オリヴィアを聴きながら

2男児の母、業歴XX年のシステムエンジニアが日々のもろもろを雑記します。
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育児休業制度・時短勤務制度の功罪

2015-11-12 13:51:01 | 最近思うこと
私が所属している会社は、従業員数が1万人なので、子育て支援制度は大変充実しています。

国が指針を出せば、すぐにそれを上回る手厚い制度を整備します。


現在は、子供が保育園に入園できるまで延長できる育児休業とか、
小学校入学まで延長できる時短勤務制度とか・・・



しかし、ここで、ちょっと斜に見ちゃいますと、
どの制度も


母親


が、取得することしか想定していません。



もちろん、「父親は制度を利用できません」

などと、明文化されていませんよ。




で、この際、はっきり言いましょう。

人事考課は、『期待値』よりも『実績』が評価されやすい。

数字はうそをつきませんから、『これだけの儲けをたたき出しました。』のほうが、
『数年以内に、こんな大発明をしそうです。』よりも、評価が簡単です。

つまり、休業でキャリアを中断するのは、昇給昇格面では大変、不利になることが殆どだと思います。

殆どの男性が育児休業を1日も取得しないのは、昇給昇格への影響を懸念していると思っています。


そして、母親だけが育児休業を取得した場合・・・


これは、体験談ですが・・・


1.育児休業中に、母子べったりの生活になってしまい、
こどもが父親になつきにくい・・・

息子1号出産時には、産休明けで復帰したので、オットが搾乳に追われる私に代わって、
なんだかんだと息子1号の世話を焼きました。
保育園にも毎朝、抱っこひもで抱っこして送っていくのはオットの仕事でした。

最初のこどもで珍しかったこともあって、オットは息子1号を大変可愛がりましたし、
息子1号も(思った通り)パパっこに成長しました。

(いえ、べつに仕組んでいません。)

息子2号出産時には、ちょっと休業してやりたいこともあったので、1年間の育児休業を私が取得しました。

そうしたら、あろうことか、オットは私に家事育児の一切を任せてもOKだよねと、言わんばかりに、
大学院(社会人コース)に入学しやがった・・・・


息子2号は、小学校入学まで、まったく父親になつきませんでした。


2.オットの家事貢献度が低下する

休業中には、「君は家にいるんだから、家事をするのは当然だよね」

という態度をとっていたオットが、妻が職場復帰したとたんに、家事能力が復活すると思いますか?
一度だらけたら、最後、かなりのショックでも与えないと、変わりません。

妻が家にいるからと、夜も遊び歩いていたとしたら、そんな『おともだち』を突然、放り投げるわけにも
いかないですよね。


3.生活のリズムを変えるのは大変

時短勤務で復帰して、慣れたら、フルタイム勤務に・・・

というようなお話をよく聞きますが、実は、いったん時短勤務に慣れた家族全員の生活のリズムを
変更するのは、かなり大変です。
フレックス勤務制度などで、弾力的に運用可能ならば、復帰直後からフルタイム勤務をお勧めします。
保育園も、時短で対応していた方が、フルタイムに変更するのは、あまり良い顔をしません。
(こどもがかわいそうとか言われる場合もあるようです。かわいそうじゃないように、対応してくださいと、
言い返したくなりますが・・・)


4.周囲の対応

ちょっと嫌な話ですが、周りの見る目がフルタイム勤務と、時短勤務(パートタイマーを含む)では
違ってくる場合が多いです。

「10時から16時までの6時間勤務している」

と、聞いた人の多くは、『空いた時間を活用してお勤めしているのね』と思います。
家計を担って働いているとは思ってもらえないことが殆どです。

『お勤めのほうは、融通が利くよね。』

と、勝手に判断されてそのように扱われてしまいます。

そんなの偏見以外の何物でもありませんが、逆手にとって『私はキャリア志向で仕事第一』という、
偏見を利用して、協力してもらったほうが良くないですか?



