音楽の喜び フルートとともに

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ハロウィンでドッキリ!

2023-10-16 21:01:00 | 近代
10月15日(日)TURUMIこどもホスピスに演奏に行って来ました。
「イベントやってるので、こどもたちが集まったら演奏して下さい。午後から20分2回ほど」

ふーんなんのイベントだろう?
と思いながら、行ってびっくり。
この時季、やっぱりね。
ここの館長さん。

ピ、ピカチュウ…と恐竜に乗ったお兄さん

ドラえもんチーム
デビルマン

本格的なスパイダーマン

ペイントチームに私もかわいいペイントをしてもらいました。

隣はバルーンアートのお姉さん。
ギターのお兄さんは熱が出てお休み。ギター弾ける人を探し回りましたが、見つけられず一人で来ました。

一人でバッハの管弦楽組曲のポロネーズ、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女、後はディズニー、ジブリ、唱歌、勇気100%などなどを演奏。

聴いてくださってありがとうございます。
こどもたち、喜んでくれたかな?

ドミトリー ショスタコーヴィチ(1906ー1975年)ロシア帝国サンクトペテルブルク生まれ、ソビエト連邦モスクワ没

1948年ジダーノフ批判によりショスタコービッチは追い込まれていました。


アンドレイ ジダーノフ
スターリンによる統制を乱す芸術や言論を批判。糾弾しました。1948-1958年まで続けられました。
交響曲第9番を聴いたスターリンがベートーベンの交響曲第9番のような作品を期待していましたが、全く異なる作品だったため、激怒したことが関係しています。

その頃は映画音楽や他の曲を発表し、避難を避けるように当局に迎合するかのように振る舞います,
1953年スターリン死の直前にこの曲を発表して問題となりました。

ソビエトの楽壇では、この曲の評価は真っ二つに分かれ、3日間にわたる討論会が行われました。
ショスタコーヴィチは「この曲は欠点が多いが、それでもかわいいものだ」と発言しています。

「戦争三部作(第二次世界大戦中に作られた交響曲第7.8.9番のことです。
大祖国戦争の大勝利を描いたはずの第9番は軽妙で第5楽章はユダヤ民謡が使われ、スターリンを激怒させました。)
の真の完結編は第9番ではなく、これからの作品第10番だ。」とも言っています。
この討論会で、私は人間的な「感情と情熱を描きたかった。」といっています。

しかし後に発表された「ショスタコーヴィチの証言」で「あれはスターリンとスターリンの時代について書いたものであった。」と書き、第2楽章は「音楽によるスターリンの肖像である」
スターリン(1878-1953年)
と書き、最終楽章の4楽章では、ショスタコーヴィチ自身を表すDSCH (レ♭ ド シ)音形を多様して、スターリンからの開放を表現しているのではと言われています。

この第2楽章が怖い。
ハロウィンの頃、人気の曲だそうです。粛清を繰り返したスターリンの肖像…わかるような気がします。