音楽の喜び フルートとともに

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リズム、リズム

2013-08-02 23:23:15 | 音楽

昨日の午前中Iさんとデュオの練習。
バルトークのリズムを、共有するのはなかなか大変です。
特に、アップビートの強拍は、日本にはないリズム。
リズムは、身体に流れるもので、同じ3拍子でも、ウィンナワルツ、ロシアのワルツ、ドイツのワルツでは、取り方が変わるように、ハンガリーの民族音楽を集めるのがライフワークだったバルトークの作ったデュオは、独特のハンガリーのリズムのオンパレード。

2拍子の頭の拍と、2拍めの裏拍にアクセント。
アップビートのアクセントが、私たち日本人の持たないリズム。アクセントがあると、つい吹き直してしまいダウンビートのようにとってしまい拍の逆転が起きてしまいます。

フルートの独特の問題もあります。低音を吹く時に、音が飛ばないためについ低音を吹く時に力が入り打点をつくってしまいます。
また、スラーの頭と打点は別なのに、ハギレの悪いフルートという楽器の特性上ついスラーの頭で力を入れてしまい打点を感じてしまったり。

吹きながら踊ると、ほとんどのリズムの問題は解決してします。永遠に踊らないといけないというわけではなく、身体でリズムを取れるようになってから、音を美しくしたり、ニュアンスを整えたりすればいいのです。
動いて演奏することにクラッシックの人は抵抗が大きいですが、身体の中にもともとリズムのある西欧人と違って、私たちの場合は、殆どリズムの強弱を間違えてしまいます。
特にダンス音楽の多いバルトークの音楽の場合。頭でやっているだけでは、理解を誤ってしまいます。

リズムを合わせるのに午前中いっぱいかかってしまい、時間切れ。

午後は父が入院。母と付き添いそのまま、昨夜は私が病院にお泊り。
父が管を抜かないようにトイレに夜起きる度、「おしっこは管にしてね。」と声をかけます。
昨夜も5回位起きました。

今日は手術。前立腺の中に育っていた腫瘍をレーザーで粉砕しておいて、液をいれて膀胱に一度流しておいて吸引。
腫瘍がついていた跡を、後からレーザーで焼きます。
4時間の手術。普通15mg位の腫瘍が、父の場合70mgだったそうです。

これで、炎症が収まり、熱がでなければ木曜くらいには退院だそうです。
排尿がうまくいけば、介護もだいぶ楽になります。父も導尿のせいで、引きこもりがちだったのが、管がなくなれば、外に出られます。散歩にも行け、大好きなカラオケにまた通えるかも。
期待しています。明日はまた泊まりです。