一時期、パパクォーター制の導入などが取りざたされた時代もありましたが、今では聞きません。
男女関係なく、親になったら、育児休業取得を企業に義務付けたら、労使ともに、『実質的』に改革できると
思うのですが。



現実は、まだまだ母親ばかりに育児負担を強いる世の中だと思います。

育児休業はできるだけ短く、そして、楽しく過ごして欲しいと思います。


ところで、私が産前休暇・育児休業中に実施したことは・・・


(1)産前休暇に近藤典子さんばりの、大型収納作成。

電動ドリルを購入し、通販でカラーボックスを大量に購入して、ホームセンターで連結金具を調達し、
収納家具をあれこれ作成しました。
作成した家具は、東京に引っ越してからも組み替えて、10年近く使ったので、大変、有意義だったと思います。
いまだに使っているものもありますよ。

(2)産後休暇に、エアロビクス

近所のスポーツセンターに『ママビクス』なる、お子様同伴で行けるエアロビクスのクラスがありました。
ママが、エアロビしている間は、ベビーは傍らに転がしておくんです。

私はフレンドリーではなかったので、ママ友はつくりませんでしたが、同じ年くらいの子供を持つ、
ママ友との出会いの場にもなれるのではないでしょうか。

(3)育児休業中に資格取得

2週間の研修受講が前提になっているITコーディネータの資格を取得しました。
思ったより、役に立たなくて、最近、失効させてしまいましたが・・・

良かったのは、会計士さんとか自分とは違う業界の方たちと親しくできたことですね。
あのまま、名古屋に住んでいたら、今でも交流があったかもしれません。


(4)育児休業中にベビースイミング

生後6か月を過ぎて、お座りができるようになったら受講可能なスイミングのクラスがありまして、
母子で通いました。
平日の午前中という時間設定なので、休業中でないと受講できませんでしたね。
水の中での子供の扱いを教えてくれるので、一通りツボを抑えて、
復帰後も、こどもたちに水泳指導しました。

うちの息子たちが選手コースに選ばれてる子の次くらいに水泳が上手なのは、私のおかげです!(いばりっ)


(5)ゲップが出るほど、『ママ』を堪能

会社で、8時間以上ガンガン仕事をしているのと同じ調子で、こどもにかかわっていくので、
こどもたちは、

「はい、もう結構です。おなかいっぱいです」

状態に・・・

職場復帰後に、たまに休暇を取って、息子たちと1日一緒にいると、

「ママと一緒だと、遊ぶのに忙しくて疲れちゃうんだよね。」

と、苦情が出るほどに・・・



朝、夜と土日くらいを一緒に過ごすのがちょうどよいようです。




フルタイム勤務での子育て中に有難かったのは・・・

2015-11-11 13:17:05 | 最近思うこと
最近は、出産後に職場復帰するのは、珍しいことではなくなってきました。

会社でも『ダイバーシティ』とかなんとか(最初に聞いた時は、お台場に新しくできたショッピングセンターかと思いました。)言って、
講演会を開催したりもしているようです。



関係部署から、先輩社員としてスピーチしてもらえませんか?
とか、連絡来ましたが、予定している休暇期間だったため、辞退しました。

もう、時代が代わっちゃったので、私の経験がそれほど現在、子育て真っ只中の方の役に立つとも思えません。



今では、息子たちも高校生と中学生になったため、親のことなんて『財布』くらいにしか思っていないようで、
平日家に居ると邪魔にされます。


そんな彼らが、まだ『ママ、ママ』と可愛かったころに、有難かったのは・・・


(1)出産前から予約できて、産休明から対応してくれた保育園

息子1号を妊娠中に一番重点を置いた準備は、保育園探しでした。
当時は名古屋市に住んでいましたが、認可保育園は、すべて出産前の予約はできませんでした。

また、住まいの近所の保育園では18:00を超えて延長保育をしている認可保育園は皆無。
19:00以降の保育を行っているのは(2市で2園ある夜間保育園のみでした。
産休明けから対応している保育園も20%程度でした。

