北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【防衛情報】イタリアレオパルド2導入交渉とイスラエルメルカヴァ輸出,韓国次世代戦車とルーマニアM-1A2

2023-07-31 20:21:33 | 先端軍事テクノロジー
■■■防衛フォーラム■■■
 今回は戦車の話題です。ロシアウクライナ戦争とともに戦車の重要性が再認識され欧州では特に大車輪で戦車の近代化が進められている。

 イタリア軍が検討するレオパルド2A7/8戦車導入交渉が山場を迎えつつあります、実現した場合、最大60億ユーロ規模の調達は稼働率低迷に悩むイタリアのアリエテ戦車に代えて稼働率が保証された第三世代戦車を導入することとなり、またドイツは過大となっている戦闘ヘリコプター問題をバーターにより解決する道筋が見えたこととなります。

 レオパルド2取得はG2G政府間交渉で既に進展しており、具体的な調達数は示されていませんが、“相当数”という規模で検討されているとし、またライセンス生産の形でレオパルド2の既存車体についてA7もしくはアクティヴ防護装置を搭載したA8相当への改良、または車体そのもののライセンス生産まで踏み込んだ交渉が行われているもよう。

 H-145M軽ヘリコプターを対戦車ヘリコプターへ改修し既存のPAH-2ティーガー戦闘ヘリコプターの代替に充てるドイツ軍の検討についても、今回のイタリアのドイツへの支出へのバーターとしてイタリアのA-129マングスタ戦闘ヘリコプター後継機にあたるAW-249マングスタ2の導入を行う可能性があり、両国の難題を一気に解決し得るのです。
■メルカヴァ輸出へ
 1980年代以降独特の人命重視の設計と敢えて複合装甲を採用しない設計のメルカヴァが。

 イスラエル国防省は中古のメルカヴァ主力戦車について欧州一国を含む二か国へ輸出を調整しています、メルカヴァはアメリカの軍事援助資金により開発費の一部が補填されており、中古車両であっても輸出にはアメリカ国防総省とアメリカ国務省の承認が必要ですが、実現した場合はメルカヴァシリーズにあって初の海外輸出事例となるでしょう。

 メルカヴァmk3とメルカヴァmk2、今回輸出対象となるのは新型のメルカヴァmk4をイスラエル国防軍が充足し且つ改良型のメルカヴァmk5の目処がついたことによる老朽車両の用途廃止が背景にあります。メルカヴァ戦車は車体前部に機関部を配置し、あらゆる空間を中空装甲として用い、mk4まで敢えて複合装甲を採用せず高い生存性を確保した。

 海外供与されるメルカヴァには搭載されない装備としてトロフィーアクティヴ防護システムや車長用ヘルメット型情報表示装置、データリンクシステムなどイスラエル国防軍が減容しようしている最新機材が挙げられ、またMk3BAZのようなBAZ火器管制装置も供与されない可能性があり、純粋に提供可能であるシステムのみを供与する方針です。
■韓国将来戦車構想
 韓国の将来戦車計画が明らかになりましたが我が国の10式戦車に続く戦車はどうなるのでしょうか。

 将来戦車構想としてK-2戦車を置き換える次期戦車の構想を韓国のロテム社が発表しました。新型戦車はK-1A1のような軽量ではなくK-2戦車の流れをくむ重量級戦車として構想され、無人砲塔を採用し操縦区画をすべて車内の装甲カプセルに収容させる設計を採用、車高をK-2戦車よりも大幅に抑え、防御力を高めたまま重量を55tに収める。

 将来戦車の主砲は130㎜砲を構想しており、ドイツのラインメタル社が構想するKF-51パンター戦車計画における130㎜戦車砲という新しい戦車の流れに対応するほか、K-2戦車輸出型で提案されているアクティヴ防護装置による対戦車ミサイル対策や砲塔後部への無人機搭載を念頭とし、また海外市場への売り込みも視野に2030年完成を目指す。

 ヒュンダイロテム社の新戦車構想は一部でK-3戦車という名称で報道するマスコミ事例もあります。一方この新戦車については韓国とともに現在K-2戦車を輸入しライセンス生産の準備を進めるポーランドが関心を寄せており、共同開発が模索される可能性があります。なおK-2戦車は第5生産ロットでは改良型となる構想で、その発展型が新戦車です。
■ルーマニアM-1A2戦車
 東欧諸国は近年エイブラムス戦車の方をドイツのレオパルド戦車よりも関心を寄せているように思えるのです。

 ルーマニア政府はアメリカからM-1A2エイブラムス戦車取得に向けた交渉を慎重に推進中です。ルーマニア国防省はアメリカから中古のM-1A2エイブラムス戦車54両の取得を希望していて、これは新造のエイブラムスを取得することは難しいものの、中古でも関連資材を含めたM-1A2戦車54両の取得費用は10憶ユーロ相当と見積もられています。

 TR-85戦車とT-55戦車、ルーマニア軍の戦車保有数は300両を超えていますが、問題はその中身でソ連製の第一世代戦車であるT-55が数の上では主力、国産のTR-85戦車も冷戦時代にT-55戦車をルーマニアが独自に自国仕様としたもので、何れも最低限の改良は行われていますが、第三世代戦車には到底太刀打ちできない旧式戦車だけとなっています。

