電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

古いノートパソコンを起動すると

2006年01月02日 21時34分45秒 | コンピュータ
以前、サブノート型のパソコンを携帯しようと考えたことがあった。乾電池で動作するパソコン、IBMのThinkPad220を購入し、愛用していた頃である。だが、多数の予備電池を持参する必要があり、実際的ではないのであきらめた。しかし、PC-DOS5.0にDOS-Extenderを導入し、EastWind版のpTeX/pLaTeXをVz+laitex環境で使っていると、これはこれで快適で、ずいぶん遅くまで使っていた。最近は、PowerPoint等でプレゼンを行うことが増えたので、さすがに昔の386のDOSマシンを持ち出すことはなくなり、書棚の中でひっそりと余生を送っているところだ。
新年を機に、少し手入れをしてやろうと電源を入れたところ、ちゃんと起動する。autoexec.bat で呼び出した menu が、MS-Works2.5 や Vzエディタ、LaTeX や dviout, dviprt などのツール群を表示する。
DOSの時代によく使っていたファイラーで80MBのハードディスク内容を調べると、TXTディレクトリに1990年代のテキスト備忘録メモが見つかった。おお、そうだ、1990年代の正月には何をしていたのだろうか。

1990年:備忘録メモを文書の中に取り込む方法について考えている。
1991年:パソコン通信に夢中になっている。
1992年:FM-TOWNSの起動の仕組みを調べている。
1993年:ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」を覚えようとしている。
1994年:AWkスクリプトでアンケート処理の方法を工夫している。
1995年:impress の TeX for Windows を発注している。
1996年:表計算で年間スケジュールとデイリーを連動させようとしている。
1997年:ThinkPad220が静電気にやられてダウンしている。
1998年:Linuxに興味を持ち、調べている。
1999年:NTTでWEB技術研修を計画している。
2000年:2000年問題の有無を調べている。

なんだ、要するに毎年パソコンをいじっているんだ。昔も今も、たいして変わり映えしないなぁ(^_^;)>poripori
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田舎のお正月の風景

2006年01月02日 10時08分19秒 | Weblog
午前中、年賀状を整理して返信を書くものを分ける。少し余分に取っておいたのに、足りなくなりそうだ。前の職場の同僚が結婚したとか、転勤で活躍している様子などがわかり、読むのが楽しい。飼っているペットが年を取って・・・という記載が、気のせいか例年より多くなったように思う。
一段落したところで、御年始の祝儀袋を用意し、寺参りに出かける。我が家の菩提寺を含て旧村内に三カ寺あり、歩いてまわるのもなかなかたいへんだ。正月のお神酒とお茶を御馳走になり、世間話をして帰る。話題はどこでもこの冬の大雪のこと。ある老人独居世帯で、雪下ろしを頼んだ人が屋根から落下し、目を傷つけて失明したとか。たいへんな事故が起こっていたことに驚く。自宅と職場との往復だけで、地域で起こったできごとが盲点になっているようだ。
ほろ酔い機嫌で自宅にもどり、昼食。お天気がよく除雪の仕事がないので、助かる。午後からは追加の年賀状を書き、子どもに頼んで出してもらう。その後、少々お昼寝。
夜、恒例のウィーンフィル・ニューイヤーコンサート。さすがにこの番組は教育テレビではなくて総合テレビなのですね。マリス・ヤンソンスは強面の外貌とは異なり、選曲が楽しい。携帯電話をネタに現代風に演出したポルカ「電話」には思わず笑ってしまった。たぶん、オケの練習中にもこんなことがあるんだろうなぁ。
寝床の中で読み始めたディケンズの『オリバー・ツイスト』(新潮文庫)が面白く、つい読みふけってしまう。今日は、オリバーが救貧院を出て葬儀屋で働くようになるまで。あとはまた明日読みましょう。
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