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介護申請

2013-04-11 22:18:32 | Weblog

山茶花、色も香も。ツバキ亜科ツバキ属には、ツバキ、サザンカ、チャノキ、ヤブツバキがあって、サザンカ以外は、『花弁の基部は合生し、多数ある雄しべとも合生する。』のが特徴って、なんのこっちゃ!
雄しべがたくさんあって、くっついていて花びらともくっついているってことらしい。それが、ツバキ、チャノキ、ヤブツバキで、サザンカはくっついていないってことらしい。
ツバキ属は、30属500種類あるそうです。

母が退院する時に、先生に父のことを相談したら、T病院の受け付け横に地域包括センターというのがあって、介護保険の申請のお手伝いとか、してくれるらしい。

実は、先に私は物忘れ外来に電話して、いろいろ聞いて知っていたのですが、母は「わかった、わかった。」と言いながら、一向に動こうとしなかったのでした。

先生に、話しているのを聞いても、状態を話した後「でも、そうひどくはないんですけどね。」とか。

包括センターの相談員の人にも、「さしあたって、困っていることはないですか?」と改めて聞かれると「うーん、別にそう困ってはいないんですけどね。」とか、言い出し、支援を受けたいのか、受けたくないのかよくわからないことを言い出します。

その日の内に、相談員の人が、市役所に言っておいてくださるということで、お昼を食べて市役所に回ることにしました。
「介護保険証がない。」というので、実家に取りに帰り、市役所に行って窓口に座って、介護保険証をだしたら、「あら、私のだわ。間違えた。」と母。

市役所で話しているのを聞いていると、「突拍子のないことをいいだしたりしますか?」「いえ、そんなこともないですよ。」・・・て、「一年以上も前に、免許を返して、車もないのに、私を送っていこう。といったりしますよ。」と私が言ったら「そんなことあったん。しらんかったわ。」そんなことない。母自身が、父から車で病院に送って行こうと言われたといっていたのに。

ああ、そうか。と気づいて、「父に介護が必要になってきたということに、私たちもまだ心がついてきてないんです。」と、私が相談員の人に言うと、母は「そうそう。ちょっと、まだ、そうなんかなぁって気がして。気持ちがついていかないんです。」

ああ、そうだったんだ。
「気持ちがついていかなないんですね。わかりますよ。」相談員の人が穏やかに受け止めてくれたので、少し話して、「とりあえず、紙パンツの代金をもらえるから、申請だけしよう。」と、申請書を出してきました。

毎日、時は経って、少しづつみんな年老いて行きます。でも、当たり前のように、今あるものが、ずっと将来も変わらずあるように、思ってしまうのです。
少しずつ変わっているのに、ある日決断をしなくてはならないことができ、突然の変化のように感じるのです。

覚悟はあると、漠然と思っていても、いざ直面してみると、選択を迫られ、動揺する。
力のあるものが、しっかりしなくちゃ。