 エイブラムス戦車取得については、ルーマニア議会下院国家安全保障委員会が審議中であり、特にTR-85の老朽化が進んでいることから何れ大隊装備が必要であると考えられており、この計画が安全保障委員会において了承される可能性は十分あるようです。他方で、既にルーマニアはGDPの2.5%を国防費に投じており、支出の限界が懸念されています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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ウクライナ情勢-ロシアアフリカ首脳会議の不調とウクライナ軍ザポリージャ州西部主抵抗線接敵

2023-07-31 07:00:39 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ情勢
 本日から"臨時情報ウクライナ情勢"を"防衛情報ウクライナ情勢"と改めます。さてウクライナの反撃はやはり機械化部隊が主軸となっているもよう。

 ウクライナ軍はザポリージャ州西部においてロシア軍防衛陣地の一部を突破した、ISWアメリカ戦争研究所7月26日付戦況分析に明示されました。この反撃は7月26日に機械化部隊を中心に実施され、ザポリージャ州西部のオリヒウおよびロボティンにおいてロシア軍主抵抗線に接敵、一部では突破した可能性がある。反撃が次の段階へ進むか。

 オリヒウおよびロボティンでの戦闘は、これまでウクライナ軍はロシア軍防衛線の前哨陣地を突破できない状況で一か月半を要していましたが、第一次防衛線を突破した可能性を示しています。ただ、ロシア軍は2010年代後半に発表した戦闘教範において防衛戦闘は20㎞幅を確保した防御陣地を示しており、安易に反撃成功とは言えません。
■南部戦線二箇所
 南部戦線の反撃について。

 ウクライナ南部戦線での戦闘が激化している、オリキウ南のロボティネ村とクレミンナ西方のセレブリャンスクの森において過去48時間の戦闘が激化している、29日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告が発表しました。セレブリャンスクの森ではロシア空挺軍隷下部隊が再攻勢を試みているものの大きな戦果には至っていないとのこと。

 ロボティネ村はロシア軍第58諸兵科連合軍の担当地域で、このうち同軍隷下のロシア空挺軍第247親衛空中機動連隊がウクライナ軍攻撃を受け後退したとされています。ロシア軍はロシア本土からの補給線を維持できる東部戦線での再攻勢の動きを見せウクライナ軍をけん制していますが、ウクライナ軍南部での反転攻勢は緩んでいません。
■ロシアアフリカ首脳会議
 アフリカ諸国の主張は穀物安全保障の観点からロシアはさっさと諦めて手を引けという事のもよう。現状では船団護衛さえままならずアフリカは改めて干上がる。

 サンクトペテルブルクで行われたロシアアフリカ首脳会議について、参加国が前回の43か国から17か国まで減少したとのこと。7月28日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告が発表しました。これはロシアが脱退した黒海穀物合意による3000万トンに及ぶ小麦などのアフリカ向け穀物輸出が中断していることへの影響が考えられます。

 ロシアアフリカ首脳会議はロシアの黒海穀物合意離脱から10日後となっています。これによりわずか数日間でもエチオピア、ケニア、ソマリア、スーダンなどの各国ではパンなどの生活必需品の価格上昇が始まっており、今後二年間のアフリカ全体での食料不安深刻化が確実視され、ロシアは代替輸出を提案していますがまだ確証がありません。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【日曜特集】小牧基地オープンベース2019【8】過去十年間航空救難成功一件(2019-11-09)

2023-07-30 20:21:39 | 航空自衛隊 装備名鑑
■困難に挑む航空救難
 海上での飛行訓練が基本となっている自衛隊にとって航空救難は万一の際に一刻を争い、しかし過去十年間で一回航空救難に成功しています。これを多いと考えるか考えないか。

 航空救難団の技術を疑う訳ではないのですが日本の自衛隊機事故では過去10年の救命率が低いのです。そんな中でU-125救難機を廃止しようとしている。その分、UH-60Jを増強するとかMV-22のような高速の救難機を入れるでもなく、純減させるという話です。

 U-125廃止反対にこだわるのは、自衛隊の航空機事故救命率が顕著に下がっている為なのです、過去十年、墜落による航空機事故で救命された事例が九州沖でのF-2戦闘機墜落事故一件だけ、これ以外は基本的に殉職しているという現実があるためです。

 海上での墜落事故が多いため。日本がもし、ヨーロッパの一部であったり中国大陸上空での訓練が可能であるほど日中関係がよかったり、もしくは日本列島がオーストラリアやアメリカくらい国土が広ければ、陸上で飛行訓練ができるのでしょうけれども。

 2012年4月15日陸奥湾SH-60J哨戒ヘリコプター墜落事故では死者1名、練習艦隊見送り中の護衛艦へ接触して墜落した事故です。2015年2月12日えびの市OH-6DA練習ヘリコプター墜落事故、山に激突し死者4名、墜落は1107時で機体発見は翌日0918時だ。

