クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

お茶目さん

2007-09-18 05:16:24 | Weblog
昨日の朝の事である。クーが居間のカーペットで爪を研いでいると、ココが駆け足で入って来た。一寸にらみ合った後ココが「お姉ちゃん遊ぼうよ」と追いかけ始めた。2ニャンズは、ソファーの周りを1周した後、台所に駆け込む。クーはニャンコ三段跳びで、冷蔵庫の上に非難した。追いかけていたココは、台所に入ると直ぐに左折し、外の見える窓辺に上がった。それを見ていたクーは「あレレ?!!」と意表を突かれた。二人を見ていた僕も唖然となった。ココは平和主義者なのかもしれない。その数日前も、部屋中をグランドにしていたココは、何周目かに、洋間に入ると静かに、おとをたてずに歩き始め、台所に居るクーから姿を見えないようにし、ガラス戸に近付くと、いきなりバタンとお腹を見せてひっくり返った。そして、隙間から手を差し込み「クーちゃん」と一声。流石のクーも「シャッー」と怒れず、手を叩き合って遊びに巻き込まれた。
僕が帰宅すると、ココは僕の事を呼ぶ。炊事時間で火を使っているので、居間には行かせられぬ。部屋の扉の前でゴロンと転がる。「お腹撫ぜてよ」と。昨日は、はっちゃん顔負けのロケットを2回もしていた。
ひょうきんと言おうか、お茶目さんである。この性格の源は神戸にある。生まれながらの性格も、陽気てあったと思うが、BEATさんのお宅で、大きなニャンズと一緒に暮らす中、チビゆえにいじめられないのは、明るく、茶目っ気たっぷりに振る舞い、みんなに可愛がられる事が、我が身を守る術だったのだろう。我が家に来ても、神経質なクーと仲良くなるには、茶目っ気たっぷりに振る舞い、認めてもらう事が必要だった。裏を返せば、涙が出る位悲しい事なのだ。しかしココの茶目さんは、周りの者を明るくしてくれる。僕なんかどれほど癒されているか分からない。
有難うココ君。

何時も側に

2007-09-17 05:42:58 | Weblog
会社の雑談で「孫と猫はどっちが可愛いの?」と聞かれる事がある。全くの愚問だと思う。どちらも可愛い。孫には孫の可愛さがあり、ニャンズにはニャンズの可愛さがあるからだ。ただ、孫は息子夫婦の子供で、幾ら別棟に住んでいるとはいえ、毎日会う事は出来ない。ニャンズは何時も側に居て、出勤日であっても、毎日朝夕顔を見、遊ぶ事が出来る。
クーやココは僕が帰宅すると大喜びだ。クーは大人しく「お帰りなさい」と言うし、ココは「お父さんぼくと遊んでよ」と大きな声で呼ぶのだ。頭やお腹を撫ぜれば、目を細めて喜ぶ。この瞬間会社でのストレスは消えてゆく。
ココは寂しがりやだ。僕や家内の側に居たいのだ。側に居て一人で遊んだり、ソファーの上でくつろいでいる。お留守番は好きではないようだ。僕達の匂いが届く所に居たい。陽気な性格であるが、寂しがり屋でもある。
クーは長い時間のお留守番でも平気なようだ。大人しいので、一人で静かに過ごす事を好む。但しあまり長い時間お留守番をさせた後は、玄関に出てくると、やたらにおしゃべりとなり、身体を僕達に擦り付けてくる。「クーちゃん良い子だったのよ。帰って来てくれてよかった」と。
何時も側に居てくれるクーとココは、孫と同じように可愛いし愛している夫婦である。

