音楽の喜び フルートとともに

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朧月夜

2022-02-20 21:39:48 | 名曲
滋賀の琵琶湖湖畔、なぎさ第一公園には、地域の人たちが守っている菜の花畑があります。
黄色いじゅうたん。

そんなに広くはないですが、保持のための協力金を箱に入れるだけでこの景色

そしてこの土手の向こうは

琵琶湖です。
対岸の白いものは雪の塊です。

朧月夜は1914年尋常小学校唱歌として採用されました。
作曲は
岡野禎一(1871-1941年)

鳥取県邑美郡古市村生まれ、東京没。
士族の息子ですが、早くに父を亡くし極貧の中に育ちます。
21歳の時に洗礼を受けキリスト教会の宣教師からオルガンを学びます。

東京音楽学校に入学、卒業すると教師になります。
故郷、春が来た、春の小川、紅葉、桃太郎、夕やけなど唱歌、各地の校歌を多く作曲しました。

詞は高野辰之(1876-1947年)

長野県水内郡永江村生まれ、
長野県下高井郡豊郷村没。
東京帝国大学でを学び、国文文学博士となります。
邦楽研究として東京音楽学校で研究。
唱歌の歌詞を委託され、岡野貞一とのコンビでたくさんの唱歌を書きました。

この歌詞、日本語がこのメロディと本当にあっていて美しいと思います。

朧月夜
  1. 菜の花畠に、入日薄れ、
    見わたす山の、霞ふかし。
    春風そよふく、空を見れば、
    夕月かかりて、にほひ淡し。
  2. 里わの火影ほかげも、森の色も、
    田中の小路をたどる人も、
    かはづのなくねも、かねの音も、
    さながら霞める 朧月夜。