 救命が成功した事故は、一応防衛省は不時着に区分していますが2015年2月17日の和歌山沖OH-1観測ヘリコプター不時着事故で、海上に不時着したので機体は水没しています。もっとも、航空救難ではなく脱出した乗員2名は自力で海岸まで泳ぎ着いたという。

 US-2救難飛行艇も不時着事故を起こしているが、乗員は無事でした。2015年4月28日に足摺岬沖40kmでフロート破損により海面に機体がたたきつけられ破損、これは救難に成功している。しかし救助したのは救難ヘリコプターでなく近くを航行していたタンカーだ。

 飛行点検隊U-125鹿屋市墜落事故、乗員全員が死亡した痛ましい2016年4月6日の事故ですが、機体がレーダー上から消えたのは1435時、おおまかな墜落位置がわかっていたのですが機体発見は翌日0630時とやはり時間を要しています。全員死亡の事故は続く。

 北海道LR-2連絡偵察機墜落事故、2017年5月15日に発生した救急搬送任務中の陸上自衛隊機墜落事故も機体発見は事故翌日となり登場した4名全員が死亡しました。同年8月26日には護衛艦せとぎり艦載機SH-60Jが竜飛岬沖で墜落し乗員4名の内3名が死亡した。

 2017年は事故の多い年でして、10月17日には浜松救難隊のUH-60Jが遠州灘で墜落し乗員2名が死亡するとともに1名は未だ見つかっていません。もう一つ、2018年2月5日には佐賀県の住宅地にAH-64D戦闘ヘリコプターが墜落、乗員は脱出ができませんでした。

 ブルーインパルスが2014年1月29日に松島湾上空で接触事故を起こしていますが、このときは墜落していないので死者はでていません、救命率の観点に立つならば航空機事故でも落ちなければ死者は出ないのですが、これはまあ、当たり前と言えば当たり前か。

 ファントムが2017年10月17日に百里基地の誘導路で脚が折れて火災事故に見舞われていますが離陸前であったために乗員は脱出し無事でした、UH-1横転やCH-101横転など、これも飛行場での離陸前の事故ですと救命率は高くなるのですが、これも当たり前やも。

 F-2B山口沖墜落事故、航空救難が成功したのは過去10年間でこれくらいしか思い浮かびません、事故は2019年2月19日に発生、築城基地を離陸したF-2Bが山口沖で墜落し、レーダーから機影が消えたことを受け航空救難を発動、洋上で乗員2名を無事救難した。

 F-35戦闘機墜落事故、F-2は救難に成功して一方で航空機事故は一件発生すると続く故に懸念していましたが二ヶ月と経ない2019年4月9日に三沢基地のF-35戦闘機が青森県135km沖合の太平洋に墜落し乗員が死亡、F-35戦闘機では世界初の墜落死亡事故に。

 飛行教導群F-15DJ墜落事故、わたしがU-125が絶対必要だと主張する背景には、もちろん上記の事故すべてを挙げるのですが、筆頭にあげたいのは2022年1月31日の小松基地沖墜落事故で、これは絶対に救命されるものだと思っていたから。しかし現実は厳しく。

 小松沖の事故では群司令が搭乗したF-15DJが離陸し基地から5kmの近距離で墜落、小松救難隊が直ぐ救助するだろうと思いましたが、事故から2時間後に海上で浮遊物を発見するも、肝心のラジオビーコンが水没し機体発見が事故から12日後だった、遅くはないか。

 U-125救難機の廃止理由は墜落事故が発生してもラジオビーコンロケータにより機体の位置は把握できるために必要ない、という説明でしたので、いや作動しなかったじゃないか、司令が殉職しているんだぞ、と大声で反論するのです、嘘いうんじゃない、と。

 ラジオビーコンで、たとえば海中100m程度ならば衛星に発信できるようなものを開発すべきとは思うのですが海中は電波が通りません、ニュートリノ発信器のようなものは理論としてはあるようですが現実的に今の技術ではまだSF世界の理論だという。

 第8師団長遭難事故、もう一つラジオビーコンへの不信感があるのは今年4月6日に発生した宮古島UH-60JA墜落事故で、搭乗者10名全員が死亡、遭難した師団長は中将にあたる陸将ですので、沖縄戦の牛島第32軍司令官や在日米軍司令官の同格だ。

 航空救難が早ければ救命できた事例はないのか、御巣鷹山の日航ジャンボ墜落事故での生存者救出というものを知っている世代ですので、山の尾根に激突したり、また海上で発見された遺体という状況であてもいち早く発見していれば救命できたのではないか。

 御巣鷹山のジャンボ墜落事故では生存者4名、夜間の墜落事故でしたが機体の発見がもう少しは焼ければ生存者がもう少し多かった、と証言がある。いや、当時のV-107救難ヘリコプターやMU-2捜索救難機は夜間山間部での飛行能力がなかった事情があります。

 日航ジャンボ機墜落事故があったからこそV-107救難ヘリコプターの後継機に夜間での山間部飛行能力を持つUH-60J救難ヘリコプターが採用されたという実状もありますので、日本は1980年代には教訓を活かしていた。しかし今はどうなのか。人命は軽量化したか。

