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2024スキー16日目高峰マウンテンパークで試乗会

2024年03月31日 21時07分29秒 | スキー


3月24日。日曜日。2024年シーズン16日目のスキーに長野県の高峰マウンテンパークにでかけた。早朝に家をでてやってきたが、チェリーパークラインは峠の手前4キロの地点から積雪があり、チェーンをまいた。私のハイエースはFRで、スタッドレス・タイヤを装着していても、登坂は常にスタックの危険をともなうのだ。したがって早めに、安全な場所でチェーンを装着することにしている。



峠道はものすごい急坂、ヘアピンカーブの連続で緊張した。眼下に雲海がひろがっていたが、眺める余裕はまったくなかった。高峰マウンテンパークはとても気に入っているのだが、このアプローチはあまりにもきびしい。



高峰マウンテンパークは先週のバッチテストから2週連続で、今回はアルペンの試乗会があるとのことでやってきた。岩鞍でも試乗会はあったのだが、フィッシャーやオガサカ、サロモンのメーカー個別のもので、いろいろな板にはのれないし、そもそも希望者がおおくてフィッシャーしか試乗したことはない。それでフィッシャーの板を愛用してるのだが、今回は多数のメーカーの板があるし、1日に100人と参加者が限定されているからきてみたのだ。狙いは小回り用のモデルである。いまつかっているアトミックが古くなってきたので更新をかんがえているのだ。



当日は高峰マウンテンパークの技術戦の日で、多数の選手やデモンストレーターの方がいらしていた。



試乗会は9時からで、リフトは8時半スタートだから、まずダイビングコースをまわすことにする。



昨日雪が降ったため雪質は良好だ。



技術戦の出場選手たちとセパレートされたダイビングコースを滑走する。みなさんとても上手いし気合がはいっているので、当方は気おされ気味だ。



やがて大会がはじまり、前走のデモンストレーターの方3人が滑走したが、その桁外れなすべりにおどろかされた。私は知らないが有名なデモの方たちだそうで、全日本クラスは達人の域をこえた、規格外の異人の世界だとかんじられた。



試乗会でまずためしたのはオガサカのТCーSである。165センチ、ラジウス12、9。173800円税込みでビンディングは別売り。技術戦小回りモデルとのこと。私には完全にオーバースペックだ。



このモデルは軽くターンするが、エッジがひっかかる感じでフィーリングがあわなかった。技術戦に出場する選手で、この板をはいている人が何人もいたから、エキスパートにはフィットするのだろう。



技術戦のスタートをまつ選手たち。



つづいて試乗したのは乗ってみたかったフォルクルのレースタイガーSC。165センチ、ラディウス12、1。税込み165000円。これはビンディングつき。



テールに13とはいっているモデルだ。とても軽快でスピードをだしてもブレず、好みの1台だった。ただ黄色はどうかなとおもう。それにこの上のモデルがあるそうだが、試乗にでているとのことで、そちらもためしてみたいとおもった。



そして現在愛用しているアトミックのS9iのニューモデル。165センチ、ラディウス12、5。税込み188210円でビンディング付き。



とてもターンしやすい板で、軽い乗り味。そして速度を上げても安定感は抜群だ。今の板とおなじくフィーリングがとてもあうし、デザインもカッコいい。



昼はレストランが混みそうなので10時すぎに昼食とした。この時間はすいていて、メニューはカツカレーのサラダ付きをチョイスする。1600円。アンテロープカレーとコースの名がつけられていて、すごいボリュームだった。たべきれないかとおもった。



午前中はダイビングコースとアンテロープコースで試乗していたが、午後からパノラマコースとセントラルコースにうつった。こちらのほうが滑りごたえがあってよい。



あらたに試したのはハートの大回りレーシング用のインフィニティーG。180cmでラジウスは20。価格は税込み143000円。大回り入門に適したモデルとある。ハートはまだ作っていたのね。製造中止になったとおもっていた。アルペンが製造しているようだ。ハートの担当の方にすすめられてためしてみた。180センチでラジウス20、おいしいところをねらってつくってあります、とのこと。



