音楽の喜び フルートとともに

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ゆっくり音を聴きながら練習する

2010-08-16 21:39:48 | レクチャー、マスタークラス

さるすべりと書いて百日紅に、変換できるのは、この花が、古く中国から入ってきて、以来愛されてきた証しです。ヒャクジツコウは、中国の名前だそうです。それに、木肌が滑らかで、猿でさえ、滑ってのぼれない木「サルスベリ」と言う和名を当てたということです。元禄時代の園芸書に、もう載っているそうです。

「炎天の  地上花あり  百日紅」 高浜虚子(たかはまきょし)が詠んでいる句を見つけて、なるほど!と思ってしまいました。この花を見ると、「暑い夏だなぁ。」と言う気がします。

今日やっと、墓参りに行きました。飯盛山の霊園近くの古い村には、百日紅がたくさん咲いていました。

前回のレッスン以来、テレマンの2番を音の始まりと、終わりを、一音づつ聴きながら練習しています。
アレグロ、4分の4。4分音符、8分音符で動く曲なので、通常の倍以上のテンポになってしまいます。しかし、こうやってさらうと、自分の音が本当に良く聞こえます。

こういう練習していて、果たしてインテンポで吹いて、16分音符までこのやり方で再現できるものだろうか?と不安に思っていましたが、耳が慣れてくると、ゆっくりやったときほどではありませんが、早くしても確かに以前とは違う音質で演奏することができています。
ゆっくり自分の音を聴きながら練習する。意味が前はよくわかっていませんでしたが、先生が演奏してくださったのを聴いていて、まねるようにしてみると、なんとなく、方向性が見えてきたような気がします。まだ、この練習法を続けたいと思います。