電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

競争こそが進歩の源泉とは限らない

2014年02月07日 06時06分33秒 | Weblog
1月27日付の山形新聞のコラム「経済サプリ」で、おもしろい言葉がありました。「簡単解雇」は問題あり、というタイトルで、独協大教授の森永卓郎氏が、こんなことを書いていました。

競争こそが進歩の源泉という見方もあるが、私はそうは思わない。私が知る限り市場原理主義者にクリエーティブな人は、ほとんどいないからだ。

うーむ、この文章は、表現としては面白いけれど、理由付けとしては弱いように感じられます。市場原理主義者が自らを競争の場に置かず、他を互いに競争させて利益を得ているために、自らはほとんど進歩していないのだ、という見方も、理屈の上ではできてしまうでしょう。論理的な文章というよりは、新聞の求めに応じて書いた、誰かを揶揄するちょっとしたウィットという性格のものでしょうか。

写真は、ある日のお弁当。たまたまお雑煮風の差し入れもいただいて、満腹・満足な昼食でした。

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