電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

プラチナ万年筆#3776ブルゴーニュ(F)を使ってみる

2013年08月30日 06時04分24秒 | 手帳文具書斎
かなり長期間インクが乾燥しにくい構造のキャップを持ち、滲みにくく裏抜けしにくい古典ブルーブラック・インクを常用することができる万年筆として、プラチナ社の#3776ブルゴーニュという製品を購入して、うれしく使っております。当初は中字を希望しましたが、お盆休みにかかったせいか、ようやく入手できた細字です。プレッピーに使っていたコンバータを引っこ抜き、ブルゴーニュにセットして使っています。






で、使ってみての感想は:

(1) プレッピーと比較するのはそもそも間違いだと思いますが、さすがに格段になめらかな書き味です。
(2) インクフローは、予想したよりも、意外なほど良いと感じました。
(3) ペンの持ちやすさは、ふだんの握り方では指の部分にネジ山が来てしまいますが、少しだけ上を持つようにすると、段差もなく、それほど抵抗はありません。
(4) プレッピーの、パチンというはめ合わせ方式のキャップも嫌いではないのですが、キャップをくるくると回す感覚は、手持ちのものではペリカン万年筆と同じで、いかにも高品質な感じがします。
(5) 本来の好みから言えば、中字が望ましいところですが、細字で裏抜けもしませんので、手帳のスケジュールらんにも記入できます。これは意外に便利です。



明らかに、今までメインで使ってきたパイロットのカスタムの座を奪うほどの勢いです。プラチナ社の万年筆を、あらためて再評価しています。

ところで、もともと発端となったプレッピーはどうするのか?これは、徹底して水洗いして乾燥させ、実験用として待機させたいと思います。今後、同社の顔料インクなどを試すような時に、出番があるかもしれませんので。

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