用し射撃を行うことが出来る。軽装甲機動車は、この分隊機銃の火力拠点として運用され、一個小銃班は複数の車輌を運用することで、個々の火力拠点を複合的に運用することが可能となる。

Img_6404  中隊効力射を行うFH-70榴弾砲。特科連隊の駐屯地ということで、訓練展示には三門のFH-70榴弾砲が参加。連隊戦闘団編成時には直接支援火力として配備されるが、中砲として全般支援も可能な性能を有している。155㍉という口径もあって、その砲焔もかなり大きく、三門が順次発砲するため撮影は容易である。

Img_6749  74式戦車の発砲、空包射撃である。昨年は、この発砲される先にて撮影していた。正直、空包でも戦車に撃たれるのは怖かったりした。駐屯地祭の流れは昨年とほぼ同じ、撮影位置を変えてみるとまた違った情景を撮影できたように思う。詳しくは、式典編・観閲行進編・訓練展示編・装備品展示編に分け、詳報として後日掲載したい。

HARUNA

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蒼穹の大空に響く爆音 南会場より撮影した岐阜基地航空祭07

2007-10-29 21:44:33 | 航空自衛隊 装備名鑑

■群青の空に白銀の翼

 岐阜基地航空祭、今回は初めて南会場へ足を運び撮影した。これまでは北会場エプロン地区、そして誘導路付近から撮影していたが、順光を求めて長躯南へ展開した。時間がないので、写真は少な目、南会場からの写真一部のみを掲載である。

Img_7391  エプロンにて地上展示機、オープニングフライトを撮影、誘導路付近外周道路にて着陸後の航空機を撮影し、そのまま足を運んだのは北会場。南北の会場を結ぶ有料シャトルバスも運行されていたが、シャトルバス乗り場よりも前進していた為、小生とFCさん、Nさんとともに徒歩にて展開することとした。

Img_7321  狙いは異機種大編隊飛行を順光にて撮影することで、これまで撮影した二つのポイントからは逆光となるため、機体は陰に、そして空は白っぽく写ってしまうのが残念であった。かかみがはら航空宇宙博物館駐車場へタクシーで展開するという方法もあり、toyokawaさんはそちらから撮影し、良い絵が撮れたとのことだったが、どうせならば基地の行ったことのないところにも行こう、ということになった(航空祭終了後、本隊と合流することも含めて)。

Img_7214  徒歩で進むこと25分、到着した北会場には多くの保存機が並び、自由に子供達に開放されていた。保存機に器用に登り遊ぶ児童、さながら大きなイヌにじゃれつくような牧歌的な情景を眺めつつ、北会場のバス駐車場へ向かう。ここからが一番滑走路に近い地区であるが、そこに轟くJ-79エンジンの爆音、その余韻を残しつつファントムが二機編隊で離陸してゆく。

Img_7254  航空祭とはこうした行事なのだ、といえるほど、空は碧く澄み渡り、機体は鋼を輝かせ俊敏に舞う。これぞ、順光の情景、これぞ航空機写真の真骨頂である、とか言いたくなるほど興奮。航空宇宙博物館からは着陸の様子などが見えないという難点もあるので、個人的には来年からこのポイントも選択肢に含め撮影を展開しようかな、と考えたりする。

Img_7423  そして編隊飛行終了後の着陸。管制塔を背景に進むF-2,管制塔と整然と並ぶ格納庫群が、ここが航空自衛隊の航空基地であるということを印象付ける一枚である。特に南会場からはこうした写真が撮影出来るかが微妙な先入観があった。しかし、撮影角度は限定されるが、こうした写真を1120時に南会場に到着し、脚立や足場を使用せずとも撮影できた。

Img_7406  若干の難点としては、木立が滑走路と駐車場を阻んでいる地域がある。開けた地点はかなりの人口密度である。これは、飛行展示をメインに撮影するのであれば問題とならないし、エプロン地区と異なり、撮影角度が制限されても構わないならば最前列周辺を割り込まずに撮影できる。もう一つの問題は、売店の清涼飲料水で、1240時には完売であった。しかし、個人的には、これを差し引いても、良い撮影ポイントである。