たまたま、たまたま、住んでいた家の最寄り駅に無認可の『駅型保育所』があり、
こちらの保育園がすべての要件

・産休明から対応
・出産前から入園予約可能
・21時までの延長保育可能

を満たしていたのは、奇跡でした。
ただし、保育料は大変高額でした。


ただでさえ、ナーバスになるネタが尽きない妊娠中に、「産んでも保育園に入れるかどうかわかんな~い」
状態では、心が休まる暇なんかなかったと思いますので、
これは大変に有難かったです。

その丸4年後に、息子2号を妊娠した時には、産前休暇に役所に相談に行ったら、
『育児休業明けであれば、入園予約できる保育園がいくつかあります。』
と、制度が変わっていました。
区内の3分の1程度の園が、出産後に、育児休業明けの入園を予約できるようになっていました。

こういう制度は自治体によってマチマチなので、いざその時になる前に、
要望事項として、マメに発信していく必要があると思います。

どこの自治体でも、『市民の声』を救い上げようとする仕掛けは準備しているようなので・・・
(どの程度採用されるか不明ですが)


(2)土日夜間早朝に対応していくれる医療機関

小児科って診療時間が短いところが多いんです。
乳児期は予防接種もいろいろあって、
保育園ではすぐに病気をもらってくるし、
小児科にお世話になる頻度はとても高い。

会社がお休みの土曜日に、予防接種の予約接種ができる小児科はありがたかったです。
歯科医も土曜に診療してくれるところは助かりました。
また、診療についても電話やネットで予約できる小児科は、待ち時間が節約できる分、
ありがたかったです。
電話予約は、『これはチケぴなのか?』と思うほど、早朝に、
がんがん電話しないと繋がりませんでしたけどね・・・

でも、どうしても無理な時は、

「私たち医者は、病気の患者が来ちゃったら診る以外の選択肢はないのよ。」

という小児科医の言葉に、すがって、
医院と、お住まいが一緒のお医者様に夜、連れて行っていました。


(3)病後児保育

回復期でまだ集団生活は控えたい子供を預けられるところがあるとありがたいです。
当時住んでいた名古屋近郊に、小児科医が医院の一角で社会貢献の一環で、
実施してくれているところがあり、回復期の息子1号を預けたことがあります。

運悪く、一緒に預けられていた他のお子さんのウィルスをもらって、髄膜炎になるという
笑えないオチでした。

その後は、回復期には当時、名古屋市で始まったばかりのファミリーサポート制度を利用して、
子育てが終わった世代のご婦人に預けるようにしました。

ちょうど、別居している同年代のお孫さんを持っている方で安心して預けることができましたし、
元来「おばーちゃん子」だった息子たちは、その方のことも大好きでした。

今じゃ、覚えていないそうなので、こどもなんて薄情なもんです。


(4)半日年休と融通の利く上司

すぐに発熱する乳幼児時代は、半日単位で取得できる有給休暇が有難かったです。
でも、「もうあと、20分だから帰んなさい」と、言ってくれる上司には適いません。
(あと、2時間あるんですけど・・・)