ヤモリを見付けた

2007-09-16 10:50:40 | Weblog
今朝早朝ご飯を食べていたクーが突然中断し、流しに飛び上がった。クーの視線を追って行くと、窓にヤモリが張り付いていた。クーは盛んにヤモリの動きを追っていた。昔から我が家にはヤモリが住み着いている。玄関の電灯にも居て、梅雨時にはちょくちょく顔を出しては、飛んでくる虫を食べている。今回は、ヤモリが出て来た後に、強い雨が降った。ヤモリは雨を避けて、軒に入ってくる虫達を待っていたようだ。
ヤモリが姿を隠すと、クーは捕まえられなくて残念と言う顔で、流しを飛び降りまたお茶碗の前に行った。そこに現れたのがココである。「お姉ちゃん遊ぼうよ」と床にひっくり返り、手をガラス戸の中に差し込む。クーも手をチョコチョコと出し、ココの手を触る。ココは頭を戸にこじ入れて、台所に入る。クーは2,3歩後ずさりしたが、ココはクーのご飯を一寸失敬した後に“クータンのお窓”に駆けて行き外の様子を眺める。クーはあれれと言う様に見ていた。多分自分の所に駆けてくるものと思っていたに違いない。ココが外を見ている時外の雨は上がり、部屋の中は蒸し暑くなって来た。クーは寝室に戻り、ココはソファーの上で居眠りをしていた。

おもちゃ箱

2007-09-14 05:08:56 | Weblog
今日掲載した写真は、今年1月3日のブログに掲載したのと同じものである。撮影は正月2日の午前9時40分と、撮影データーが記録してあった。今のデジタルカメラは、自動的に撮影データーも記録されるから便利になった。素人でも扱いやすく、失敗を恐れずに撮れるのが嬉しい。
ところで、我が家には、ニャンコさん用のおもちゃ箱が、2つ置いてある。1つはココと僕の寝室に置いてあり、ココを引取った時に、カートンを利用して作ったもので、今はココの大好きな、小さなプーさんのぬいぐるみと、羽・羽が入っている。もう一つは居間に置いてあり、クーが子供の頃に、乗用車に積んでいた、非常用のバケツを利用した物である。このおもちゃ箱はクーも良く使っていた。オチビの頃は、中の好きなおもちゃが取り出せないと、それを手と頭でテーブルの足のところ迄押して行き、斜めに傾斜させて、好きな物を取り出して遊んでいた。ココは違った。もっと直線的であった。走って来て勢い良く中に飛び込む。するとバケツは転がる。もちろん自分も転がってしまうが、ココは恐れずにそれをした。正月にココのやり方を見た時には、やっぱり男の子だと感心したものである。
今朝もココは、このバケツを手で引っ繰り返し、中からマタタビの小枝を出し、板の間で転がしながら、部屋中を駆け回っていた。途中で台所で見ているクーに、ちょっかいを出し、シャーをされたが平気な顔で遊んでいるのである。
今朝は何時もの時間に家を出るが、久喜の倉庫に直行して、機械の部品を探して、会社に持ち帰る。雨模様の高速道路の走行となる。何時もより慎重に、気を引き締めて運転しなければと、我が身に渇を入れる。

ぼくも食べたいニャン

2007-09-13 05:25:55 | Weblog
昨日家内がお手伝いに行っている修道院で、シスターから“清里のお土産"としてパンを頂いて来た。このパンは、清泉寮のキッチン手作りで、高原の賜物の、ブドウやクルミ等の一杯詰められた物だ。25cmで400gと重く、街で売られているパンとは全く違う。見ただけでよだれが出てきそうだ。テーブルに載せると、ココが目ざとく見付け、盛んに匂いを嗅ぎ、「ぼくも食べたいニャン」とセロファンの袋を開けようとした。暫らく考えていたが、一昨日のようには開かないので直ぐに諦めた。
清里が1年の中で一番美しいのは、紅葉の季節だ。10月の晴れた日ならば、空気も澄み、八ヶ岳も紅や黄色に染まる。10月には清泉寮を運営するキープで、感謝祭も模様される。道路の渋滞や列車の混雑を考えれば、やはり平日のお出掛けがお勧めだ。息子が小さい頃、清里の反対側の富士見高原から、清泉寮迄ドライブをしたことがあるが、紅葉の素晴らしさに、家族皆歓声を上げた。
息子が平日に休みを取れれば、孫を連れ、ココも乗せて、もう一度諏訪から清里迄ドライブを楽しみたいと思っている。長くリードを伸ばし、ココを牧草の上で思いっ切り走らせ、美味しい空気を一杯吸い込みたい。……無理かなー。清泉寮のレストランで美味しいステーキを頂き、デザートはもちろん特製のアイスクリームだろう。お土産は高原野菜に、母の好物だった本甲州ブドウだ。酸味と甘味が程よく混ざった、忘られぬ味だ。