HARUNA

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台風通過の豊川駐屯地祭&台風一過の岐阜基地航空祭に行ってきました

2007-10-28 19:43:33 | 北大路機関 広報

■駐屯地祭と航空祭

 時間も余り無いので、速報ではなく、行ってきました的記事。今週末、豊川駐屯地祭と岐阜基地航空祭を見学してまいりましたので、二つの行事を手短に掲載。

Img_7280  日曜日、岐阜基地航空祭が開催され、土曜日には豊川駐屯地祭が開催された。土曜日は台風20号接近の関係から、愛知県の豊川駐屯地は雨模様となり、時折強く降る様子が移動中の車窓からみえた。翌日の岐阜基地航空祭は、文字通り台風一過の快晴に恵まれ、小牧に足を運ばれた方も含め土曜に晴れ成分を回して欲しかったという言葉が周囲から聞こえたほどであった。

Img_6664  詳報でも速報でもないので写真がばらばらなのはご愛嬌。豊川駐屯地祭における訓練展示の様子。第49普通科連隊第4中隊の軽装甲機動車が攻撃をかけている情景。弾ける泥飛沫が戦闘車輌の本来生まれ持つ精強さと獰猛な姿を一層引き出している。他方、隊員も見学者もずぶ濡れである。

Img_6387_1  雨天である。当然、荒天行事でしょうな・・・、装備品展示だけ撮影して昼から小牧行こうか。と駐屯地に到着すると、晴天行事予定である。と。なるほど、やはりこの天気ですし仕方な・・・?エッ?晴天?・・・。豊川駐屯地所在部隊、分かりやすくいえば砲兵と歩兵、戦闘工兵と高射砲兵の駐屯地である、戦闘職種に雨天中止など無い!ということなのだ!!

Img_6303  幸い風もなく、さした傘の下にて観閲行進、訓練展示を撮影。小生のカメラ機材には全く問題が無かった(toyokawaさんのレンズ、少し水が入ったとのことです、水滴など大丈夫だったでしょうか)。特科中隊が12個もある部隊とあって、観閲行進では各中隊から二門のFH-70榴弾砲が参加、その他各種火器や車輌の装備が水飛沫を巻き上げながら、威風堂々の観閲行進である。

Img_6391  訓練展示も予定通り実施、昨年の撮影位置と比較し、FH-70の砲列を収めることが出来、加えて模擬戦闘全般の状況を把握出来る位置に展開。砲焔が5枚、准砲焔が2枚撮影することが出来た。野戦を想定し、普通科、施設科、野戦特科、高射特科が協同し、74式戦車1輌とともに状況に当たった。紅蓮の焔が水を吸った大地に映え、硝煙が煙る状況である。

Img_7016_1  翌日の日曜日。岐阜基地航空祭である。文字通り快晴。0800時の開門とほぼ同時に基地へ入場、活気を帯びるエプロン地区にて手短に地上展示機を撮影し、オープニングフライトの機体が轟かせる爆音とともに、昨年の撮影ポイントへ移動。入場から都合2kmほど歩いたことになるのだろうか。オープニングフライトの機体が着陸したあと、誘導路を通過する様子を撮影した。

Img_7323  その後、岐阜基地航空祭は逆光、と良く呼ばれるが、地上展示機と格納庫を挟み模擬店の並ぶエプロン地区にある北会場ではなく、正門付近の南会場に足を運ぶ。ちびっこ展示機や保存機などが並ぶ地区には僅かながら売店があり、そこからの情景は順光であった。飛行展示は、やはり空は碧く、機体は輝いていると、見た目どおりの情景を写真に残すことが出来る。

Img_6935  今回の岐阜基地航空祭は、航空自衛隊岐阜基地開庁50周年記念というものであったが、恒例の空挺降下は、自衛隊中央観閲式との兼ね合いからかプログラムに無く、エプロン地区の工事の関係で、外来機は少なく、米軍機はゼロ、地上展示にF-15もF-2も居ないという状況であったのが残念である。しかしその分、飛行展示には多くの機体が参加していたことも追記したい。

