私が所属している会社は、従業員数が1万人なので、子育て支援制度は大変充実しています。
国が指針を出せば、すぐにそれを上回る手厚い制度を整備します。
現在は、子供が保育園に入園できるまで延長できる育児休業とか、
小学校入学まで延長できる時短勤務制度とか・・・
しかし、ここで、ちょっと斜に見ちゃいますと、
どの制度も
母親
が、取得することしか想定していません。
もちろん、「父親は制度を利用できません」
などと、明文化されていませんよ。
で、この際、はっきり言いましょう。
人事考課は、『期待値』よりも『実績』が評価されやすい。
数字はうそをつきませんから、『これだけの儲けをたたき出しました。』のほうが、
『数年以内に、こんな大発明をしそうです。』よりも、評価が簡単です。
つまり、休業でキャリアを中断するのは、昇給昇格面では大変、不利になることが殆どだと思います。
殆どの男性が育児休業を1日も取得しないのは、昇給昇格への影響を懸念していると思っています。
そして、母親だけが育児休業を取得した場合・・・
これは、体験談ですが・・・
1.育児休業中に、母子べったりの生活になってしまい、
こどもが父親になつきにくい・・・
息子1号出産時には、産休明けで復帰したので、オットが搾乳に追われる私に代わって、
なんだかんだと息子1号の世話を焼きました。
保育園にも毎朝、抱っこひもで抱っこして送っていくのはオットの仕事でした。
最初のこどもで珍しかったこともあって、オットは息子1号を大変可愛がりましたし、
息子1号も(思った通り)パパっこに成長しました。
(いえ、べつに仕組んでいません。)
息子2号出産時には、ちょっと休業してやりたいこともあったので、1年間の育児休業を私が取得しました。
そうしたら、あろうことか、オットは私に家事育児の一切を任せてもOKだよねと、言わんばかりに、
大学院(社会人コース)に入学しやがった・・・・
息子2号は、小学校入学まで、まったく父親になつきませんでした。
2.オットの家事貢献度が低下する
休業中には、「君は家にいるんだから、家事をするのは当然だよね」
という態度をとっていたオットが、妻が職場復帰したとたんに、家事能力が復活すると思いますか?
一度だらけたら、最後、かなりのショックでも与えないと、変わりません。
妻が家にいるからと、夜も遊び歩いていたとしたら、そんな『おともだち』を突然、放り投げるわけにも
いかないですよね。
3.生活のリズムを変えるのは大変
時短勤務で復帰して、慣れたら、フルタイム勤務に・・・
というようなお話をよく聞きますが、実は、いったん時短勤務に慣れた家族全員の生活のリズムを
変更するのは、かなり大変です。
フレックス勤務制度などで、弾力的に運用可能ならば、復帰直後からフルタイム勤務をお勧めします。
保育園も、時短で対応していた方が、フルタイムに変更するのは、あまり良い顔をしません。
(こどもがかわいそうとか言われる場合もあるようです。かわいそうじゃないように、対応してくださいと、
言い返したくなりますが・・・)
4.周囲の対応
ちょっと嫌な話ですが、周りの見る目がフルタイム勤務と、時短勤務(パートタイマーを含む)では
違ってくる場合が多いです。
「10時から16時までの6時間勤務している」
と、聞いた人の多くは、『空いた時間を活用してお勤めしているのね』と思います。
家計を担って働いているとは思ってもらえないことが殆どです。
『お勤めのほうは、融通が利くよね。』
と、勝手に判断されてそのように扱われてしまいます。
そんなの偏見以外の何物でもありませんが、逆手にとって『私はキャリア志向で仕事第一』という、
偏見を利用して、協力してもらったほうが良くないですか?
