音楽の喜び フルートとともに

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フェルデンクライス京都

2010-08-09 21:06:05 | レクチャー、マスタークラス

ハナシノブ科の宿根フロックス。品種が300種位あって、これはバニキュラータ系のフジヤマと言う名前だそうです。おしろいの様な香りがするので、オイランソウともいうそうですが、北アメリカ原産。

昨日は、フェルデンクライスを受講しに行ってきました。
フランク・ワイルドマン博士や、クリス・ランバートさんが来日されていて、指導者養成コースのデモンストレーションで、メソッドを受ける役割をしました。

例によって、ワークの前に、フルートを演奏。ホフマンの舟歌を演奏しました。それからワーク。Iさんと言う女性が私の担当。

座って、膝を押すか押さないか?と言うくらいかすかに押されると、右を押されると、左の坐骨が、左を押されると右の坐骨が意識されます。
仰向けに寝て、片足ずつIさんの手に預けて、足をお腹までまげて伸ばして、この時は、左足はゆったりと預けられるのに、右足は力が入って、自分で、次にこう動くだろうと思う方に先にうごかしてしまうのがわかりました。

両膝を立てて、坐骨を床に押し付けるように、動かしたり戻したり。すると、骨盤全体が動き、それとともに、自然に呼吸をしている自分がいました。

膝の下と、かかとの下に、円筒形のウレタンのチューブを入れて同じ動きをしますと、もっと、呼吸が深くなりました。

頭の方に回って、両肩に手を乗せてもらって、その手を息を吐くときに押し返すようにしたり、同じように、肋骨、丹田に置いた手を吐きながら押し返したり、吸いながら押し返したりを繰り返しました。

初めに、「何か身体で困っていることがありますか?」と聞かれたので、「フルートを演奏する時に舌と呼吸と体の連携がうまく取れない気がします。」と言ったからか、呼吸を中心にされたような気がします。

他に、下あごに手をあてて、あごを開けたり、閉めたりをしましたが、「力を抜いて、」と言われても、なかなか力が抜けませんでした。
1時間のワークの後、またフルートを吹きましたが、音が伸びるし、フルートが軽い。

帰ってから、吹いたら、あごが軽い。唇のテンションが全く違います。
こんなに楽に吹いていいのかな?と言う感じです。
タンギングの切れもいいです。

Iさんが、骨格標本を示しながら、「あごの骨は繋がっていない。骨だけだと、あごは下がっているでしょ。筋肉に2tくらいの負担がかかっているんです。ときどきこれっをやるといいですよ。」と教えてくれました。
あごを手で下げるのと、耳の前のあご関節に手を当ててあごを動かす。というのです。

腹から吹く、あごのテンションをゆるめる。ということは、フルートを吹き始めてからずっと、いろんな先生から言われてきましたが、それが、身体を通してどういうことなのか?と言うことがわかりませんでしたが、今回その体験を実感したと言う感じです。今日も、調子がいいです。