大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

白馬大池は大混雑!

2013年08月06日 | 北アルプス
先日の土曜日は雨で遊べなかった山屋が何処も溢れ返り、
夜など悲惨な状況に、「山なんか二度と嫌!」と叫んだ連中も相当出ただろう。

何せあの大池のテント場がテントだらけだった、それも昼一時というのに。

若いのが多いのに首を傾げてしまったが、いくら何でもこんなに陽が高いのに歩かないのか?!

朝日岳方面は無理だろうが、白馬、蓮華や栂池には十分間に合うぜ。

俺みたいなロートルなら解るんだが、バリバリの若い現役がこんな所で張るか?

テント場がこんなんでは夜は地獄を見るのが続出だな。
大昔に涸沢小屋で一つ布団に三人寝せられた事があるが、マジで地獄だった。

花は天狗の庭に結構あって楽しめたが、小屋周りは大した事なかった。



テントが花盛り



下山途中でテントを背負ったのに会う度に
テン場が満杯と言う俺も嫌味なジジイだなあと思われたかな。
そんな事を告げられてもスピードを上げるなんてできないのだから。
まあしかし、登り着いて仰天するより良いか。



小屋周りの花

    

  



天狗の庭付近の樹木と花

    

    

    

     


天狗の庭までの花

    

      

    

    

 




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「雪倉鉱山道」を歩いた

2013年08月06日 | 北アルプス
往きのバスで一緒だったテントの中年夫婦の旦那と大池への登りで行き合った。
聞くとこの道にシラネアオイが咲いていたし、キヌガサソウもあったとかで、
翌日の風吹大池は止めて歩く事にしたのだが、これが大正解。

北アルプスの道は何処も山ガール・山ボーイ・山ジジ・山ババで
埋め尽くされているものとばかり信じていたが、こんな超静かな道も
あったとはなあ、本当に驚きだった。

昔、貴重な鉱石を掘り出していた鉱山の作業道だから当然歩き易い。
尾根をジグザグに巻いて行き、途中で涸れた沢を少し歩き又尾根に戻るの
繰り返しだから、脚には素晴らしく優しい道だ。

しかし、こんな道なのに「神の田圃」まで何と4時間も要したのにはガックリ。
登りはマジで弱くなってしまったが、老いるとはちと悲しいものだ。

俺が帰宅してから見た山渓のガイドブックには涸れた沢を結構歩くような
感じで書いてあるが、「神の田圃」までに出てきたのでは長いのが7分程度で
短い歩きばかりだったし、ペンキマークだらけで迷うのは難しかろう。
ただしこの涸れた沢から尾根に上がるのを見落としてそのまま沢を行く
間違いは可能性あるが、直ぐに沢から離れるのが殆どと理解していれば
そんなドジは踏まないだろう。

展望台への道にピンクテープがやたらと下がっていて、事前学習していなかった俺は
一瞬こんなとこ何処を降りるんだよと絶句してしまった。
眺めは抜群で展望台と言われる訳だが、雪に洗われたスラブと雪渓のコントラストや
沢を流れる水の飛沫などが素晴らしい。

この道の魅力は、普通は横やら上からの眺めなのに、沢筋を歩くので下から見上げた
景色を楽しむという点だし、湿生の花が多いという事だろう。
見上げる景色は圧迫感があって頗る迫力がある。
谷川岳の一の倉の絶壁を見上げる感じのミニ版と言えば感じが掴めるかな。

肝心のシラネアオイはしょぼくれたのがたった一輪残っていただけだったが、
キヌガサソウの群落やら瑞々しい花達にも会えたし、今年の夏山の締めとしては
最高の歩きだった。
20年近く山遊びをしてきたが、今までで最高に原始性溢れるトレイルだった。
こんな道が北アルプス白馬岳の傍に存在しているというのが嬉しくなるのだ。

俺はシラネアオイに会うだけで良かったから、「神の田圃」で引き返したが、
栂池から大池に上がり、翌日この道で蓮華温泉に入ってテントで寝て、
「仙気ノ湯」に浸かりながら紅葉を楽しむなんて良そうそうじゃないか。

ルートでの危険箇所は瀬戸川に架かる鉄パイプ橋の手前に出てくる
ガレ場の通過だろう。
滑落すると50メートルほど落ちるからジ・エンド。
しかし、ここを歩こうという程の者ならそんなドジは踏むまい。

道の様子と眺望・花の順に写真を載せておく。

道と眺望


直ぐに出てきた苔むした木道・苔の上は滑って歩けない。

     
最後が行き会ったパーティー・10人前後だった。


鉱山事務所跡・クマが齧っている


神の田圃・とてもそんなイメージではなかった

  
ガラ場・橋・クマがいたずらした標柱



眺望

    

 
最後の頭が覗いている山は栂海新道の山だと思う。




カタツムリ

結構大きいのが三匹?道にいて、行き合った連中に踏み潰すなと言った。



    

    

    

      

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「仙気ノ湯」が最高!

2013年08月06日 | 北アルプス
白馬大池のピストンを終えたその足で、15分登った所にある「仙気ノ湯」に行った。
テントに戻ってからなど時間も体力も無駄だし、早く汗を流したかったから。



大池への登山道から見た「仙気ノ湯」。
湯煙左横に見えている。


実際には13分程度で辿り着いたが、途中の「三国一ノ湯」は
道の横にあるし、冷泉だしでちょっと入り辛かった。

一番上の「薬師ノ湯」は 湯船が小さくて三人程度らしい。
湯も温めとか言っていたし、女性優先とかとも言っていた。

さて「仙気ノ湯」だが、湯も丁度良いし、
湯船も広いは眺望は良い(ガスで見えなかったが)しで、四つある中では一番。

もう一つの「黄金湯」は大池からの下山路直ぐ上にあるから初日と最終日に入ったが、
湯は良いのだが、底が苔でヌルヌルしているのがマイナス。

さすがに人気の「仙気ノ湯」だけあって次から次ぎに客が来たが、
出る間際の大阪からの陽気な五人組が楽しかった。

一番年長のオジサンが音頭を取ったのだろうが、
職場の仲の良い人間だけで楽しかったろう。

一番若そうな青年が猫舌ならぬ猫肌なのには笑った。

許可を貰ったので写真を載せる。
楽しい雰囲気がビンビンに伝わってくるだろう。
酒とつまみを持ち込んで本当に嬉しそうだった。



奥に写っている二人は下山途中で少し話しながら歩いた親子で、
お父さんは二軒小屋と高山裏・塩見小屋に寝て、仙丈まで歩いた強者だった。
塩見小屋には11時には着いてしまったが、予約をしていたので仕方なく寝たとか言っていた。
熊ノ平に余裕で辿り着けたろうが、キャンセル料が癪に障ったらしい。
小六のお嬢は何と12本爪のアイゼンを使いこなせるとかで、立派な女性アルピニストになるかな?
神戸から家族五人(お婆ちゃん・お母さん・妹)で大雪渓を登って来た由。

秋にまた来て、眺望を楽しみながら、ノンビリ浸かってみたいものだ。
コメント (2)
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