一時期、パパクォーター制の導入などが取りざたされた時代もありましたが、今では聞きません。
男女関係なく、親になったら、育児休業取得を企業に義務付けたら、労使ともに、『実質的』に改革できると
思うのですが。
現実は、まだまだ母親ばかりに育児負担を強いる世の中だと思います。
育児休業はできるだけ短く、そして、楽しく過ごして欲しいと思います。
ところで、私が産前休暇・育児休業中に実施したことは・・・
(1)産前休暇に近藤典子さんばりの、大型収納作成。
電動ドリルを購入し、通販でカラーボックスを大量に購入して、ホームセンターで連結金具を調達し、
収納家具をあれこれ作成しました。
作成した家具は、東京に引っ越してからも組み替えて、10年近く使ったので、大変、有意義だったと思います。
いまだに使っているものもありますよ。
(2)産後休暇に、エアロビクス
近所のスポーツセンターに『ママビクス』なる、お子様同伴で行けるエアロビクスのクラスがありました。
ママが、エアロビしている間は、ベビーは傍らに転がしておくんです。
私はフレンドリーではなかったので、ママ友はつくりませんでしたが、同じ年くらいの子供を持つ、
ママ友との出会いの場にもなれるのではないでしょうか。
(3)育児休業中に資格取得
2週間の研修受講が前提になっているITコーディネータの資格を取得しました。
思ったより、役に立たなくて、最近、失効させてしまいましたが・・・
良かったのは、会計士さんとか自分とは違う業界の方たちと親しくできたことですね。
あのまま、名古屋に住んでいたら、今でも交流があったかもしれません。
(4)育児休業中にベビースイミング
生後6か月を過ぎて、お座りができるようになったら受講可能なスイミングのクラスがありまして、
母子で通いました。
平日の午前中という時間設定なので、休業中でないと受講できませんでしたね。
水の中での子供の扱いを教えてくれるので、一通りツボを抑えて、
復帰後も、こどもたちに水泳指導しました。
うちの息子たちが選手コースに選ばれてる子の次くらいに水泳が上手なのは、私のおかげです!(いばりっ)
(5)ゲップが出るほど、『ママ』を堪能
会社で、8時間以上ガンガン仕事をしているのと同じ調子で、こどもにかかわっていくので、
こどもたちは、
「はい、もう結構です。おなかいっぱいです」
状態に・・・
職場復帰後に、たまに休暇を取って、息子たちと1日一緒にいると、
「ママと一緒だと、遊ぶのに忙しくて疲れちゃうんだよね。」
と、苦情が出るほどに・・・
朝、夜と土日くらいを一緒に過ごすのがちょうどよいようです。
国が指針を出せば、すぐにそれを上回る手厚い制度を整備します。
現在は、子供が保育園に入園できるまで延長できる育児休業とか、
小学校入学まで延長できる時短勤務制度とか・・・
しかし、ここで、ちょっと斜に見ちゃいますと、
どの制度も
母親
が、取得することしか想定していません。
もちろん、「父親は制度を利用できません」
などと、明文化されていませんよ。
で、この際、はっきり言いましょう。
人事考課は、『期待値』よりも『実績』が評価されやすい。
数字はうそをつきませんから、『これだけの儲けをたたき出しました。』のほうが、
『数年以内に、こんな大発明をしそうです。』よりも、評価が簡単です。
つまり、休業でキャリアを中断するのは、昇給昇格面では大変、不利になることが殆どだと思います。
殆どの男性が育児休業を1日も取得しないのは、昇給昇格への影響を懸念していると思っています。
そして、母親だけが育児休業を取得した場合・・・
これは、体験談ですが・・・
1.育児休業中に、母子べったりの生活になってしまい、
こどもが父親になつきにくい・・・
息子1号出産時には、産休明けで復帰したので、オットが搾乳に追われる私に代わって、
なんだかんだと息子1号の世話を焼きました。
保育園にも毎朝、抱っこひもで抱っこして送っていくのはオットの仕事でした。
最初のこどもで珍しかったこともあって、オットは息子1号を大変可愛がりましたし、
息子1号も(思った通り)パパっこに成長しました。
(いえ、べつに仕組んでいません。)
息子2号出産時には、ちょっと休業してやりたいこともあったので、1年間の育児休業を私が取得しました。
そうしたら、あろうことか、オットは私に家事育児の一切を任せてもOKだよねと、言わんばかりに、
大学院(社会人コース)に入学しやがった・・・・
息子2号は、小学校入学まで、まったく父親になつきませんでした。
2.オットの家事貢献度が低下する
休業中には、「君は家にいるんだから、家事をするのは当然だよね」
という態度をとっていたオットが、妻が職場復帰したとたんに、家事能力が復活すると思いますか?
