本書は、2008年に刊行された『情報は一冊のノートにまとめなさい』の改稿増補版です。高度で複雑な整理は続かないが、「分類整理せず時系列で情報を入れていく」やり方だと、シンプルに活用できること、あとで情報を使うためのメモや資料の書き方・貼り方、あるいは検索しやすく読みやすい記録法などを紹介しています。そして、「日常の取材」がアイデアの素材になることを指摘し、ライフログを提唱するとともに、記録した情報同士の意外な組み合わせで新しいアイデアや考えを生み出すことを重視しています。その極意は、要するに
ということ。「簡単だから効果が望める」とし、何でも書き何でも貼るスタイルで、それを何回も読み返すことで、一つ一つの情報が組み合わされて、アイデアや発見につながるというものです。
実際には、著者もダイアリーというかスケジュールは別に用意しているようで、何が何でも一冊のノートにまとめるというものではないようで、当方の場合で言えば備忘録ノートに相当するもののようです。したがって、多少やり方は異なるとはいえ、実践経験は豊富な立場から著者の主張を見た場合に、あらためて「なるほど」と思える点は、次の通りでした。
(1) 使用ペースがわかる「区切り線」を工夫 (当方は1日1頁にはこだわらず、2行以上の空白を開けて区切りにしている)
(2) 新聞記事は必要な「くだり」だけを貼る (これは納得できる)
(3) 新聞からは「基礎データ」を集める (当方は記事をもとに基礎データはネットで調べることも多い)
(4) 日曜の新聞からは「まとめ記事」を切り抜く (なるほど)
(5) 考えるから書くのではなく、書くから考える (そういう面は確かにある)
(6) 無目的な読み返しが発見をうむ (読み返しは必ずしも無目的ではない)
私の場合、備忘録がほぼブログのネタ帳と化していますが、どちらかといえば本書は備忘録ノートを始めたばかりの人には有益なものであり、ベテランには多くの人の共通性というか、普遍的な事項を確認できるという点で有益と感じます。
常に一冊のノートだけに情報を入れ、それを読み返す
ということ。「簡単だから効果が望める」とし、何でも書き何でも貼るスタイルで、それを何回も読み返すことで、一つ一つの情報が組み合わされて、アイデアや発見につながるというものです。
実際には、著者もダイアリーというかスケジュールは別に用意しているようで、何が何でも一冊のノートにまとめるというものではないようで、当方の場合で言えば備忘録ノートに相当するもののようです。したがって、多少やり方は異なるとはいえ、実践経験は豊富な立場から著者の主張を見た場合に、あらためて「なるほど」と思える点は、次の通りでした。
(1) 使用ペースがわかる「区切り線」を工夫 (当方は1日1頁にはこだわらず、2行以上の空白を開けて区切りにしている)
(2) 新聞記事は必要な「くだり」だけを貼る (これは納得できる)
(3) 新聞からは「基礎データ」を集める (当方は記事をもとに基礎データはネットで調べることも多い)
(4) 日曜の新聞からは「まとめ記事」を切り抜く (なるほど)
(5) 考えるから書くのではなく、書くから考える (そういう面は確かにある)
(6) 無目的な読み返しが発見をうむ (読み返しは必ずしも無目的ではない)
私の場合、備忘録がほぼブログのネタ帳と化していますが、どちらかといえば本書は備忘録ノートを始めたばかりの人には有益なものであり、ベテランには多くの人の共通性というか、普遍的な事項を確認できるという点で有益と感じます。