大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

井原山「洗谷ルート」死亡事故で通行止め

2020年09月19日 | 山その他
コバノミツバツツジや大キツネノカミソリで有名な、福岡と佐賀の県境にある井原山で14日に当日朝から捜索してた登山者の遺体が発見された。

上級者向けの沢ルートの「洗谷ルート」で沢の中で見つかったが、山雑誌「季刊のぼろ」の編集長なんだと。
取材で歩いてたのだろうがヘルメットも被ってなかったんだろうな。
結構事故が発生しているルートなんだが、警察は通行禁止にして事故再発を防ぐらしい。

しかし、「通行禁止」にしても歩く人間は出る筈で、そんな事態が発生したら救助に出動せざるを得ないだろうよ。

安易に「通行禁止」にしても根本的な解決にはならないぞ。

実は山歩きというのがどんな場所でも死ねる遊びというのを理解しないと駄目なんだ。
その上で自己責任で遊んでいる訳で、俺も万が一事故って関係者に迷惑をかけた場合の金銭的補償は保険で賄うようにしている。

先日の高尾の歩きでも危険だからとロープであちこち通せんぼしていた。
自己責任で歩いて来たが歩き難い所はあったがヤバいと思う所は無かった。
道が全く通れないというのなら通行禁止は当然なんだが、気を付けて歩けば大丈夫というのならそんな必要は無いと思う。

この「洗谷ルート」は俺も一度歩いてみたいと思っているが、
コースをしっかり調べてからでないと剣呑。
実際に歩くとなると実は山靴の方が沢靴より安全なのかもしれないな。 

俺が対策する立場だったら「通行禁止」にはせず、危険箇所にロープや鎖を掛けた上で、入り口にその場所を書いたボードを立てておく。
そしてヘルメットを被り、事故った際の救助要請ができないから単独は控えるようパンフに書いておく。

携帯会社に基地局の設置を要請するらしいが理解不能。
そんな事を要請されても携帯会社が困るだけだろうよ。
ましてこのルートは沢沿いを歩くんだから電波は通じないだろう。
そういう事が起きない為の「通行禁止」処置だろうに、登山者が守る筈が無いという認識なんだ。

危険箇所の安全対策をした上で、技術的な難易度を理解できるようにする事と、フリクションが効く靴で歩きヘルメット着用するのを条件にする。
これで行政としては十分だろうと思うぞ。


あの西穂と奥穂のルートや大キレットや劔などの難ルートさえ通行禁止にはしてないんだからなあ。
死亡事故が出たからと「通行禁止」はあまりにも安易過ぎるだろう。

昨夜見たユーチューブの劔岳への歩きを見て、とてもじゃないが歩く気は起きなかった。
元々富士槍劔は登る対象から除外していたが、あんなリスクの多いコースは歩こうと思わない。
その割に赤木沢をやろうなんてしてるじゃないかと言われそうだが、劔の場合は滑ったら確実に死ぬんだからとてもじゃない。
まだ孫2人の成長も見たいしもうちょい生きていたいからなあ。
コメント (2)
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