これが長さをかんじさせなくて、やさしい乗り味でとてもよかった。板がやわらかいからなのだとおもう。思うままにふりまわすことができる大回り用の板だ。今つかっているフィッシャーの175センチの板のほうが、よほど硬くて直進性がたかく、言うことをきかない。かなり気に入ったが、今回は小回り用の板が対象なのでパスした。しかしこの素っ気ないほどシンプルなデザインはどうだろう。それで値段がおさえられているのかもしれないが、所有するよろこびがえられないとおもうのだが。でもこれがハート愛好家の心をつかむのかな。ハートの板は上越ではいている人はみかけない(この次の週末に群馬県の川場スキー場にいったが、モーグルの大会をやっていて、選手の中にハートのモーグル・モデルをはいている人がいた。群馬ではじめてハートをみた)。先月八方でふたりみて、ここ高峰でもひとりいたくらいだ。それだけ少数派だから好きな人は熱狂的に支持しているのだろう。それがなんとなくわかった。



つづいてアトミックの担当の方が、小回り用の板をさがしているなら、ブルーモーリスをためしたほうがよいとアドバイスをしてくれたので、のってみることにする。この板はデザインがいい。この見た目だけで買ってしまいそうな魅力がある。板の説明をきくと、技術戦にでるようなレベルの人を対象につくってあるとのこと。それでは到底わたしにはあわない。それでも160センチの板があるとのことで、ためしてみることにした。Sポーション。デモ。160cm。ラジウス11、9。税込み179300円。ビンディング付き。



これは思うままにターンできる板で、とても反応がはやい。板がはしり、かえりもつよいので、体がおいてゆかれそうな感覚をもった。フィット感もあったので165センチの板にのりたかったが、試乗にでているとのこと。



フォルクルの板もかえってきていないし、フィッシャーは大回り用でつかっているから、小回りもおなじメーカーにしたくないから対象外だ。ストックリーは30万もするから買えないものは試乗しない。そこでかなり感触のよかったアトミックをもう一度ためしてみることにする。するとやはりこれはとてもフィットするので次の板はこれだと結論がでた。



技術戦はコースが荒れたので、選手全員で横滑りのデラがけでコース整備をしていた。



試乗をおえるとアンケートにこたえることになっている。ここでセールスされるのかなとおもったが、ほしい板があったらメールをください、とあっさりとした対応で、拍子抜けした。当日は靴やウェアーなどの展示・試着もあった。



自分の板でコースをまわす。ここはパノラマコース。



アンテロープコース。



4時から技術戦の表彰式がはじまるとのことで、みんながかえりだして混む前に引き上げることにする。なにしろ私の車はチェーをまいたままだから、どこかではずさなければならない。車がすくないうちにそれをすませたかったのだ。じっさいに峠にむかって上ってゆくとほとんど雪はとけていて、峠から先もチェーンは必要なかった。峠のすぐ下にある路肩のスペースで安全にチェーンをはずすこともできた。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイによるとリフト乗車33回、滑走33本、滑走距離31、5キロ、最高速54、9キロ、と記録されている。



帰路に妙義のふもと、北山にある喜多山食堂にたちよった。映画のセットのような昭和な店構えをみて、入ってみたいとおもっていたのだ。ホルモンとラーメンのセットがあるとグーグルでみたのだが、メニューにないので、とりあえずホルモン定食660円をたのんで、あとで追加しようとおもった。

店内では相撲中継をながしていた。後から野良着をきたふたりの客が店にはいってきて、私に「タケルフジはでましたか?」ときく。相撲に興味のない私は、わからないです、と答えたが、家に帰ってニュースをみて、尊富士の快挙をしった。

店は厨房がご主人、ホールが奥さんとなっている。対応はとてもスローだ。ものすごくマイペース。でも人気はあって後から客がはいってきた。客はおとなしくまっている。



だいぶ時間がかかってホルモンがやってきた。



自分で焼いて食べるスタイル。



ホルモンはすこし豚のにおいがある。でもそれが好みだ。これで660円はお値打ち。でもあまりにスローだから、追加注文はやめておいた。空いていたらまた利用するが、何人かはいっていたらパスだね。



たべたりないので、ゆで太郎にはいって蕎麦を腹におさめてからかえった。後日アルペンの担当者にメールをおくり、アトミックの板を試乗会の特別価格で発注した。

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