 最後になりましたが、ご一緒していただきましたC.ジョニー様、FC様、氷砂様、Shin様、N様、本日はありがとうございました。

HARUNA

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航空自衛隊飛行開発実験団 岐阜基地航空祭 サニタリーガイド

2007-10-27 00:01:58 | 航空自衛隊 装備名鑑

■岐阜基地航空祭2007へ展開される方へ

 日曜日は、岐阜基地航空祭ではる。航空自衛隊岐阜基地には飛行開発実験団が運用する様々な航空機が配備されており、岐阜基地ならではの写真を撮影出来るため、好評である。

Img_6117  2006年に開催された岐阜基地航空祭の様子は以下の通り、“航空自衛隊岐阜基地航空祭2006()”“ブルーインパルスとともにみる岐阜基地のあゆみ()”“岐阜基地航空祭 飛実団の多彩な航空機()”“ペトリオット地対空誘導弾の観閲行進()”。滑走路の誘導路付近にて撮影した写真で、ドラッグシュート切り離しの情景などを撮影することが出来た。並んで戦闘機が入ってくる様子は、実際に観なければわからない迫力。

Img_9674  2005年岐阜基地航空祭の様子は、“岐阜基地航空祭詳報()”に掲載されている、豪雨にて殆どの行事が中止となってしまったのが残念であった。2004年の岐阜基地航空祭の様子は、“昨年度における岐阜基地航空祭の情景()”“航空自衛隊50周年記念カラーのT-2・V107()”

Img_9723  滑走路エンド付近では戦闘機などを間近に見ることが出来る。航空祭以外での岐阜基地に関する写真は、“岐阜基地の航空機 三井城址より撮影()”、Web検索してみると、三井山で航空祭を観覧された方もいるようである。鮮やかなカラーリングのF-2を撮影できるのも岐阜基地の魅力である、詳しくは“FSX計画を支えた飛行開発実験団の試作機()”。

Img_9764 更に岐阜基地の機体の写真では、装備試験開始直後に撮影することの出来たJDAM搭載写真、“JDAM搭載試験進む 航空自衛隊飛行開発実験団の銀翼()”と“飛行開発実験団F-2B支援戦闘機JDAM搭載試験()”が挙げられる。このポイントへは名鉄各務ヶ原線二十軒駅から徒歩でいける。

Img_2679  滑走路エンド付近にて頭上の爆音を追った“ファントムの機影眩しく!岐阜基地展開情報()”“最新XASM-3対艦ミサイルを追って()”“国産練習機T-1・T-2の終焉()”も岐阜基地の撮影として掲載した。航空祭では、エプロン付近からは完全逆光となるので、基地反対側の航空宇宙博物館から山越に撮影する人もいるという。

Img_4957  岐阜基地航空祭において、もっとも有名な撮影ポイントは、いうまでもなく、地上展示機が並ぶエプロン地区である。ただ、岐阜基地のエプロン地区はそこまで広くないのに対して、充実した飛行展示を求め多くの来場者が訪れる為、非常に混雑する。結果、基地の開門は例年0830時、文字通り最前列確保は競争となるわけだ。

Img_9814  昨年撮影したポイントは、エプロン地区から基地外周道路沿いにひたすら西進、基地内循環シャトルバス地区を越えて、銀色に輝くT-2初号機の展示地区を越えてざっと1.2kmほど進んだ場所にある。ブルーインパルスが離陸する時間帯でも最前列が確保できるポイントだ。

Img_9634  上の写真のような撮影が可能なポイントであるのに人が少ないのは何故か、考えるに、このポイントの難点は、飛行展示が遠いことで、テレコン機能付のデジカメでも300㍉望遠でギリギリ、できれば500㍉が欲しくなる距離である。従って、撮るのではなく、観るだけならばエプロン地区が一番である。あとは、遠いという点か。  

