音楽の喜び フルートとともに

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エッフェル塔の花嫁花婿

2022-02-18 22:14:34 | 名曲
先月行ったときに別府タワーの前を通りました。
前回行ったときに登ったので今回は中までは行きませんでした。
1957年に建ち、別府温泉の煙が一望できました。
別府三太郎さんという、
昭和なキャラがいます。
内藤多仲博士が建てた順番で名古屋テレビ塔が長男、通天閣が次男、三番目が別府三太郎さんだそうです。
弟に札幌テレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーがいるそうです。
名古屋と博多は登っていませんが、町のシンボルには勢いのあった時の空気がつまっているような気がします。

塔を建て出した、走りはなんと言ってもパリのエッフェル塔。

ギュスターフ エッフェル(1832-1923年)
モーリス ケクラン、エミール ヌーギュの案を社長エッフェルの後押しで
コンペティションで勝ち取り建設されたものです。

1889年のパリで開かれる第4回万国博覧会の目玉となるように選ばれました。

1887年に着工。
政府は資金の1/4を出し、残りはエッフェルが提供したそうです。
入場料でその資金の回収を行いました。
2年2ヶ月で完成させるために少数精鋭の熟練工だけで作られたそうです。
水圧エレベーターがつけられ、サロンや気象観測用の研究室が備えられていました。

レストランやバーもあって、人気女優のサラ ベルナールやバッファロー ビル、トーマス エジソン、イギリス皇太子エドワード王子などが訪れたそうです。

万博で人気だったエッフェル塔はその後利用者が低迷し、1900年にも万博が開かれましたが、かつての勢いは無く、取り壊される予定でしたが、軍事用の無線電波を送受信することになり、延命されました。
1921年には電波塔の役割を得てラジオ放送が始まりました。
さて、ようやく音楽のお話し。
1920年スウェーデンのバレエ団がパリ公演のための新しい音楽を求めて
ジャン コクトーに依頼。

コクトーはフランス六人組に依頼しました。
「エッフェル塔の花嫁花婿」
デュレを除いて五人が作曲しました。

第1曲序曲
ジョルジュ オーリック
第2曲結婚行進曲
ダリウス ミヨー
第3曲将軍の話し(演説)
第4曲トルヴィルで水浴する女(トルヴィルの水着美人)
フランシス プーランク
第5曲殺戮のフーガ
ダリウス ミヨー
第6曲電報のワルツ
ジェルメール タイユフェール
第7曲葬送行進曲
アルテュール オネゲル
第8曲カドリーユ
ジェルメール タイユフェール
第9曲リトゥネル
ジョルジュ オーリック
第10曲婚礼の終わり
ダリウス ミヨー
の作曲。
1980年代のパリで完成したエッフェル塔を舞台に、花嫁、花婿やいろいろなキャラが登場する風物詩のような曲です。