 ゲルショッカーではないのです、自衛隊は。失敗したものは生きている価値がないとゲルショッカーは掟を書いていましたが、自衛隊はショッカーじゃないのですから、航空救難は重視されるべきですし、実際MU-2が多数合った時代は海上救命率も高かった。

 救命率の観点から言うのは、とにかく墜落事故で過去十年間、2019年のF-2墜落事故以外は、基地で離陸前とかヘリコプターのホバーリングや不時着でなければ殉職事故となっている、救命できていないという事例とラジオビーコンの不作動ばかり。現実をみよう。

 CH-47輸送ヘリコプターは航空救難団所属ですので、例えばU-125と同じ数だけこれを増強して、アメリカ軍のMH-47Gのように救難任務に充てるとかも考えず、しかもUH-60Jは新造機で置換え当面改良型は来ない、これでは人命軽視というほかありません。

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【京都幕間旅情】【京都幕間旅情】阪急6300系電車と8300系電車の並びと確実に熱くなっている京都の温度

2023-07-30 18:11:44 | コラム
■真夏の空と阪急電車
 青空と日差しが爽快感というよりも今の熱さから痛さを感じる。

 6300系と8300系という北大路機関創設当時を象徴するような並びが撮影できる駅といえば桂です、6300系は嵐山線で現役ですからね。しかし、熱い、暑いのではなく危険性を示すには熱いという漢字を充てねばなりません。夏の熱さと書いても最早誤変換では、ない。

 Weblog北大路機関は創設当時、今ほど写真アーカイブが充実していませんでしたので、大阪や神戸で夏の艦艇広報が行われる際には、こうして阪急特急で足繁く出かけて行ったものなのですが、考えてみると確実に夏は暑くなっていて、酷暑が常態化していますね。

 夏の艦艇応報が減った、こう書きますとCOVID-19コロナの影響だろう、こう反論されるでしょうが、2018年ごろから自衛隊は地方隊のサマーフェスタを徐々に取りやめて、舞鶴がサマーフェスタをグリーンフェスタ、今年はついにオータムフェスタにきりかえました。

 舞鶴はフェーン現象で府内でもっとも気温が高い街と、一昔はなっていましたが2010年代にはいると京都市内の気温上昇に負けている状況、いやそんな競争なんてしなくとも良いのですが、サマーフェスタはもはや気温が高すぎてできない、ということなのでしょう。

 横須賀もサマーフェスタをオータムフェスタに切替えました、なにしろ熱中症での救急搬送が当たり前のようになっている現状ですので、みなさんスイブンをジューブンにホジューして気を付けまショー、なんてアナウンスだけでは土台防げない水準になっている。

 気候変動、これは化石燃料使用や農林漁業によるメタンガス放出など温室効果ガス放出以外に理由が見つからず、例えば人間由来以外の太陽活動活性化と火山活動の回数などでは説明がつきません、気温は、自衛隊行事一つとって確実に影響が顕在化しているのですね。

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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:名古屋名駅-ロースにカルビとホルモンにタンで迷う西口焼き肉

2023-07-30 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 はるなさんが今回グルメしたのは名駅、名古屋駅のことをこう呼ぶのですが今回の話題は名駅西口のビッグカメラやアニメイトなんかがある駅前の一角で千里馬薬局とかがある当り。

 名古屋、第10師団司令部が置かれ小牧基地は県営名古屋空港と、COVID-19の時代という航空祭も駐屯地祭も艦艇広報も行われない長い数年間では北大路機関では可能な限り名古屋へ所用があった祭には小牧基地を撮影していたものです、F-35もかなり撮影できました。

 焼き肉ホルモンせいだ。暖簾にビールと大書されているのだから、これはもう呑むほかないよね、と。ふう、というよりもぷう、と蒸し暑い中の息苦しさから解放されるような冷房とともに、さてなにを頂こうか、と倦怠感が開放感にかわる、そんなお店の門扉で。

 名古屋駅前、東海道本線と中央本線に東海道新幹線と関西線や近鉄線と名鉄線と地下鉄線にあおなみ線と、まあ本当に多数の路線が乗り入れる拠点駅なのですが、その駅前には飲食店も数多く、慎重にさがせばまったくランチタイム、人のいない美味しい店が、ある。

 せいだ。焼き肉を。気合いを入れたいときには焼き肉を即物的に咀嚼してかみ砕いて呑み込み味わうことで、けっこう気分が一新するものです、目の前で食材が料理に変化する様子を自分の手で行う、というところになにか気分を切り替えるところがあるのでしょう。

 ビールとともに、一仕事終えて撤収するだけの昼のひとときを楽しみます。考えてみれば、COVID-19の時代は慎重ではあったのだけれども、個室で楽しめるお手軽なお店や外で文字通り外食というテラス席のお店などなど、探す新しい発見の日々でもあったのですね。

 せいだ西口店。西口というのは名古屋駅のことだと思うのですが、比較的新しいお店です。故にまだランチタイムに焼き肉という事で集まるほどの知名度ではないのかもしれませんが、こういうひと気はないお店で美味しいお店を、たぶん穴場、というのだろうなあ。