Img_9432  エプロン地区の地上展示地区では、自衛隊機、米軍機にまぎれて、T-2やT-1,果てはF-104戦闘機などが並んでいてドキッとさせられる。これは用途廃止された航空機を展示用に保存しているもので、T-1Bについては一機、隣の航空宇宙博物館に保存されているが、それでも往年の名機が何機か、見学者を迎えてくれる。

Img_8218  さてさて、26日1500時頃、おかげさまでアクセス解析から22万アクセスを突破いたしました。アクセス解析開始が昨年の伊丹駐屯地祭や伏見稲荷大社記事掲載の時期ですから、かなりの速度ということになります。管理者の力不足により、稚拙な記事の連続ではありますが、精一杯掲載を続けてゆきますので、今後もWeblog北大路機関をよろしくお願いいたします。

HARUNA

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航空自衛隊 小牧基地航空祭 サニタリーガイド

2007-10-26 03:19:35 | 航空自衛隊 装備名鑑

■国際貢献任務空輸輸送の担い手

 今週末の土曜日は、愛知県において陸上自衛隊豊川駐屯地祭が実施され、同日には同じ愛知県の航空自衛隊小牧基地において小牧基地航空祭が実施される。

Img_8555  ちなみに、sanitaryとは浄化したものという意味で、サニタリーデータとは不具合を言い換えたデータという意味。思い出は美しいままに、というかたちで、あまり不具合については記載されていない。さてさて、三日前には、豊川駐屯地に関するサニタリーデータ()を掲載したが、本日は小牧のサニタリーデータを掲載したい。※をクリックするとリンク先の過去記事と繋がっているので、そちらも参考にどうぞ。

Img_8521  2006年の航空祭に関する記事は、“詳報!航空自衛隊 小牧基地航空祭2006()”

、そして航空祭展開を伝える速報記事“藍より青き大空に 小牧基地航空祭 速報()”である。小牧基地航空祭は、名鉄小牧線牛山駅から徒歩約五分という名古屋から程近いところにありながら、あまり混雑しないことで有名である。

Img_3194  2005年の小牧基地航空祭についての既報生地は、“小牧基地航空祭 詳報()”、速報記事として“阪神→小牧 短報()”がある。初期の記事ということで、写真も小さ目、読み応えは余り無いが、第五術科学校のT-1B練習機、最後の展示飛行が掲載されている。

Img_8310  ちなみに、小牧基地航空祭はブルーインパルスが飛行しないというのが他の航空祭と比べてあまり来場者が伸びない一つの要因といわれている。それでも三万から四万の来場者はあるのだが、名古屋近傍の基地の割にはノンビリとしている。他方、救難教育隊のヘリコプターなどによる飛行展示や、輸送機の機動飛行は中々の迫力で、航空自衛隊でC-130Hが配備されている唯一の基地であるから、見所は盛りだくさんである。

Img_8788  この他、昨年の航空祭にて行事終了後に岐阜基地へ戻る第四高射群のペトリオットミサイルの様子を撮影したのが“航空祭終了後の観閲行進()”である。この横の編隊は、展示飛行の後開場後方でU-125の編隊はUH-60Jの編隊に追いついた情景。プログラムには無いので気付いた者勝ちの情景であるが、こうした情景もけっこうあるのが小牧基地。

Img_8583  この他に航空祭以外の日に基地を撮影した様子が以下の既報記事。“航空自衛隊小牧基地 撮影紀行()”“航空自衛隊小牧基地 神明公園からの撮影()”、やや距離はあるが、ひっきりなしに飛んでいるという印象。タッチ&ゴーの様子も全て見える。この他、岐阜基地で聞いた情報を基に展開した記事、“国産練習機T-1・T-2の終焉()”も小牧基地の一幕を収めている。

Img_2836  サニタリーデータではない航空祭、というと一部の人には戦闘機や練習機による機動飛行が無い点は不満のようだ、あとは駐車場が無い点、こちらは名古屋市内からパーク&ライドがお薦め。小牧線へは名古屋市営地下鉄の環状線である名城線平安通駅から上飯田連絡線を経て名鉄小牧線に乗り入れている。過去にはE-767が地上展示で参加したこともあるが、米軍機などはあまり来ない。

