大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

締めにお粗末な“遭難”の話

2013年03月27日 | 山その他
これで一応の締めにしようと思う。

三年間書いてきたのに区切りを付けたい。

それで原点に戻り、山関係の記録のみをアップする事にする。

その内そんな事もやる必要が無くなったら、記録を全て消す。

もし山の記録が無くて間隔が開く時は何かアップする事にする。

記録が途絶えたサイトは怪我でもしたかと心配で気になってしまうから。

さて、そんな訳で恥ずかしい話をする。

実際は何も無かったのだが“遭難”した体験を書いておく。

1996年10中旬の「笛吹川東沢釜の沢」でやらかした。

相棒と二人でやったのだが、翌朝登山道に出てたまたま出逢った人と話して、“遭難”していたのを知るお粗末さ。

ルートなどは沢山アップされてるから、肝心な所だけ書く。

千畳のナメを過ぎた二俣で右に行くべき所を水量が多かった?左俣に入り込んだ。

沢で分岐が出たら確認するのが当たり前だが、二人共疲れていたのだろう。

先行していた二人パーティーの歩いた跡が無いので、ちと変だとは思ったがそのまま歩いた。

嫌に難しい滝が出てきて何とか越えたのだが、相当ヤバかった。今までで一番のピンチだったろう。

コース取りを間違え、2センチ程の少し外傾して砂が乗ってる狭いバンドの嫌なトラバースを、10メートル程やる羽目になった。

落ちればジ・エンドだったが不思議と恐怖心が湧かず、何とか滝に着き上に登った。相棒は普通に取り付いて、苦労したが無事越えて待っていたのだから、俺がどうにかしていた。

結局その先で時間切れでビバーグしたが、夜の寒さは格別で、ザックカバーも着て一睡もせず朝を迎えた。

翌朝は登れば良いだけだったから大した苦労も無く登山道に飛び出した。

で丁度右から来たのが昨日タクシーに相乗りした人で、金峰に縦走すると言っていた人だったから仰天。

彼女は甲武信小屋に寝たのだから、俺達がここに出るのは有り得ず、やっと道を間違えていたのを知り、少し先に出て来た信濃川上への道で下山したのだった。

二十年近い山歩きの最大の汚点だが、注意しないととんでも無い事になる良い見本だ。
さすがに今はこんなドジはやらないだろうが。


ではこれで闇鍋ブログは終了とする。

訪問してくれていた皆さん、お元気でお暮らしください。
コメント (6)
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