音楽の喜び フルートとともに

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くるみ割り人形初合わせ

2013-08-19 21:35:27 | 音楽

土曜日は、くるみ割り人形木管パート初合わせ。ブラスバンド出身といっても、何年ぶりだろう?

「ここは、これで行ってください。」と、楽譜を一枚差し替え。オーケストラで演奏される曲を、吹奏楽に編曲するのは簡単ではありません。
クラリネットと、バイオリンでは音域が違います。フルートで、フルートパートを演奏していれば良いというものでもありません。
弦では簡単にできることが、クラリネットでは、大変なことになっていたり。

私はアルトフルートと持ち替え。お久しぶりのアルトは、しばらく吹いていなかったにも関わらず、けなげに鳴ってくれます。
長いフレーズを何人にも分け持ち、伴奏の刻みや、アルペジオを吹くという経験は、人数が多くないとできません。

音が変わったり、長さが変わったりすることで、ふきさえすれば、フレーズの始まりや終わりが明確になる旋律ではなく、同じ音の3連符が、延々36個とか、48個などが並んでいる中で、フレーズ感を出すには、もっと微妙な操作をしなくてはなりません。

拍子感を出すことはもちろんですが、旋律がどう動いているか?和音の、どこに自分がいるか?
フレーズはどこまでか?全体の中で、自分がの位置にいるか?ということを常に把握しながら、どこに向かっていくか?という方向を見失ってはいけません。

これは、単純であればあるほど、おもしろく創造的な作業になります。
ながーいロングトーンの音で、旋律パートと一体になって、フレーズを表現する。わくわくしてきます。
音楽は呼吸であるということが、より実感できます。

次の練習が楽しみです。