 なお、本日中にアクセス解析開始から22万アクセスを突破する模様、感謝!。

HARUNA

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300系新幹線用途廃止決定と滋賀県新駅中止28日正式決定

2007-10-25 15:16:14 | コラム

■新幹線に関する話題

 同期のHakase氏と話していたら、500系新幹線の山陽新幹線区画“こだま号”運転移行の情報を戴いた。300km/h運転が主柱である500系が“こだま号”運転ということは用廃は遠くないのだろうか。

Img_0930  さて、今回の目玉は、いよいよ300系新幹線の用途廃止が本格化するという情報である。300系用途廃止について、その意義は、N700系新幹線の導入により、700系新幹線と運用の二分化を行うことでコスト低減を目指すという目的があるようだ。これにより、100系新幹線の250km/hの壁を破り高速運転能力を向上させた300系新幹線の用途廃止は急速に進むこととなる。

Img_6082  東海道新幹線の運用する300系新幹線については2011年までに全車用途廃止となる計画だ。なお、現行ではJR西日本が運用する300系新幹線については発表されていない。他方、東海道新幹線の“こだま号”運転は、自動的に700系が主体となるのだろう。

Img_5487  京都近傍の新幹線に関する話題をもう一つ。滋賀県栗東市に建設を計画し、中止が内定していた新駅“南びわ湖駅”が明日、滋賀県栗東市促進委員会にて正式に中止が決定されるようだ。京都~米原間の68km区間は駅の間隔としては東海道新幹線で最長ということから新駅の構想が持ち上がった。

Img_5517_1  他方、京都~米原間は新快速で50分(直通毎時二本)運行されている。新駅建設予定地に近い琵琶湖線草津駅まで、京都駅から新快速で18分(毎時四本運行)、快速・普通で22分、米原から草津までが新快速で31分である。また、“こだま”“ひかり”の停車駅が毎時計二本、“のぞみ”を利用する場合は、京都駅か名古屋駅で乗り換える必要もある。

Img_6084 新駅設置に伴う230億円の費用のうち、自治体負担に関する不合意が中止の大きな要素の一つといわれるが、JR東海道線(琵琶湖線)、から東海道新幹線が離れていることも問題で、琵琶湖線から草津駅にて草津線に乗り換え、栗東市が計画している草津線の新駅から徒歩400㍍という低い利便性も背景にあるのではないだろうか。なお、琵琶湖線栗東駅から1.25km、新快速の停車する草津駅からは2.2km。

 他方で、“南びわ湖駅2012開業”の看板は遠からず撤去されるのだろうし、撮影するなら今の内ということは確かだろう。

HARUNA

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日本貨物鉄道 貨物列車運行EF66形&EF81形電気機関車

2007-10-24 15:56:02 | コラム

■旧型電気機関車特集

 10月16日に貨物列車特集を掲載したが、加えてEF66形電気機関車とEF81形電気機関車の写真を掲載したい。EF66形は寝台特急“なは・あかつき”、EF81形は“日本海”を牽引する電気機関車としても有名である。

Img_4301  電気機関車といえば、近江鉄道博物館が、ひこにゃんで有名な彦根城400年祭とともに開館している。彦根駅の隣で京都駅から新快速で45分、来月末には終了なので、それまでに一度足を運びたいともおもっている。C.ジョニー氏のお話では非常に貴重な電気機関車が多数あるのだとか、しかし、金曜日土曜日日曜日のみの開館であるのがポイント。

Img_4402  EF66形電気機関車。国鉄が貨物輸送用に1966年から導入を開始した電気機関車で、高速貨物輸送専用として投入された。高速貨物輸送とは85km/h以上の速度で運行できる貨物列車であり、貨物列車の高速化は東京オリンピックとともに整備された高速道路網、これを利用するトラック輸送に対抗する意味合いもあったのだとか。

Img_4404  写真の車輌は66-10とあるので、1969年までに20両が整備された一次車である。この他35両が生産された二次車があるそうだが、吸気口の形状変更などで、判別は付けにくい。更に抜本的に性能を向上させ、外観も向上させた100番台がある。