知恵者のココ

2007-09-12 04:43:54 | Weblog
一昨日の腰痛(ぎっくり腰)で痛み止めを服用したところ、昨日の深夜、猛烈な吐き気と下痢に襲われ、あえなくダウン。昨日は、パソコンをいじるのも嫌になり、終日部屋で伏せていた。
そんな中、昨日の早朝ココが耳元に来て「お廊下に出たいよ」とねだった。襖を開けると、元気坊主は走って出て行き、しばらくすると、ガサゴソと物を引き出している音が聞こえて来た。体調不良の僕には耳障りな音である。音が止むと、ココが何かをくわえて入って来た。良く見ると、ビニール袋に入った、竿竹の両端にはめるプラスチックのカバーであった。僕の目の前に袋を置き、中身を取り出そうとする。暫らく考えていたようだが、手で袋を押さえ、口で袋の開け口を引っ張った。失敗するが、諦めずに何回も繰り返していた。数分後口は開いた。また考え始めた。今度は袋の中身を取り出すのである。これまた試行錯誤。後足で袋の端を押さえ、手でカバーを開いた口まで押して行く。何回か繰り返すと、円錐形の竿のカバーは出た。ココはこれをコロガした。真直ぐには転がらない。これが面白いようである。くわえて投げ、手で転がして楽しそうに遊んでいた。
ニャンコさんだってその位の知恵は持っている。飽きて、僕の側で一緒に、手バツ・足バツで休んでいる時「知恵者だねココ」と頭を撫ぜた。ココも嬉しそうに目を細めていた。

弟は好きだけど

2007-09-10 05:05:53 | Weblog
最近クーとココは、かなり接近して、一緒に居る事が多くなった。今朝も僕がメールを書いている時に、ココが台所の引き戸を開けて、クーに近付いた。僕が気付いた時、二人は食卓の下で並んで伏せていた。クーからは威嚇の声「シャー」は出てこない。
クーはこう言うだろう。「そりゃあココは可愛いわよ。大切な弟よ。ただね、元気過ぎて、何時も走って来るでしょう。そしてネ、私の事を追いかけるのが嫌なのよ。私はご飯を食べた後は静かにしていたいの。お父さん私の気持ち分かってよ」と。洋間にココを出すと、ココはクーの前でお腹を上にしてひっくり返った。「お姉ちゃんにはぼく勝てないよ」と言う仕草だ。その後でクーは正座し、ココは手×で伏せて顔を見合いながら、静かにしていた。
今朝は腰のヘルニアに、坐骨神経痛も加わり、左足が腰から指先まで鈍痛で痛く、立っているのも、座っているのも辛い状態だ。様子を見ているが、到底出勤出来る状態ではない。一日安静にしていなければと思う。
教会のKさんから嬉しいメールが届いた。息子のT君が来月結婚するという。T君と哲は幼馴染だ。哲にも休暇を取らせて、結婚式に列席しようと思う。

色々違う

2007-09-08 09:28:20 | Weblog
ニャンコさんも人間と同様に、夫々身体も心も個性が有ります。ココが来るまでは、猫はこんなものかと思っていましたが、ココはクーとはまるっきり反対なものを多く持っております。
身体は、クーよりもずうっと小さく、手の平もクーの3分の2ほどでしょうか。耳の形は、クーが高く尖っているのにたいして、ココの耳は顔の大きさに比べても大きく、幅が広く、先端は丸みを帯びています。
BEATさんに美人ニャンコと言われたクーですが、均整の取れた、顔や身体は確かに美女だと思います。ココは目の渕の線が下がっており、たれ目ちゃんに見える、愛くるしい顔をしています。
性格も全く違います。クーは女らしい繊細な性格です。一寸した事にも敏感に反応します。自分のテリトリーを強く守ろうとします。それだけに、ココを受け容れるのに時間が掛かりました。洋間に置いてある猫トイレもココが使ったのが分かると、全く使わなくなりましたが、今は二人で一緒に使っています。
ココは大らかな性格で、何をするにも、どちらかと言えば大雑把です。それ故、ドジも多く、足を踏み外す等日常茶飯事です。先程も、ソファーの背に駆け上ろうとして、転げ落ちてしまいました。また、良く遊びます。大勢のニャンコ家族の中で育ったせいか、一人になるのが大嫌いなようです。クーは一人で静かにするのがすきなのですが。
クーとココは色々な面で違いますが、それを見ているのも楽しい事です。