 牛肉を。目の前で焼き上げる、そう今日は丑の日なのですが、丑の日といえばウナギというところですけれども、古来は"う"のつくものを頂いて夏のスタミナ不足を乗り切る、というおはなしですので、ビーフと言わずうしさん、といえば"う"から始まることに。

 ランチタイムでは一皿のお肉とライスにつけあわせと、そして焼き肉や三にはうれしいランチタイムごはんおかわり無料という。もっとも、あたりまえですがビールはオプションです。一番搾り、お昼に頂く罪悪感はありますが、これだけ無人ならば気にならない。

 ロースにカルビとホルモンにタン、こういうものこそ盛り合わせ、というのでしょうね。さあこまるのはどれから頂こうか、というところ。うまいものがあれば一皿単位で追加する、というのもありなのかもしれないが、焼き肉は食べる順番で焼く順番で気分が変わる。

 カルビを最後にするか、タンのいちまいものを美味しく最後に頂くか、ああするとビールはどうしよう、ビールは兎も角さすがにランチタイムに焼酎なんていうのは行き過ぎのようにも思えるし、いややってしまうか、なにか考えながら焼き上げるのは、たのしいね。

 じゅうじゅうと音を立てて鉄板の上で。焼きあがると言うけれども、このあがるという表現、実は駅前雑居ビルの七階にあるのだ。ここをみつけたのは偶然に近いものがあるのだけれども、思い切って入ってみてよかった、穴場的な焼き肉屋のランチは貴重だ。

 ライスとともに味噌汁、焼き肉はおもしろいようにご飯が入る、付け合わせのナムルもキムチもご飯をするする入れてしまうので、食べ過ぎないように。当たり前だけれども味噌汁は名古屋なので赤出汁だ。これとてご飯によくあい、ご飯の相棒ばなりが並ぶ。

 焼き肉に寿司と居酒屋、にPCRセンターCOVID-19の気配は残っているのだけれども、スタミナを充電してゆかなければ、結局は健康を損なうのだ。すると感染症法五類変更後に観戦者は八倍となり、昨年日本人口は80万減った、そのなかで慎重に楽しみたい。

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ありがとう!Weblog北大路機関創設十八周年記念日/北大路機関創設二〇周年記念,今後ともどうぞよろしく!

2023-07-29 20:05:29 | 北大路機関特別企画
■七月二十九日は創設記念日
 本日七月二十九日はWeblog北大路機関の創設記念日です。

 Weblog北大路機関はおかげさまで18周年を迎えました、そしてもう一つ、北大路機関は創設20周年、十年一昔、とは言ったものですが20年となりますとなかなか想像できないもの。大学の安全保障研究会は別の名前になってしまいましたが継承はされているそうで、これもよくぞCOVID-19の厳しい時代を生き抜いたものだなあ、と感心するものです。

 日本の防衛、在日米軍再編、京都寺社仏閣、鉄道、基本的な掲載内容は創設当時に手探りで模索しました内容をそのまま維持していまして、近年はここにグルメ特集が加わり、京都関連の話題と鉄道関連の話題も一時は掲載に間隔があいてしまいましたが、鉄道は日曜日や祭日などの午後、名所旧跡寺社仏閣は水曜日、と再開しました次第です。

 臨時情報、という。もともと北大路機関は時事情報を扱うとともに自衛隊関連行事を紹介してきましたが、毎日2000時頃に記事を掲載し続けるには、ある程度事前に作成した話題を掲載しなければ掲載維持は難しくなります、すると、時事的な話題は少し間をおくこともあり得る、この打開策として昨年から0700時朝の掲載を開始したという流れでして。

 0700時ということで、前夜までに内容を精査して掲載準備を行う必要があり、時間がないときは喫茶店などの話題で代行することもあるのですが、やってみると難しく、また夜の記事と比較した場合、文章は半分程度の内容なのですが、なんとか掲載し続けることができている。ちょっとした冒険的な変更も、事案が許す限り当面継続してゆきたいと思う。

 毎日のアクセス数は数千から一万強という数字を維持していまして、これは大変なものだとおおくの閲覧者の方々に感謝しています。特にSNS時代という、個人の情報発信手段の変容を前にWeblogは広義にはSNSに含まれるものの、媒体としては旧式のものであり、長文をじっくり作成する内容が時代に取り残されている指摘はある。それでも、です。

 Weblogは、しかし、SNSの中では長文を掲載可能であり、内容は理論や主張を整然と示すには一定の文章が必要で、例えば新聞記事や通信社記事などを紹介し、これを分析するには同量以上の文章が、分析に加えて持論を加えるにはそれ以上の文章が必要となる、単に感覚的な内容に依拠した賛成反対を示すだけでは一過性の放言と変わりありません。

 記事、という表現で毎日Weblogを更新するのは、情報をまとめて文章に書きあげる、という行程を歩むとともに、しかし長文となりうる文章を読んでもらう、という受け手とともに双方があって初めて成り立つものですので、今後も記事の作成を、誤字脱字の校正含め可能な限り継続してゆきます、読者のみなさまもご笑覧いただくことができれば、幸い。