Img_4329  EF81形電気機関車。前述のEF66が東海道山陽を走ることを主眼としたのに対し、電圧の異なる直流や交流区間の存在する日本海側(いわゆる日本海縦貫線)用に導入された。特急日本海を牽引しているのもこうした理由からで、1968年から生産が開始されている。

Img_4330  ほぼ同時期に誕生したEF66とEF81の牽引能力は10パーミルの上り坂で1200㌧の列車や貨物を牽引できる能力がある。81-124とあるので、写真の車輌は152両が生産された0番台にあたる。この他、4両が生産された300番台、0番台14両を重連運行用に改修した400番台、民営化後デザインを一部改めた3両の500番台、5両の450番台などが活躍している。

HARUNA

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陸上自衛隊豊川駐屯地創設記念行事サニタリーガイド

2007-10-23 17:27:34 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■中部方面隊唯一の特科連隊が駐屯

 先週のサニタリーガイド、浜松基地航空祭と伊丹駐屯地祭、アレは距離が離れているし、さすがに迷う人はおらんでしょ、と友人。たしかに、戦車が一杯いる日本原と方面総監部の伊丹を迷う人はいても、伊丹と浜松は天秤に乗らないような気もする。

Img_1517_1  今週末、小牧基地航空祭と豊川駐屯地祭が同日開催である。さあ、どちらも愛知県!小牧には日本唯一のC-130Hを運用する部隊が展開し救難教育隊も所在する。対して豊川には特科連隊、高射特科大隊に普通科連隊(即応予備自衛官基幹)、施設群などが駐屯する一大駐屯地である。さぁ!どっちにしようか!迷ったぁ!という人の為のサニタリーガイド。“豊川駐屯地創設56周年記念行事()”と併せてご覧下さい。

Img_1524_1  伊丹駐屯地祭では訓練展示(模擬戦)が実施されなかったとのことだが、豊川駐屯地祭では訓練展示は実施される。写真は昨年、74式戦車に撃たれた(空包ですよ)瞬間。第10戦車大隊から支援に展開した車輌である。この他、並んだFH-70榴弾砲が次々を空包を発射する。

Img_1064  豊川駐屯地に多くの部隊が駐屯しているのは既に述べたが、その最も端的な写真がこの82式指揮通信車の列である。特科連隊と普通科連隊という二人の連隊長に加え、実質上の連隊である方面隊施設団の施設群が駐屯している。これは観閲行進の規模が大きいことを示しているともいえる。

Img_1078  第49普通科連隊第一中隊の高機動車。基幹要員以外は即応予備自衛官から編成されるコア編成の連隊で、第10師団の師団改編によって新編された連隊である。とはいえ、対戦車中隊を有し、第四中隊には軽装甲機動車が配備されている。

Img_1107  第10特科連隊。海田市駐屯地の第13師団が旅団に改編された際に日本原駐屯地の第13特科連隊が特科隊に縮小、千僧駐屯地の第3師団が師団改編を行った際に姫路の第3特科連隊が特科隊に縮小、第2混成団から改編された善通寺駐屯地の第14旅団も特科連隊を有さない、したがって中部方面隊唯一の特科連隊である。

Img_1167  特科連隊は、連隊戦闘団を編成する際に普通科連隊に直接火力支援部隊として編入する第一~第四までの特科大隊と、全般支援火力として師団の任務遂行にあたる第五大隊があり、四つの特科大隊は元々105㍉砲を運用(現行は155㍉)、二個中隊基幹である。他方、第五大隊は四個中隊基幹となっている。

Img_1174  特科隊は特科連隊の大隊を中隊に置き換えたもので、概ね三個乃至四個特科中隊で編成されており、火力としては第10師団第10特科連隊第5大隊と同じ程度となる。このため、火砲が多く、豊川駐屯地の観閲行進では続々とFH-70を牽引する車輌をみることができる。

