音楽の喜び フルートとともに

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日本フルートコンベンション2013in 高松

2013-08-21 22:14:02 | 音楽

ガーベラの蕾が顔を出しました。一昨年買ったガーベラ。2輪程咲いた後、枯れてしまいました。
宿根草と聞いていたのでそれでもひつこく水だけはやっていたら、昨年はまた葉がついて、いつ咲くかとワクワクしていたら、花が咲く前に冬が来てまた丸裸。

もうダメかと、思いながらもやっぱり毎日水をやっていたら、出てきました、蕾が一つ、二つ、三つも。
感動しました。ものも言わない、そこにただあるだけの植物が、こんなに人の心を動かすとは。

あきらめないで水をやっていたからと考えることもできますが、2年も経て咲く花を見たら、それはささいなことで、土の具合、冬の寒さ、春の暖かさ、夏の暑さ。いろいろの組み合わせがたまたま奇跡のようにうまくいき、ガーベラがそれを花に咲かせる力をまだ持っていてくれた。
自然や、ガーベラの持つ力には足元にもおよびません。

明日から日本フルート協会主催の日本フルートコンベンションに参加するために、高松に行きます。
1966年「フルートを吹くという共通の喜びを持った人たちの心の交流の場でありたい」と吉田雅夫さんのもとに設立され、開催の3日間、コンクールの審査を入れると5日間、スタッフ、演奏家、審査員、実行委員全てボランティアという、ほかに類をみない、催しです。

このコンベンションの中で、直接、個人でレッスンを受けたり、演奏したりする人はそんなに多勢ではないかもしれないし、受け取ってもすぐに実をつけられる人も少ないかもしれない。
しかし、音楽を愛し、そのことに取り組んでいる人全てにプロであろうが、アマチュアであろうが、経験がなかろうが、年をとっていようが、門戸を開く。
このような活動が、文化を育て、人を育まないということは有り得ない。

もっとも素晴らしいことは、音楽をやっているだけで、幸せ。音楽を聴くだけで幸せ。人生楽しくなるという人たちが、集まっていて元気がでること。

コンベンションを運営するということは、植物に水をやり、土を作り、光をあてるようなことだと思います。スタッフの皆さんに感謝し、今年も参加します。
また、来週ご報告します。