 18周年、そして20周年、Weblog北大路機関と北大路機関はここまで続き、また並んでいます。Weblogを運営開始するまでの2年間の違いというものは、ここまで長くなりますと保安隊と自衛隊のようなもので、もう2年差はきにならなくなるほどと感じるのは私だけでしょうか、ちょっとここまで長く続いたものだすごいものだなあと驚きを禁じ得ません。

 2003年と2023年を比較しますと、2003年といえばイラク戦争開戦の年であり、自衛隊イラク派遣としてイラク復興人道支援が開始、9.11同時多発テロの記憶も鮮明であり、対して中国軍の軍事脅威は冗談の対象という時代、まだまだ外洋海軍にはほど遠く、むしろロシア海軍の再構築のほうへ関心が集まっていた、今思えば牧歌的、そんな時代でした。

 ロシアウクライナ戦争により、ロシアはNATOの東方拡大を危惧云々という口実でウクライナに侵攻しましたが、そのロシアは2003年の時点でNATOオブザーバー加盟国で、レオパルド2中古車両とイタリアのチェンタウロ装甲機動砲の採用を検討していた時代、NATOではなくロシアがNATO加盟さえ視野に接近していた時代、今とは大分違う。

 2003年と2023年では安全保障環境がここまで激変してしまっている。このWeblogを創設した18年前にしても、防衛力も周辺情勢についても、大きく変化しています。なかには時際的な視点から今見れば的はずれな視点も多く掲載しているのですが、アーカイブ的なバックナンバーとともに、次の世界の展開を見守ってゆきたいと思います。

 2025年という、再来年はWeblog北大路機関が創設20周年を迎える、この際に毎日掲載を維持できているのか、どういった内容を掲載しているのか、存続できるのかということさえ不確定であることを考えますと無責任な抱負と希望ではあるのですが、今後もWeblog北大路機関についておつきあいいただければ、幸いです。また一年、宜しくお願い致しますね。

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【京都幕間旅情】阪急8300系天神祭ヘッドマーク車,18年前のあの日あの時クロスシート車が来ていたら

2023-07-29 14:41:34 | コラム
■ロングシート車の特急
 8300系ではなくあの日のあの時に6300系特急が来ていたら違ったのだろうなあ。

 2005年7月29日の深夜に阪急十三駅にて神戸本線から京都本線までの乗り換えを待っていた際にやってきたのは8300系のロングシート車でした、神戸での大学関連慰労会で紹興酒をたくさんたくさんいただいた当方は、よく三宮までたどり着けたものだとおもいつつ、せめて烏丸駅まではゆったり帰ろうということでクロスシート車の特急を待っていた。

 天神祭ヘッドマーク車ではなかったのですが、そういえばWeblogというものが個人の情報発信手段として主流になるという話題がゼミでのメディア論プレゼンテーションに示されていましたのを記憶していまして、それならばとエアエッジ、懐かしいPHS方式の端子、当時はWifiなんて無かった、これをdynabookに挿し込み膝の上でWeblogを起ち上げた。

 北大路機関というのは大学の安全保障関連自主ゼミであり、ここがWeblogを運用開始するのはもう少し話し合う必要があったのですが、2003年に創立された自主ゼミを期限とするWeblogが、その数年間で様々な広がりを見せて今に至ります。よくぞ今まで継続できたものだと驚くとともに、しかしアクセス数も凄いものになっていると重ねてこれもおどろく。

 6300系特急はWeblog北大路機関創設後、京都本線特急運行からは退役し過去のものとなり、京とれいん、という列車もその後運行開始されそして世代交代を迎えるという転換点もみまもることとなりました。時代は3扉車の9300系特急となりまして、それは同時にクロスシート車で片側2扉車という阪急の象徴が3扉車へ転換する事も意味するのですが。

 インターネットよりも過去の資料は集めた書籍や開示資料と図書館と個人の持つ資料などに依存していた当方ですので、Weblogを起ち上げるというのはちょっとした転換でしたし、今の様に簡単にインターネットに接続できる時代では無かった、写真一つ上げるのにPHS方式では接続の良い場所を探さねばならないという、そんな時代に十三はPHSが繋がった。

 18年間で世の中随分変わったものですが、そんなWeblog北大路機関は本日創設18周年をむかえることとなりました。8300系の特急ではなく快速急行の黄色い種別表示出会ったような、いや7300系かいいや8300系であったようにおぼろげに記憶しているところですけれども、今後ともゆったりした理由で始まりましたWeblog北大路機関をよろしくお願いします。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-滋賀彦根,ウクライナ料理の美味しいウズバルとボルシチとムレンツィとシェフ待つ事情

2023-07-29 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 彦根市内は京都市内よりも三度か四度ほど涼しく湖北からの風は乾燥していて蒸し暑さも感じず、城郭に寺社仏閣と実は避暑には良い一角ではある、けれども湖北に吹く風はロシアから吹く。

 ロシアウクライナ戦争は留まるところを知らず、ロシア軍事脅威とともにロシア中国軍事協力強化を受け中国の軍事的ポテンシャル増大が欧州へ伸びる懸念から欧州各国は日本との防衛協力を強化、フランスが本日まで来週はイタリア空軍が日本へ展開を開始する。