Img_1198  第6施設群の観閲行進。隷下には本部管理中隊と四個施設中隊が編成されているが、野戦築城を担当する第369施設中隊は岐阜分屯地、交通支援を担当する第372施設中隊が鯖江駐屯地に駐屯しており、豊川駐屯地には本管中隊と障害構築にあたる第370施設中隊、機動支援にあたる第371施設中隊が駐屯している。

Img_1493_1  訓練展示の様子。日本に上陸した仮設敵が航空機の支援下で地雷原などの障害及び陣地を構築、更に装甲車などの車輌を持って攻撃前進を開始する中、豊川駐屯地所在部隊が高射特科大隊により敵航空機を排除しつつ、火砲により突撃破砕を試みるという状況。

Img_1565_1  普通科連隊情報小隊により発見した目標に対し、施設中隊の70式地雷原処理器と75式ドーザーが障害を除去し、特科連隊が強力な火力により支援を行う下で、普通科連隊が陣地を奪還するというもの。

Img_1643_1  愛知万博のモリゾーとキッコロに対抗できそうな完璧な偽装を施した高機動車。よくみるとMINIMI分隊機銃が搭載されている。運転手のみ露出しているが、車体後部には小銃班が乗車している。訓練展示のメインは、とにかくFH-70榴弾砲が空包を発射する点で、火砲の後ろで操作を撮影するもよし、離れて砲焔を撮影するのもよし、である。

Img_1650_1  豊川駐屯地は、用途廃止となった車輌が多く展示されているのが注目であったが、きくところではかなり減った、ともいわれている。この他、昨年は模擬店やエアクッション(LCACではなくて、動物さんとか)、乾パンの体験喫食(10円)などが行われていた。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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エアフェスタ浜松2007(航空自衛隊浜松基地航空祭)

2007-10-22 20:54:34 | 航空自衛隊 装備名鑑

■航空自衛隊発祥の地

 日曜日、航空自衛隊浜松基地航空祭へ展開した、本日は、その速報である。浜松基地は航空自衛隊最初の航空団が置かれた基地であり、このことから航空自衛隊発祥の地と呼ばれている。Img_4879

 浜松基地へは鉄道利用か自動車かで議論があったが、Shin氏に運転をお願いし(感謝!)、パーク&ライド方式で、高速道路を一路浜松西へ向かい、早朝(深夜?)から渋滞のある浜松基地駐車場を利用するのではなく、浜松駅近傍有料駐車場に車輌を展開させ、タクシーにて向かうという方法を用いた。駐車場は一日で1200円の場所があり、0620時に到着。

Img_5051  浜松基地は0650時より開門となる。飛行展示開始を知らせるオープニングフライトは0745時、T-4の編隊離陸からであるが、それまでに地上展示機を撮影、その後エプロンの端側、地上展示機や消防車が撮影の支障にならない地域に展開。Shin氏と交代で御手洗や糧秣調達などを行う。こういう場合に複数っていいよね。

Img_4822  T-4の中にロービジの機体を発見。基地到着は0710時、開場直後ということもあり、まだ人の数はそれほどでもなかった。最前列ポイントを確保したのは0730時。快晴に恵まれたが、エプロン地区からは逆光になるため、青空も白っぽく写ってしまったのはすこし残念であった。

Img_4855  オープニングフライト。逆光でわかりにくいが、浜松基地第一航空団の第31飛行隊、第32飛行隊四機編成の飛行展示で、いわゆるレッド塗装のT-4練習機も二機混成で編隊を組んでいる。練習機ならではの軽快な運動性能を活かし、編隊飛行やタッチアンドゴーを展示。

Img_4994  オープニングフライトでは、V-107,UH-60J,MU-2,U-125による編隊飛行。陸上自衛隊で輸送ヘリ、海上自衛隊で掃海ヘリ、航空自衛隊で救難ヘリという運用を任されたV-107もいよいよ引退の時が近付いている。UH-60Jと乗員数は大きく違うのだが、機体規模はそれほど違わないことを実感する一枚。

Img_5617  捜索救難機MU-2と救難ヘリコプターV-107の編隊飛行。これは救難展示において撮影した一枚である。浜松救難隊は、岐阜基地航空祭においても救難展示を行うが、基本的にV-107が参加するだけであり、加えて今年度中に双方とも用途廃止となるため、今回の航空祭の目玉の一つとも言えた。