一度だらけたら、最後、かなりのショックでも与えないと、変わりません。
妻が家にいるからと、夜も遊び歩いていたとしたら、そんな『おともだち』を突然、放り投げるわけにも
いかないですよね。
3.生活のリズムを変えるのは大変
時短勤務で復帰して、慣れたら、フルタイム勤務に・・・
というようなお話をよく聞きますが、実は、いったん時短勤務に慣れた家族全員の生活のリズムを
変更するのは、かなり大変です。
フレックス勤務制度などで、弾力的に運用可能ならば、復帰直後からフルタイム勤務をお勧めします。
保育園も、時短で対応していた方が、フルタイムに変更するのは、あまり良い顔をしません。
(こどもがかわいそうとか言われる場合もあるようです。かわいそうじゃないように、対応してくださいと、
言い返したくなりますが・・・)
4.周囲の対応
ちょっと嫌な話ですが、周りの見る目がフルタイム勤務と、時短勤務(パートタイマーを含む)では
違ってくる場合が多いです。
「10時から16時までの6時間勤務している」
と、聞いた人の多くは、『空いた時間を活用してお勤めしているのね』と思います。
家計を担って働いているとは思ってもらえないことが殆どです。
『お勤めのほうは、融通が利くよね。』
と、勝手に判断されてそのように扱われてしまいます。
そんなの偏見以外の何物でもありませんが、逆手にとって『私はキャリア志向で仕事第一』という、
偏見を利用して、協力してもらったほうが良くないですか?
一時期、パパクォーター制の導入などが取りざたされた時代もありましたが、今では聞きません。
男女関係なく、親になったら、育児休業取得を企業に義務付けたら、労使ともに、『実質的』に改革できると
思うのですが。
現実は、まだまだ母親ばかりに育児負担を強いる世の中だと思います。
育児休業はできるだけ短く、そして、楽しく過ごして欲しいと思います。
ところで、私が産前休暇・育児休業中に実施したことは・・・
(1)産前休暇に近藤典子さんばりの、大型収納作成。
電動ドリルを購入し、通販でカラーボックスを大量に購入して、ホームセンターで連結金具を調達し、
収納家具をあれこれ作成しました。
作成した家具は、東京に引っ越してからも組み替えて、10年近く使ったので、大変、有意義だったと思います。
いまだに使っているものもありますよ。
(2)産後休暇に、エアロビクス
近所のスポーツセンターに『ママビクス』なる、お子様同伴で行けるエアロビクスのクラスがありました。
ママが、エアロビしている間は、ベビーは傍らに転がしておくんです。
私はフレンドリーではなかったので、ママ友はつくりませんでしたが、同じ年くらいの子供を持つ、
ママ友との出会いの場にもなれるのではないでしょうか。
(3)育児休業中に資格取得
2週間の研修受講が前提になっているITコーディネータの資格を取得しました。
思ったより、役に立たなくて、最近、失効させてしまいましたが・・・
良かったのは、会計士さんとか自分とは違う業界の方たちと親しくできたことですね。
あのまま、名古屋に住んでいたら、今でも交流があったかもしれません。
(4)育児休業中にベビースイミング
生後6か月を過ぎて、お座りができるようになったら受講可能なスイミングのクラスがありまして、
母子で通いました。
平日の午前中という時間設定なので、休業中でないと受講できませんでしたね。
水の中での子供の扱いを教えてくれるので、一通りツボを抑えて、
復帰後も、こどもたちに水泳指導しました。
うちの息子たちが選手コースに選ばれてる子の次くらいに水泳が上手なのは、私のおかげです!(いばりっ)
(5)ゲップが出るほど、『ママ』を堪能
会社で、8時間以上ガンガン仕事をしているのと同じ調子で、こどもにかかわっていくので、
こどもたちは、
「はい、もう結構です。おなかいっぱいです」
状態に・・・
職場復帰後に、たまに休暇を取って、息子たちと1日一緒にいると、
「ママと一緒だと、遊ぶのに忙しくて疲れちゃうんだよね。」
と、苦情が出るほどに・・・
朝、夜と土日くらいを一緒に過ごすのがちょうどよいようです。