 海軍記念日の五月二十七日に新しいウクライナ料理のお店が彦根市に誕生した、こうした話題が有りまして、なんでもウクライナ避難民の方が開いたというお店、狙ったわけではないと思うのですが敢えてお店の開店日が海軍記念日に出すというのが凄いじゃあないか。

 キャッスルロードという彦根城の城下町に誕生しましたこのお店はNHKでも紹介されているのですが、ウクライナ避難民の母娘が、御主人が戦時体制下で出国できない状況で、シェフを待つお店として紹介された新しいお店です。良い所に良いお店が増えたという。

 ファイナ。ウクライナ料理の名店は彦根城キャッスルロードの、石田三成所縁の寺院として知られる宗安寺の目の前にあります。お店のランチョンシートはウクライナの地図が用いられていまして、そうこのあなりでこう反撃が進み、ここが激戦地、とおもいうかぶ。

 ボルシチとムレンツィとマッシュポテトとがセットで軽いランチをほんとにお安く提供しています。赤いこのビーツをつかったボルシチがボルシチ発祥の地キエフ風味という。サワークリームの酸っぱさを後載せで頂くのですが、なるほどこの変化が味わいのたのしさ。

 ムレンツィ、ホットケーキのような甘い生地でくるまれた料理で、サーモンとチキンとチーズがお店では供されている、ムレンツィセットという三種類愉しめるセットもあるのですが、最初はボルシチを頂きたく、そこでムレンツィと両方愉しめるメニューを頂いた。

 ファイナさんは、お店の奥がうなぎの寝床のような京都風の奥行きとなっていまして、時間帯はランチタイムを少しへた頃合いなのですが、混雑していなくて助かりました、そこでボルシチも美味しかったのですが、お恥ずかしい、物凄い頭痛に襲われ熱中症気味に。

 ウズバルというウクライナの飲み物を頂く、どんなものかウズウズしつつのウズバルなのですが、ほう、レモンティーの甘さを強めた様な独特の爽やかさ。ううむ、酒精の強いものは頭痛薬を服用してしまいましたから頂けません、しかしこういう美味しいのは助かる。

 空軍の支援が望めない中で反撃を展開する、F-16戦闘機の供与を渋るアメリカでは航空優勢が無い中で世界最強を自称していた陸軍が数カ月間もの時間を費やして構築した防御線に挑む事が如何に難しいのか、苦戦状況に心が痛むとともに反転攻勢の成功を改めて祈る。

 美味しいお店であり、これは縁なのですけれども、ウクライナ戦争というものがあって初めて成り立ったという複雑なお店ではある、ただ、美味しいお店なので彦根は毎日通う訳には参りませんが、城郭探訪の際にはもっと探訪してみたいと思う味わいでした、ね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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令和五年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2023.07.29-2023.07.31)

2023-07-28 20:09:58 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 熱い日々が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の自衛隊関連行事紹介です。今週末は北海道から九州まで航空祭に秘密基地的な基地一般公開と体験航海や基地祭に港まつりなどなど様々な行事が予定されています。

 千歳基地航空祭2023・令和五年度空のまち航空祭、今週末最大の自衛隊関連行事はこの千歳基地航空祭です。今年度の航空祭は自由入場、つまり昨年度までの事前応募による抽選や登録は必要なく、名実ともにCOVID-19前のように“行けば入れる・行けば見れる”航空祭に戻った、という事を意味します。ようやく日常が戻った、というところでしょう。

 北海道の空の守りという千歳基地、第2航空団はF-15J戦闘機二個飛行隊より成り、また政府専用機と千歳救難隊が展開している基地でもあります。千歳HPを見ますと、F-15J戦闘機とB-777政府専用機にUH-60J救難ヘリコプターとU-125救難機の写真があるのみ、航空祭プログラムが特設ページに掲載されておらず、これはお楽しみということなのかも。

 八雲分屯基地開庁46周年記念行事、土曜日に執り行われます。北海道二海郡に所在する、航空自衛隊の秘密基地的な基地祭です。秘密基地にしては堂々と一般開放している、こう思われるでしょうが実は此処、ペトリオットミサイルの基地なのですが同時に代替飛行場という千歳基地に万一の事があったの臨時飛行場として滑走路も整備されているという。

 八雲飛行場は1800m滑走路を有し戦闘機の発着が可能、誘導路も舗装されていておなじく1800mの長さが有ります。八雲町は千歳基地と函館空港のちょうど中間に位置し、またペトリオットミサイル部隊は北部高射群の第20高射隊と第23高射隊が展開している、格納庫や整備施設と補給施設はなく臨時ですが、空への日本の備えが、垣間見えるのですね。

 酒田港掃海艇はつしま・あいしま一般公開、山形県の酒田港袖岡埠頭に掃海艇2隻が入港します、30日は1300時から1600時まで、31日は0900時から1100時まで一般公開を予定、えのしま型掃海艇、すがしま型掃海艇の一般公開です酒田港は最上川の河口に隣接しているのに護衛艦もがみ来ないのかよ、と思われるかもしれませんが、それは来週来る。