(5)サポートしてくれるママ友

小学生になってからは、学校外での活動も増えて来まして、
習い事とか、自治体や町内会の催しものとか

「いっしょに見てるからいいよ」

と、言ってくれるママ友は有難かった。

「今夜はXXX公園で盆踊りなんだけど、うちの子が行くから、一緒に連れていくね。」

と、仕事中の私にメールしてくれるママ友の気遣いには、涙しました。


(6)長期の休みの安全な居場所

小学生になってからは、夏休み等の長期休暇中に、児童館や、学校の空き教室を利用した預かり保育が
有難かった。

基本的に、うちの息子たちは自由に自宅や、友人宅で過ごしていましたが、困った時に行ける場所があるというのは、
親にとっては安心です。



こうして書いていると、実は有難いのは、『ハコモノ』(設備)は殆どなくて、
ソフトウェアなんだなぁ・・・


と、再認識。

サッカー少年の進路 ~ 中学校のサッカー部

2015-11-07 00:26:22 | 最近思うこと
息子1号の友人は、何人かサッカー部を目的に、
私立中学校に入学しています。

クラブユース連盟のクラブユース選手権に出場している学校です。

サッカー部が強豪と言われている中学校では、

1.高校のサッカー部も強豪
2.高校のサッカー部はあまり名前を聞かない

がありますが、

1の場合でも、

1.中高一貫で高校では入学させない
2.高校でサッカー推薦の選手を入学させる

がありまして、

2.の場合、Aチームは殆どが推薦入学の選手で、
中学校からの持ち上がりは起用されにくい
場合があります。

また、2から1に方針を変えた学校で、
サッカー部が勝てなくなってしまう場合もあるようです。

1の学校で現状、東京都のベスト32に入っている学校はあまり多くありませんが、
皆無ではありません。6年間同じ仲間とサッカーを続けたいと希望するお子さんは、
そういう学校が良いと思います。


私立の場合は、練習場所も、指導者も安定している場合が多いです。
ユニや用品、合宿等の費用は、街のクラブチーム並に係るようです。


公立中学校のサッカー部の場合は、一般的には

1.サッカーに心血を注ぐ部員ばかりではない
2.サッカーのスキルが高い指導者がいるとは限らない
3.練習場所・練習時間が確保できない
4.試合機会が少ない

などの課題があります。

2は、入った学校にどういう指導者がいるのかは、殆ど運です。
(縁ともいう)
スキルの高い指導者に恵まれるラッキーな場合もあります。
(でも、公立だと定期的に先生の異動がある)

指導に恵まれない場合、サッカースクールを利用するという方法がありますが、
実は、中学生を対象としたサッカースクールは都内に殆どありません。

私の知る限りでは、FC東京深川に中学生向けのサッカースクールがあります。
また、FC東京23でもU18を対象に月に3回程度のサッカースクールを開催しています。
このほかに、墨田区では不定期にフットサルの教室を開催したりしています。
(個サルで中学生が参加可能なものもあります)


ただ、クラブチームでは殆どが同じ年齢の選手と一緒に活動するのとは違い、
先輩・後輩が混在する部活では、『指導力』を身に付けたりすることもできます。
また、練習のカリキュラムを自分たちで、率先して考えたり、
練習時間の確保についても工夫を凝らしたりと、得難い経験を積める利点はあります。

人材も限られた中で、いかに勝つか頭を使える選手に成長できるチャンスでもあります。

当たり前ですが、練習のための移動時間がない分、学習時間を確保しやすいというのは、
最大のメリットですね。


公立中学校のサッカー部からでも、強豪高校のサッカー部に進学することは
もちろん可能です。(スタメンになれるかは、入学してからの頑張りです。)

ジュニアユースのクラブチームに比較して、圧倒的に、
「走り込み」の量が不足しているようで、入学当初は大変苦労するようで、
せっかく入部したのに、高1の初めに断念する選手がいるのは残念です。

高校でもサッカーを続けたいお子さんは中学時代に走り込んで置くことを
お勧めします。
最初の1週間に毎日、10キロ走らせて、ボールには触らせない。
というフィルターをかけるなんて話も聞きますよ。





サッカー少年の進路 ~ Jr.ユースチームを選ぶには

2015-11-04 12:53:14 | 最近思うこと
さて、セレクションは複数のチームを受ける方が多いですが、受かったら入団することが基本です。


東京都クラブユース連盟に加入しているJr.ユースのチームだけで90以上あります。


「本人が入りたいクラブに入ればよい」


は、一理ありますが、所詮は小学生。
小学生チームの卒団生が入ったXXXXに行きたい!

と、強く主張する場合もあるかもしれませんが、そういう希望がない場合や、
近所で見かけるクラブチームがない場合など、情報を持たない彼らには、
チームを選ぶことはできません。

(みんなが知っている

FC東京とか、東京ベルディとかには入りたいというかも知れませんが・・・)



入団することを基本とするならば、まずは、

(1)練習場所はどこなのか?

これは、通いきれるのかを判断する上ではしっておくべき必須事項。

理想は本人が自転車で行ける範囲。
その範囲にない場合は、カネで解決するとして公共交通機関を使って、
1時間以内に行ける場所か・・・?

