電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

同じ万年筆・インクでも、ノート(紙)によって印象が違う

2018年12月07日 06時04分19秒 | 手帳文具書斎
プラチナ社の新製品プロシオンPROCYON万年筆は、新品のコンバータに入れ替えてからは安定したインクフローになって、満足しています。ところで、先日偶然にも同じペン、同じインクで違うノートに書き込み、受ける印象が随分違うことに気づきました。

普段使っているノートは、備忘録として常用しているツバメノート(A5)です。こちらは、少し厚めのツバメ中性フールス紙を用い、裏抜け・裏写りはまずありません。インクも滲まず、どちらかといえばかっちりとした文字が書けます。これに対し、たまたま使ったのがふつうのキャンパスノートで、プラチナ古典ブルーブラック・インクだと大丈夫ですが、パイロットの青や色彩雫シリーズのようなインクだと、時に裏抜けすることがあります。

で、古典BBインクを吸入したプロシオン。コクヨのキャンパスノートに書くと、意外にいい感じなのです。ごくわずか滲み気味なのか、文字を太めに見せて中字らしい見やすさです。もしかすると、プラチナ社では書き味をコクヨのキャンパスノートに標準を置いて設定しているのかもしれません。逆に言えば、ツイスビーTWSBIやモンブランのマイスターシュテュック149(M)などは、インクフローが良すぎて困るという事態になるのかも。
この件、細字の#3776ブルゴーニュでツバメノートでは細すぎると感じるなど、以前も記事(*1)にしておりました。

  • ツバメノート TWSBI ダイヤモンド580AL(M)、VacMini(M)、Pilot カスタム・グランディ(M)、モンブラン マイスターシュテュック149 等、潤沢フロー系
  • キャンパスノート #3776ブルゴーニュ(F)、プロシオン(M) 等、節度あるフロー系

こんな感じか。

(*1):ノートと万年筆の相性〜「電網郊外散歩道」2015年3月

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