「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

七里ガ浜美術館(3) カエル別館

2009-01-25 09:58:31 | 内装・インテリア
七里ガ浜美術館最終編カエル別館の紹介である。カエル集めは、私のというよりは妻の趣味である。このブログを書いているパソコンのキーボードの横にも英国Liberty社製の縫いぐるみのカエルが置いてある。我が家ではあちこちにカエルがいて全部はとても紹介出来ないが、その一部をここで公開する。



これはトイレに置いてあるカエルだ。彼あるいは彼女の股間に置かれた葉っぱが正しくトイレをイメージさせるので、ここに置いてある。目をつぶって昼寝をしていて、なんともリラックスした表情が良い。毎日何度かこのカエルを見て、私は用を足している。このカエル同様、私もトイレでは相当リラックスしているらしく、便座に腰掛けたままウトウトすることも多い。



次はゴルフガエル。妻がパリで買ったものらしい。パリとゴルフはなんとなくミスマッチであるが、デザイン的にはなかなか優れている。目の表情が虚ろで、カエルらしさが出ている。指先とゴルフ・ボールの接触部分のベタツキ感もなんとなく伝わって来る。これはダイニング・ルームに設置された棚の上にいつもはあるのだが、今回の撮影はお酒(広島の銘酒「酔仙」)の一升瓶の上に置いて行われた。



次。一塊となったカエル達はかなりのレベルの芸術品である。いくつものカエルが折り重なって、ひとつの置物としてデザインされている。妻がハワイ・マウイ島で買ったらしい。「らしい」と言うのは、私は妻と一緒にそこへ行っていないからだ。白状すれば、多くの日本人とは異なり、私はハワイという所に行ったことがないのである。

この作品を調べてみると、ハワイとは何の関係もないことがわかった。Harmony Kingdom (http://www.harmonykingdom.com/index.htm
というブランド名で、Peter Calvesbertという英国人が作った作品であるらしい。1匹1匹のカエルの表情や、その柔らかな体の上にまた別の体が「ぐにゃぁ~っと」と重なる状況をよく表現していると思う。



角度を変えて見てみたのが、上の画像3つだ。



お茶が好きな妻は「お香を入れて香合として使おうと思った」と言う。上のカエル達は蓋になっていて、持ち上げると取れる。容器となのである。



おそらくCalvesbert氏は日本の根付からヒントを得たのであろうと、私は想像する。上の画像は、蝸牛をデザインした根付である。素材は象牙で江戸時代18世紀の作品と考えられている(私のではない。あるフランス人のものだ)。おそらくCalvesbert氏もこうした象牙の根付から、彼の作風のヒントを得たのではないだろうか。



妻は動物学としてのカエルに関心はないが、デザイン的にカエルに関心が強いらしい。しっかり読書もしている。カエルだけでなくウミウシも好きなようだ。ヴィジュアル系動物学とも言える。



人に影響され易い私は、負けずにカエルを買った。テラコッタのカエルだ。植木鉢と同じ素焼きの素材である。庭に置いてあるのだが、自分で買ったのに、夜見るとギョッとすることもある大きさだ。西武園芸七里ガ浜店で購入した。長く据え置かれた木々の陰にこうした変わり者がさりげなく置かれている。同店で私は同じようなつくりのカボチャも購入した。七里ガ浜の住民の皆さん、あのお店は「花の100円コーナー」ばかり見ていないで、隅々まで見て回りましょう!



西武七里ガ浜住宅地は、開発前はカエルの住処だったらしい。毎年3月頃には「緑のプロムナード」周辺のお宅の敷地にカエル達が現れる。ウチの庭にも画像のような巨大ガエル君が頻繁に現れて、私や我が家の飼い犬を喜ばせてくれる。ところが妻はこのカエルを見て悲鳴を上げる。「キャァ~、取ってぇ~!」と私に向かって叫ぶ。「カエル・フリーク」を自認する妻の、大きな矛盾であると私は思う。
コメント (4)
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