学校の授業が終わって(場合によっては学活も)から、宿題を済ませて、
軽く食事をして、練習開始の「18:00~19:00」くらいに到着するには、
1時間以内でないとかなり厳しい。

練習後に、宿題というのは、練習終了が「20:00~21:00」で
片付けて30分、1時間かけて帰ってくると21:30~22:30になるので、
睡眠不足が心配です。

ここで、注意しなければいけないのは、都内の隣県と接するあたりだと、
例えば、北区と埼玉県の場合、練習場所には30分くらいで通える場合があります。
でも、公式戦になると埼玉県全域が対象となるから、毎週、坂戸や、熊谷や、秩父に・・・
土曜日開催の試合は、最近の土曜授業に配慮してか、ナイターも増えています。

(2)費用負担は出来るのか?

可愛い子供のために出来る限りの費用はがんばろうと思う親御さんが多いと思いますが、
3年間続くし、場合によってはその先の高校サッカーにもっと費用がかかる・・・
チームによって海外遠征まであったりしますから
(自由参加でもみんなが行くのに、うちはお金がないから行けないというのは、なかなか切ないものです)
事前にチームに問い合わせるとよいと思います。

セレクションの前に、費用について質問したからと言ってセレクションにマイナスになるようなことは
決してないと思います。


(3)所属するリーグはどこか?

少々複雑ですが、東京都クラブユース連盟のU15以下では、

地域リーグ、全都リーグ(上位、下位)、TOPリーグに分かれて1年間のリーグ戦を行います。
U13,U14で少しずつレギュレーションが異なります。
成績によって、リーグ間の昇降格が行われるため、現在、どのリーグにいるかを気に病む必要はありませんが、
どこのリーグに所属しているかを「目安」にして、入団を希望する選手が多いのは確かです。

リーグについての詳細は、連盟のHPにあると思います。

(4)OBの活躍は?

OBの進路先や活躍状況についても参考になります。
今の時期ですと、全日本高校サッカー選手権の予選が終盤ですが、ベスト16(東京はABブロックなので、32校)の
パンフレットに各校の選手名簿が載っています。ここには、中学時代の所属チームも掲載されています。
(パンフレットは大手のスポーツ用品店で販売しています)


これらの情報を集めた上で、親御さんのほうである程度のチームを絞り

(5)練習会、セレクションの日程はいつか

で、かぶらないようにタイムスケジュールを作って、練習会やセレクションに参加します。




そして、セレクションに複数合格した場合のチーム選びは、本人にゆだねましょう。


卒業を控えて、ずいぶんといろいろなことを冷静に考えられるようになっています。

よく親御さんで、「強いチームでベンチにも入れないより、スタメンになれそうなチームのほうが成長する」と、
おっしゃる方もいますが、ここで仮にJ1チームとJ3チームとして見ましょう

J1のベンチ外は、がんばればJ1のスタメンになれるかもしれないが、J3のスタメンは、J1のスタメンになれることはない。

開始地点にどの立ち位置にいたとしても、卒業までその立ち位置をキープするとは限らない。
中学生年代の成長はものすごいです。予測なんて出来ません。



息子2号は3チームから合格を頂きました。
サッカースクールのコーチの薦めや、私の薦め(ユースがある)を聞いた後に、
誰も薦めなかったチームを選んだ本人に理由を尋ねたら、

