電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

各種廉価万年筆を使ってみて、感想をまとめてみると

2014年02月14日 06時01分01秒 | 手帳文具書斎
一昨年あたりから、各社の廉価万年筆を使ってみて、それぞれに特徴があり、考え方の違いを感じました。現在、手元にあるものについて、率直な印象を書いてみると、こんなふうになります。

■コクーン パイロット、中字:M、同社の黒インクをカートリッジで使用中。
  見た目はよいが、握りの部分の段差がきつく、首軸が細すぎて持ちにくい。
  せめて首軸がもう少し太ければ、段差を意識せずにすんだものを、と残念。
  筆記時のみ、首軸にぱちっとはめるゴムの補助具がほしい。
  尾部に差したキャップが、使っているうちに外れやすい。(3,000円)
■プレラ パイロット、青軸、中字:M、同社の色彩雫「朝顔」をコンバータで。
  コンパクトで使いやすいが、コンバータ CON-50 のインク容量が少ない。(3,000円)
■プレラ パイロット、透明軸、細字:F、色彩雫「紺碧」をコンバータで。
  コンパクトでよいが、明るいインクの色と細字の相乗効果で、影がうすい。(3,000円)
■カクノ パイロット、青キャップ、中字:M、プラチナ社の古典ブルーブラック。
  カートリッジにボトルインクをスポイトで充填し使用。握り部も実用的。(1,000円)
■プレッピー プラチナ、中字:M(0.5mm)、古典ブルーブラック・カートリッジ。
  中字なのにインクフローが渋く、なめらかさに欠ける。インクは実用的だが
  多量の筆記には使いたくない筆記感。(200円)
■プレッピー プラチナ、細字:F(0.3mm)、古典ブルーブラック・カートリッジ。
  細字で手帳等の記入には裏抜けせず実用的。「使う喜び」はうすい。(200円)



利用者の好みにより、また軸とインクの組み合わせを変えれば、結果はまた変わってくるのでしょうが、この中で使いやすさで順序をつけるとすると、「プレラ青軸(中字:M)と朝顔」の組合せと「カクノ(中字:M)とプラチナ社の古典ブルーブラック」の組合せの使用頻度が高く、「プレラ透明軸(F)と紺碧」の組合せと「コクーン(M)に黒」が使用頻度が低い、という結果になります。プレッピーは、使う楽しさは乏しいものの、日常的に持ち出すには実用的であり、買物袋のポケットにそのばせたりして、出番はわりに多いです。



コメント