音楽の喜び フルートとともに

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ドタバタ高松2

2013-08-27 22:11:20 | 紀行

ホールか?タクシーか?警察か?
「きっと、大丈夫ですよ。これを解決したら、前より自信がついて、強くなれます。」
Iさんに、慰められながら、ようやく瓦町に到着。
「公衆電話、公衆電話。」
ありました。改札の中に2台。「外の方がかけやすいですよ。」とIさん。
改札の外の駅ビルの中に3台。
真ん中の一台に100円玉を入れて、まず、自分の携帯に電話。誰もでません。留守電音声が流れます。次に、コンサートチラシを見ながら志度ホールに電話。
「本日の営業は終了いたしました。」と録音音声。「ダメだ。終わってる。」
次は、タクシー。これがダメだったら警察・・・。
祈るような気持ちで電話したら、タクシー会社のおじさんが、「ああ、緑の携帯電話ですね。」
「ありがとうございます。ありがとうございます。」と何度もお礼を言ってきりました。

「はあー。よかった。」
「今日はもう無理だから、あす朝始まる前に行きましょうか。」とIさんが時刻表を広げるので、「ありがとうございます。明日は一人で行ってきます。10時に楽器店の練習室を予約していましたね。それに間に合うように帰るので、楽器店で待ち合わせましょう。」
「一人で大丈夫ですか?」
「夜、探さないといけないと思ったら、心細かったけれど、大丈夫。電車に乗って帰るだけだから。」
「じゃあ、時刻表と、地図をあげます。」
どこまでも、親切な人です。

ホテルで、時刻表を確かめてみたら、8時6分瓦町発、8時40分志度着で間に合いそうです。
8時40分志度発には乗れないから、20分後の、9時発に乗ると、9時36分に瓦町に帰れるから、10時前には、楽器店に入れます。ちょっと早いけど、それしかなさそうです。

朝、出たらホテルに帰る時間は無いから、6時に起きて、楽譜、楽器、準備万端整えて、7時30分にホテルをでました。
駅に着いて、もし事務員さんが交代してわからなかったらいけないと思って、昨日の電話からタクシー会社に電話。
「すぐに、帰らないといけないので、」と電車の時間を伝えると、「駅まで持って行きますよ。」と、親切な申し出。「本当にありがとうございます。助かります、では、琴電志度に、8時40分で。」と切りました。ラッキー。8時40分で折り返せる。

電車を見ると、15分位出発まで時間があります。『そうそう、お礼はすぐにしなくちゃ。』と、店を探しましたが、まだどこも開いてません、遠くには行けないし、結局近くのコンビニで、お茶を数本買いました。

琴電志度線は美しい瀬戸内の海岸線を行きますが、あまり外を見る余裕もなく、しかし、昨日よりは余裕があります。ここで、帰りに写メ撮ろう。なんて、考えながら行きました。

さて、志度駅に着いたら、それらしい人がいません。「あれ?!」遅れたのかな?と思って、タクシー会社に行きました。隣接しているので、大丈夫。
事務所に行くと、事務員の女性が、「今、駅に行ってましたよ、青い服着た若い女の人いませんでしたか?」「え!」入れ違いか。「これ、先にお礼。本当にお騒がせしました。」と手短に言って、琴電に帰ると、やっぱりいない。
「もう出ますよ。乗る方は、中で切符を買って下さい。」と駅員さんが、言ってくれましたが、乗れません。「どうぞ、行ってください。」と、言っていると、さっきの事務員の方が、走ってこられて、「JR、JRだと思ってました。」
「あら、琴電志度と言ったのに。いえ、すみません、ありがとうございました。」と、JRに走って行ったら、途中の信号待ちで、青い服を着た女性が私の携帯を握ってたっています。
「すみません。携帯を、」
「JRと聞いたので、」
「すみません。間違いです。ありがとうございました。」
本当にお騒がせしました。

帰りは、ようやく志度線の景色を、味わうことができました。


那須の与一が、動く船の上から、平家の扇を射たという話で有名な屋島は、ここのことです。



ハー、疲れた。こんなことで、ちゃんと演奏できるのだろうか?