 浜松広報館エアパーク救難ヘリコプター展示イベント、浜松基地に隣接するエアパークでは今週末の土曜日、つまり明日か、UH-60J救難ヘリコプターの展示イベントが行われる。広報館の目の前が小規模なエプロン区画となっていまして、ここに航空機が展示されます。広報館にも様々な航空機が展示されていますので、興味のある方はぜひ、どうぞ。

 下関基地隊サマーフェスタ2023、体験航海があるそうです、事前応募制で掃海艇とよしま参加の予定、流石に当日補充はないのでしょうがこういう時は早めの行動が良い事がある、せめて出入港は見られますからね。第43掃海隊の基地である下関基地は体験航海の他、ゴムボート港内クルーズなども予定、山陰本線吉見駅から徒歩20分という小さな基地です。

 鹿児島港自衛隊みなと祭、土曜日と日曜日に執り行われましてちょっと台風の動きが気になるところなのですけれども今年度は護衛艦せとぎり、せんだい一般公開と陸上自衛隊航空自衛隊装備品展示などが予定されています九州なのに、せんだい、佳代、と思われるかもしれませんが仙台市ではなく川内川が由来です。川内ですが夜の一般公開はありません。

 鹿児島港自衛隊みなと祭は鹿児島港北埠頭で実施予定、ちょっと台風の動きが懸念されるところですが新たに発生した台風六号が九州に接近するのは来週ということですので、備えと共に港まつりには影響ないもよう。ただ、一応最新の情報をご覧ください。さていずれの行事も、真夏物凄い温度、体調管理と水分補給などを充分ご留意の上お出かけ下さい。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・7月30日:千歳基地航空祭2023・令和五年度空のまち航空祭
・7月29日:八雲分屯基地開庁46周年記念行事
・7月30日・7月31日:酒田港掃海艇はつしま・あいしま一般公開
・7月29日:浜松広報館エアパーク救難ヘリコプター展示イベント
・7月29日:下関基地隊サマーフェスタ2023
・7月29日・7月30日:鹿児島港自衛隊みなと祭

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ハリコフ州・ルガンスク州のロシア軍活性化とロシア義務教育に戦闘用無人機操縦

2023-07-28 07:00:32 | 国際・政治
■臨時情報-ウクライナ情勢
 再攻勢を計画しているのか南部戦線ウクライナ攻勢への牽制か。ただロシアの主力火砲は近代化の遅れにより旧式で退役した75式自走榴弾砲でも対抗出来そうな水準ではあるのですが。

 ウクライナ東部のハリコフ州やルガンスク州において20日前後からロシア軍の砲撃が増加傾向にある、イギリス国防省23日付ウクライナ戦争戦況報告で発表されました。これを以てロシア軍ハリコフ州再侵攻の攻撃準備射撃と解釈すべきではありませんが、意図的に流されるロシア側の偽情報などにより戦況の分析が困難になっているとのこと。

 ルガンスク州における砲撃は、再攻撃ではなくイギリス国防省分析としてルガンスク州占領地の維持に向けた緩衝地帯確保へ、東方のオスキル川まで後退するための攪乱射撃であるという見方、また南部戦線のザポリージャ近郊でのウクライナ軍前進を受け逆にハリコフ州防衛へウクライナ軍戦力を抽出するための陽動という可能性があるようです。
■臨時情報-ウクライナ情勢
 古典的な欺瞞ではあるのですが。しかし日本も浜松の駐機場にE-767のシルエットくらいは描画しても良いのではないかなと思う事はある。

 ロシア航空宇宙軍は偵察衛星対策として基地駐機場に航空機の実物大シルエットを描画している。これは6月26日に撮影されたアメリカ民間衛星写真会社のロシア軍基地に描かれていたもので、数日間にわたり航空機の機影を描く様子が確認されています。偵察衛星対策に航空機を地上に描画するのは古典的手段ですが一定の有用性があります。

 Su-30戦闘爆撃機の機影が描かれていて、航空機基地での描画は、赤外線放出量などの検知能力を持たない画像偵察衛星には有用ですし、また、基地への巡航ミサイル攻撃等を行う側には攪乱要素に、また、安価な自爆用無人機などはセンサーを安価なものとしているものが多く、古典的な偽装手段が再評価されることとなるのかもしれません。
■臨時情報-ウクライナ情勢
 ロシアの小学生はたいへんだ。

 ロシアの義務教育に戦闘用無人機操縦が新たに加えられる、24日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告にてロシアのアルテムシェイキン上院議員発言として記されています。ロシアでは既に義務教育における軍事教練が取り入れられ、小銃訓練や手榴弾訓練と応急処置などが訓練され、無人機操縦は9月1日から学校10年生以降に義務化される。

 義務教育に加えられる戦闘用無人機操縦は地形偵察や敵対無人機対処法で、生活安全基礎という名称の軍事教練に加えられるとのこと。ただ、ロシア全土では現在無人航空機が枯渇している状況であり、学校現場にどの程度の無人機を集められるかは未知数、一方ロシアの無人機重視の風潮が義務教育における軍事教練まで達したのは驚きです。

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