利尻・知床・大雪で遊んだが、5時間の歩きで楽しめるのは大雪くらいだろう。
旭岳ロープウェイを利用すれば、
1.北海道最高峰の旭岳のピストン
2.裾合平のピストン
がお薦め。
1.は富士みたいな砂の道で何の楽しみも無いが、
右手に広がるトムラウシや十勝連峰の雄大な景色が売りだ。
ロープウェイ姿見駅から上り2時間10分・下り1時間20分。
2.チングルマの大群落が広がる裾合平までは、往き2時間半・帰り2時間20分。
雪解けに左右されるが、概ね7月下旬あたりが盛りだろう。
層雲峡ロープウェイとゴンドラを使えば、
黒岳のピストンと黒岳石室に寝ての縦走。
ピストンなら二時間半もあれば観光客でも大丈夫だし、石室までなら一時間半程度。
俺は銀泉台から入り、層雲峡へ降りる周遊コースで遊んだ。
歩きが短い分、花鑑賞にたっぷり時間を使える。
縦走は白雲岳避難小屋・忠別岳避難小屋・ヒサゴ沼避難小屋に寝て、
最後は六時間半の長丁場をこなして天人峡へ。
層雲峡で前泊すれば、初日に白雲の小屋に着くし、銀泉台からもOK。
天人峡へは最後がしんどいが、登り返しが殆ど無いから何とか歩き通せるだろう。
晴れが続いたなら名物の泥んこ道も歩き易くなる。
大雪に付き物の雪渓だが、一度も軽アイゼンを使った事がない。
しかし雪歩きが苦手なら持っていく方が安心だ。
ネットで雪の状況を調べておくべし。
今年は溶けるのが早いかも知れない。
降り着いた天人峡からは路線バスは無いが、日帰り入浴する宿に送迎バスに便乗できるか確認要。
もし駄目だったら天人峡への下山ではなく、忠別か白雲から層雲峡か旭岳温泉へ戻る手だ。
銀泉台へ降りる手もあるがバスの時間を要確認。
小屋は全て食事無しだから、シュラフと食料を背負うからちと重くなる。
水場はしっかりしているが、エキノコックス対策に、携帯浄水器を持つか煮沸が必要。