あの時の事を

2007-09-07 05:13:14 | Weblog
今東京は、台風の嵐が吹き荒れている。我が家も窓に、大粒の雨が当たり、風の音も大きくなっている。今もあの時の事を昨日の事の様に思い出す。
4年前の9月21日日曜日の夜の事である。この夜東京は台風の直撃を受けた。9時頃にベットに入ると、窓ガラスが大きな音をたてていた。そんな中、子猫の鳴く声がかすかに聞こえて来た。「可哀相に、どこの野良ちゃんのオチビなんだろう」と思いながらも、眠りに入っていった。しかしこの声は、クーの声だったような気がする。間違えないだろう。我が家の直ぐ近くには、児童公園がある。台風の夜、誰もいない公園に、子猫を捨てたのだろう。その声をぼくは聞いたのだ。翌日午前中家内は、前のお宅の玄関で眠るクーを見かけた。夕方、冷たい風が吹き始めると、子猫はぼくの家の車庫に移った。そこは冷たい風が入らない。息子の哲と今は嫁になった知が帰宅して、子猫を見付けた。ニャンコ大好きな彼女は、ごく自然に子猫を抱き上げ、息子と二人で、クーをじゃれさせた。夜息子が彼女を送り届けて帰って来ると、クーは車の下から、ピョコンと出て来た。「お兄ちゃん遊ぼうよ」とねだり、思いっ切り遊んだ。クーは家に入りたくなり、一晩中「お家に入れてよ」と泣いた。これがきっかけとなり、我が家の子供になった。
クーもココもオチビの頃は、悲しい思いをした。しかし、幸運恵まれ、幸せに暮らしている。だが、多くの赤ニャンは、悪戯されて人間不信になったり、カラス餌食になって命を落とす。このブログでぼくは何回も書くが、子猫や子犬を捨てる事は、罪である。道義的なものだけでなく、法的にも犯罪である。
クーとココを、家族の一員として、楽しく暮らしてゆきたい。

よぉーい ドン

2007-09-06 05:18:37 | Weblog
おはようココだよ。元気だよ。クーちゃんも元気だよ。さっきクーちゃんのお食事が終った後、障子を開けてもらって、お廊下から広いお部屋に来たんだ。
クーちゃんがカリカリと煮干を食べている間は、足踏みして待ってたの。障子が開いたら、よぉーいドン。元気なぼくは、何時も駆け足だよ。お部屋の中を3回もグルグル回ったんだ。お台所で見ていたクーちゃんは「私と遊ばないのかしら?」って顔してたから、3回回った後で、駆け足しながら、ガラスをドンとたたいて「クーちゃんおはよう」って言ったんだ。お父さんパソコン打ってたから、ぼくもお手伝いしようと、一、二の三でジャンプしたの。ぼく失敗して、キーボードの上に手を付いちゃった。そしたら画面に変な字が出たよ。“たつつつつと"だって。お父さん怒ったよ。「ココ、邪魔するな」ってね。今日は頭をこつんとたたかれたから、お返しにキーボード打っていたお手てに、ガブリしたんだ。ぼくをたたく事無いよね。いつもより強いガブリだよ。それから、プリンターのスイッチ押して、手を入れて、遊んでたの。直ぐに、お腹を抱かれてソファーの上に、ヒューンと運ばれちゃった。お父さん片手だよ。すごいよね。でも、大人しくしないんだ。今度は、クーちゃんの所まで、よぉーいドンして走って行って、鬼ごっこしたんだ。ぼく絶対に運動不足にならないもんね。バイバイ。