小学校高学年だった時、私は切手を集めていた。1960年代の終わりから1970年代の初めにかけてだ。その頃の男の子で切手収集が趣味だって子は多かったはずだ。
この画像(↓)の左上端の切手は、ビードロを吹く娘と言ってかなり有名なもの。
いったい今いくらするのだろう?と思って調べてみると、1,990円ですって。
「たかがそれっぽっち」と思われるかもしれないけれど、私が小学生の頃、すでに数百円して、それは切手の本来の価値である10円の数十倍もしたのだから、大変なものだったわけですよ。
こちらはお魚シリーズ。
こちらはありきたりの切手なんだが、時代がだんだん古くなる。
戦中、戦前のものも出て来るね。
横書きでも右から読むものだらけ。
こういうのは今、価値があるのだろうか?
貴重な第二次世界大戦の切手コレクションをまとめて私に譲ってくれた人がいたのだ。
戦前のものは私が買い集めたものではない。
得した人生だったなあ(笑)。
こちらはグッと時代が新しくなる。私が自分でお小遣いで切手専門店から購入したものだったように思う。名神高速道路とか、関門トンネルとかね。
こちらは平成天皇のご成婚記念切手。
美智子様だ。
今の天皇陛下は私と同じ学年なのだ。私が1959年8月の生まれで、陛下は1960年2月の生まれ。だから私が小学校に入ると、陛下も小学校に入るという、私の意識にはいつも陛下があったのよねー。陛下は私なんて意識していないけど(笑)
東海道新幹線開通は1964年。南極やら富士山やら。
この新幹線の切手は穴が開くほど見つめていたので、東海道新幹線が開通した年が1964年であることは、いつも記憶にあった。
東海道新幹線というと、思い出すのはいつもこの形の新幹線だ。
国立公園シリーズ。古いねえ。
5円と10円が混じる。
国定公園シリーズになると新しい。色もきれいだ。
全部見ているとキリがないので、海外の切手に飛びましょう。
デザインの美しさや色使いでは、外国産のが優れていた。
発展途上国なんて外国のイベントを題材にした切手を量産して、国家収入の足しにしていたもんね。
袋に入れて使用済みのきれいな切手がたくさん安く売られていた。
今もそうなのかな。
いや、今は切手収集なんて、だれもしないのか?
だいたい郵便を出さないもんな。私だって年賀状を停止したくらいだ。
もはや切手というものに私は縁がなくなりつつある。
そんなデジタル時代に、切手を眺める。
米国の切手。おそらくはすごい枚数が生産されたでしょう。
FIRST MAN ON THE MOON! ワォ!! 10セントだよ。
1969年にアポロ11号が月に到着。
ニール・アームストロング船長が人類として初めて月面に降り立った。
月の石は持ち帰られ、翌年の大阪の万国博覧会のアメリカ館に飾られた。私も見たな。。。
で、この10セントの切手が今いくらするのかな?
と思って調べてみたら、あるウェブサイトでは5ドル75セントとのこと。
57.5倍ね。まあ、こんなもんね。
でもこういうのを2~3枚ずつ毎日売ってたら、その日の晩御飯のおかずくらいはしばらく買えるわ(笑)。
下の画像の左上の切手はベルギーがアポロ11号のことを扱った切手で、私は寝屋川市の切手専門店で買ったと記憶しているんだけど、面白いのはその右下の切手だ。
これは当時よくわからず手に入れた切手で、今改めて調べてみると、帝政ロシア・・・つまり今のロシアの前のソビエト連邦の前、革命が起こる前の帝政ロシア時代の切手なのだね。
1914年つまり第一次世界大戦の頃のものらしい。
上の画像の帝政ロシアの切手は、下の画像の左端のものと同じだ。
調べ始めるとやめられない昔の私の切手コレクション見学。
インターネットがある現代の方が、海外の情報が簡単に集めやすい。
切手屋さんは困るだろうね。海外と収集家が直接取引してしまうから。
でもそもそも収集家が減っているんだろうんなあ。
コレクションって人それぞれだねえ。
人により違う趣味、嗜好や考え方を面白がると言うか、尊重すると言うのかね。
英国人にはそういう人が多い。
この本は面白い。面白いほど退屈というか、なんとも言い難い内容だが。
ご関心ある方は古書で見つけてみてください。
私が英国へまた行くチャンスはあるんだろうか??
さて、奥様が出かけている間に豚汁づくり。
こんな具材で作るよ。
たっぷり豚バラ。
たくさん切ったねぇ~~。
ごま油でこんにゃくを炒める。
ゴボウとニンジンも入れて炒める。
水を加える。
味噌に本かつお。
醤油にみりん。
なぜかコチュジャンと鶏ガラだし。
調味料の日中韓。
難しい関係だが、なんとか仲良く。
大根に長ねぎを加える。
そこで豚バラ肉。
ほぼ出来上がりだよ。
美味しいだしが出てくるね。
水からだしの要素を滲み出して、同時に外から味の要素を吸い込む具材たちだ。
厚揚げ。
最後にかけるネギ。
おぉ~~~、完成だ。
あ、えのきを忘れてた。
食卓を準備。
きむちとおから。なぜ、おから?(笑)
あとはこれを盛り付けるだけ。
ドガティ君はおかーさんが帰って来たらしいことを察知した。
おかーさん、車庫入れで苦労中。
はい、できましたよ。
好きなだけお食べください。
私特性の豚汁だ。
楽しいお昼ご飯。
奥様の分だ。
おぉ~、おいしいねえ。
温まるねえ。
大福もちとコーヒーをデザートに。
ごちそうさまでした。
昼寝でもしましょう。
そうだ、そうだ。6年前にドガティ君が我が家にやって来て、初めて自宅の周囲を散歩した時の画像が出て来た。
幼いねえ。
しかもこの頃はまだ足が短い。
ジャックラッセルテリアとしては普通なのだろうが、ドガティ君は現在この犬種としては足が長めになっている。
もう6年。
早いねえ。