音楽の喜び フルートとともに

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レッスン

2010-08-25 21:58:58 | レクチャー、マスタークラス

暑い暑い梅田3時頃。それでも、お初天神を吹く風が心なしか涼しいです。
・・・枚方に比べると涼しいだけかも。ニュース番組で枚方が暑いのは、海から吹く、涼しい西南西の風が山でさえぎられているからだそうです。

今日も、エレルトの9番と、テレマン無伴奏の2番。
ゆっくり丁寧にと心がけて、演奏していると、「ゆっくり丁寧に演奏しようと気をつけながら演奏しているね。」そのとおり。
「それはいいよ。だけどね、どんな音を出す時も、音楽にしなくちゃ。」

「音楽、musicと言う語源は、神に捧げるという意味があるらしいね。それは一つには、誰かに聴いてもらう。自分の中だけでなく、客観的に自分の演奏を聴くということもあるんだと思うよ。」

スタカートに「どんな音にも方向性を持って、ピンポン玉を床でついているのをイメージしてごらん。まっすぐ同じ位置でトントンつくのもあるけれど、いろんな角度でついたら、どちらへ行くか、方向性が出てくるでしょう。こんな角度で飛んでいくのとか、あんな角度で飛ぶのもある。」と言われました。

減衰の長さや、大きさかと思い、うまくいかなかったので、悩んでいたことを思い切って質問してみました。
「それは、入るときの角度も、違うと言うことでいいのでしょうか?鋭角に飛ばす時は、鋭角に入り、鈍角に飛ばしたい時は鈍角に入るといった感じでしょうか?」
「そうそう、入るときも違うんだよ。」
そうか、だから一つ一つ大切に出すって言うんだ。
言葉でわかっていることと、具体的にそういう状態を作り出すのでは、全く違います。そう言われると、いまさらながら、音の始まりから、終わりまでを、良くは聴いていなかった自分に愕然とします。

しかし、よかった。ヒントをつかめました。