Img_5152  E-767早期警戒管制機による飛行展示、この日は格納庫前に二機、格納庫内に一機、地上展示機として一機という全四機が浜松基地所在だった模様。高価な機体であるが、中々の機動飛行を展示。早期警戒管制機は要撃行動を組織的に複合的に遂行する上で重要な装備であり、他方高価であることからE-2C早期警戒機に妥協する国も少なくない(航空自衛隊も一時はE-2Cに妥協)。

Img_5190  同じ静岡県、静浜基地から第11飛行教育団のT-7練習機が飛来。T-7の編隊飛行を撮影するのは初だったりする。非常に静粛性に優れており、接近するまで判らなかった。なお、T-7Jr.リトルウイングによる地上展示も行われた(リトルの方は朝一番だと、実際に乗って記念写真などもOKだった)。

Img_5237  小松基地のF-15Jによる飛行展示。二機が派手な機動飛行を展示した。うち一機は戦技競技会向けのいわゆる戦競塗装である。F-15Jは教育訓練用に浜松基地にも配備されているのだが、整備用なので飛行展示には参加しないようだ。なお、このあと格納庫展示を撮影中にUS-1が上空を通過したとか。まあ、あれはこの前見たからいいや(マケオシミ)。

Img_5322  岐阜基地飛行開発実験団よりF-2Bが機動飛行に参加。リモート飛行展示が、静浜基地、小松基地、岐阜基地から行われる、というのも浜松基地名物のひとつなのだとか。機体は101号機とあったので、複座型の初号機である。初号機というと、あの映画思い出すのだが、まだ行く時間がない(マダヤッテルノカナ?)。

Img_5449  浜松基地のメインテーマ、大編隊飛行に備え、続々と離陸を始める。機数が多いので、流し撮に何度も挑戦できるのが嬉しい。ちなみに、パンフレットによれば、T-4は“日本の航空業界の総力を結集して開発した純国産中等練習機”とあった。遠からず用途廃止が始まることを考えると、後継機は如何に!?と思ってみたり。

Img_5400  大編隊はデルタと傘型で二度航過展示を行った。十機編隊ともなると大変な迫力である。写真では判別がつきにくいが、第31飛行隊、第32飛行隊から各五機が参加している。エプロン地区にいつも置かれているT-4は、航空祭の開放で場所を観覧者に譲り、滑走路の反対側に並べられていた。

Img_5968  T-4に続いてブルーインパルスの飛行展示がいよいよ開始される。写真は編隊離陸、実は帰投時の写真。短距離で離陸することができるT-4を流し撮しようとすると、手前に来る前に離陸するので、フレームに地上の風景が入らない。帰りは何故か滑走路を逆から離陸したのでこんな写真が撮影できた。

Img_5750  ブルーインパルスは元々浜松基地にて編成された部隊である。このため、浜松基地にはブルーインパルスの塗装を施したF-86が地上展示機として、また広報館にも一機展示されている。二機が掠めて交差するタッククロスなどは、詳報にて掲載したい(多分来年の航空祭には間に合う・・・筈)。

Img_5868  ブルーインパルスの飛行展示が開始される時間帯には、来場者の大半が最前列周辺に進んでくる。やはり、初めて観る方も多いらしく、すれすれで擦違う瞬間などは小さな驚きを与えるようで、そこここで歓声があがる。そんな中にて撮影していると、幾度もブルーを撮影している小生にも新鮮な気持ちを与えてくれる。

Img_6024  ブルーインパルスの飛行をフィナーレとして全展示が終了、その後、帰投フライトの様子を撮影して、航空祭は終了である。ここで、浜松基地の達人というべきMADさんとい合流し、帰投フライトを撮影、同時にカメラレンズなどの知識を教えていただいた。その後、浜松駅まで送っていただいた(ありがとうございました!)。

 以上が浜松基地航空祭の速報である。地上展示機やブルーインパルスなど、後日詳報として掲載したい。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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