「2次セレクションに来ていた選手がみんな自分より上手かったから、あの仲間とやりたい」

と、応えました。

ずいぶん成長したなと感心したものです。





んが、昨夜聞いたら、

「実は、他のチームは練習場所が日によって違うので、迷いそうでいやだったという理由が一番大きい」

だと・・・・

子供なんてそんなもんです。

サッカー少年の進路 ~ Jr.ユースに係る費用について

2015-11-01 14:04:58 | 最近思うこと
クラブユース選手権なんです。今の時期。

東京だけではなく、他の地域もあるかと思いますが・・・



いつ、スタメン落ちするかわからないし、
控えでも、数分でも出場機会があるかもしれないし、
チームの成長も記録したいし・・・

と、時間の許す限り、公式戦は応援に行っています。



で、今シーズン行った先は、

府中、町田、八王子、清瀬、東久留米

と、片道1時間半を超えるところばかり。

東京都って、東西に長いんですよ・・・

でも、東京都のリーグだけだから都内に限定ですが、
関東リーグだと、関東全域になってしまいます。

応援の交通費も馬鹿になりません。

さて、本題。

クラブチームに入ると、どの程度の費用が必要になるかですが、
実は、企業がスポンサーに入っているチームだと、
月のお月謝しかかからなかったりします。

当然、そういうチームは、人気があるので、入団するのは狭き門。


なので、普通の地域リーグとか全都リーグに参戦している街クラブについて書きます。


入団時:

1.ユニ 正副
2.練習着上下
3.ジャージ上下
4.ピステ上下
5.ウォーマー上下
6.ベンチコート
7.移動着
8.チーム名入りバッグ
9.ビブス

チームによって、揃える物品の内容が異なります。
1、2くらいはどこのチームでも揃えています。
息子2号のチームでは、ユニは「ホーム」だけで、
「アウェイ」はチームで持っていて必要な時に、
貸出ます。
(2年生の今の時期まで、Awayのユニが必要になったことは、
一度もありませんが。)

費用は3万~12万くらい。
ちなみに、息子1号の高校サッカー部では1~9まですべて揃えて、
費用は10万円を超えていました。

チームによっては、毎年、ユニをチェンジしたりする場合があるようです。
その都度、買い替えが必要になるとまたモノ入りなので、大変です。


月々:

たいていのクラブチームでは平日2~4日の練習日があり、
土日祝日には、公式戦や練習試合、練習があります。
月謝は9000円~18000円程度。
借りている練習場所や、コーチの人数によって、月謝の額に差がつくようです。

コーチにも生活がありますから、コーチの給与を考えれば、
選手当たりのコーチの人数が多ければ、費用も掛かるのは当然ですね。
それでも、どこのクラブチームもいろいろと工夫をして、
(他のカテゴリーのサッカー教室の講師と兼任にするとか、
サッカー指導者を希望する大学生のアルバイトを採用するとか)
費用は低く抑えていると思います。

馬鹿にならないのが、選手本人の交通費。
中学生になると交通機関は大人料金ですので、1日で1000円札が消えます。
普段の練習場所が、徒歩や自転車で通えるのと、
電車やバスを乗り継ぐのでは、ずいぶんと差が出ます。

遠征費用は都内全域なので、1回の遠征で往復2000円程度。

補食に、おにぎり、スポーツゼリーなどを持たせれば、その費用も1回300円程度。


長期休暇:

夏休みにはほとんどのチームで合宿が行われます。
長野、波崎などが東京からの行き先としては多いのですが、
4-5万円くらい。

チームによっては夏休みに2回。冬休み、春休みに1回など、
年に何回か合宿するので、回数が多いと出費も増えます。


最近は、冬に寒さを避けて、沖縄で合宿をしたり、
ヨーロッパやブラジルなどに海外遠征をするチームもあります。
費用はずいぶん高額になると思います。

(せっかくの海外遠征だから、親も観戦したい・・・と同行したら、
ボーナス1回分ではすみませんね。)


その他:

スパイクの稼働頻度が高いため、すぐに壊れます。
また、成長期でサイズもどんどん大きくなるため、
頻繁に買い替えが必要です。
価格は、1足 7000円~20000円くらい。

チームメイトとの連絡用に、スマホが必須だぁ・・・と騒がれます。
専用のスマホを与えると、月額3000円~5000円程度の通信費がかかります。
(まぁ、いまどきの中学生は別にクラブチームに入っていなくても、スマホをよこせ
と、主張すると思いますが。

ちなみに、うちの息子はPHSなので、月額1000円ですが、家の中では、
iPadを手放しません。)



ちなみに、いわゆる強豪と呼ばれる私立の高校サッカー部ですと、
これらの費用に、授業料が別にかかります。
(部活に月謝はいりませんが、練習場所確保とかに使うための
父母会費が同程度かかります。)



可愛い子供のために、一生懸命稼ぎましょう!