趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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民謡の話 Vol.59 「祖谷の粉ひき唄」

2008-09-09 13:00:45 | 民謡の話

 先日出勤時の電車の中で、ある光景を目にしました。「横浜おばこ」がシートに座り、バッグから四角いミラーと長い小筆(約25cm)を取り出し、目の上にファンデーション(?)をつけ始めました。次は10cm程のを使用して同様の所作を、次の動作は更に小さい筆で透明の口紅(?)を塗り小指まで動員して修正を行いました。そしてせっかく整ったにも係らず、ペットボトルを取り出し「ゴクリ」と3口ほど飲み、今度は丸いをとり出し、赤いルージュ(スティック)を丁寧に塗り小指で仕上げられて横浜駅で下車、この間約20分間のメイクアップ作業、余程重要人物とのアポイントメントがあるのではと推察した次第です。
 その一部始終を見ていた暇な爺さんの姿は、と申しますと黒いショルダーバッグを肩に掛け、耳にイヤーホンを挿し何やら音楽を聴いている。その曲は近々ブログに投稿を予定している「祖谷の粉ひき唄」であった。

 

   

 今日は徳島県の数少ない民謡(有名な唄は8曲)の中から「祖谷の粉ひき唄」をセレクトしました。唄われた場所は「かずら橋」で有名な徳島県三好市西祖谷山村です。徳島県の西端の山間(やまあい)にあります。この唄は大変優雅で良い民謡です。それには秘密があったのです。この村は昔平家の落人が住んだと伝えられており、その雰囲気がこの唄にも十分感じられます。10月26日には「祖谷平家祭」が開催される。そのメインはやはり「祖谷の粉ひき唄日本一大会」です。「武者行列」も行われます。

祖谷のずら橋ア蜘蛛の巣(ゆ)のごとく
風も吹かんのにゆらゆらと
吹かんのに吹かんのに風も
風も吹かんのにゆらゆらと

祖谷のかずら橋アゆらゆらゆれど
主と手を引きゃこわくない
手を引きゃ手を引きゃ主と
主と手を引きゃこわくない

祖谷の源内さんは稗の粉にむせた
お茶がなかったら むせ死ぬる
なかったらなかったらお茶が
お茶がなかったら むせ死ぬる

粉ひき婆さんお年はいくつ
私ア引き木と同い歳
引き木と引き木と私ア
私ア引き木と同い歳

※引き木とは石臼を回す取っ手(ハンドル)のことです。また、かずら橋の材料は文字通りかずらですが、野生の「シラクチカズラ」を使用しているそうです。この橋は、「山口県錦川・錦帯橋」、「山梨県桂川・猿橋」、と並び日本三大奇橋に数えられています。
 歌詞中「巣」を「」と発音する理由は不明です。

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