クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

ぼくもー

2008-04-20 07:12:55 | Weblog
寂しがり屋のココは、毎朝の事だが、僕が起きて暫らくすると、大きな声で「ぼくもー」と言い出す。一人ぽっち大嫌い。遊ぶのも、僕や家内が、近くに居る方が安心出来るようである。先程は朝ご飯を台所で食べた後一人で、マタタビの小枝を、玩具箱から咥えて出し、床にチョチョイと転がして遊んでいたが、僕が台所で、タバコに火を付けると、側に寄って来て、足元に座った。パソコンの前に戻ると、ココはやはり玩具箱からお気に入りの、ねずみの玩具を出し、ねずみの頭を咥えて、部屋中を走り回りその後で、ケリケリをしていた。急に音が聞こえなくなったと思ったら、パソコンテーブルの上に静かに上がって来た。パソコン本体とモニターの僅か20cm程の隙間に、横になって眠り始めた。その寝顔は、安らかで、可愛い。このココを、寝室の布団の上に移せば、また目を覚まし、大声で「ぼくもー」と叫び始めるに違いない。暫らくそっとしておこう。
ココ幸せなニャンコだね。

温もり

2008-04-19 07:00:06 | Weblog
今から9年程前、僕は倒れる寸前になる位働いていた。帰宅は11時を過ぎるのは当たり前、会社で2、3時間仮眠するだけで働き続ける事もしばしばあった。休日は1日中ベットの中。家庭を顧みる余裕等全く無かった。家内が愚痴を言わないのが、何よりの助けであった。転勤命令を受けた時ホッとした。転勤後は気持ちに余裕が出来たが家の中に、隙間風が吹いているのを感じた。社会人となった息子ともあまり口を利かず、夫婦二人の夕食時も、話す事がない。そんな時クーが来た。クーが来た事で、家族の会話も増えた。クーは愛らしい姿を沢山見せてくれた。家族に笑みが戻った。
猫や犬は、生活する環境に大変敏感である。温かな家庭で育てれば、温和な性格となり、トゲトゲしい家庭のペットは、臆病で常に人の様子を気にするようになる。これは人の子供も同じであろう。金銭第一の家庭、夫婦中が悪く、喧嘩の多い家庭、自己中心で気配りの行き届かない家庭。子供は自分殻に閉じこもったり、何でも金銭で解決出来ると思うようになるのだろう。その行き着くところは、弱いものをいじめたりしてうっぷんを晴らすことになる。命の大切さ・重さを分からない人間に成長するのではないか。
我家は幸い、家内も嫁も温厚な人柄で、温もりのある家庭を築いてくれている。心から有難うを言いたい。クーもココも、息子の家のマイクも大らかな猫に成長した。日曜日息子は良く孫と遊んでいる。孫はパパが大好きな様であり、息子も親となってから、柔和な表情を見せるようになった。温もりのある家庭は、愛も育まれると感ずるのだ。

あぁー

2008-04-18 07:18:08 | Weblog
猫はライオン、虎、ヒョーと同じ仲間。狩の方法も全く同じだと、本に記されている。獲物を見付けると、ダッシュして、強い手と爪で相手を倒し、急所に噛み付く。猫の腕の力は、思っている以上に強い。クーが本気で怒り、パンチを受けた事があるが、本当に痛かった。爪も強力な武器である。後足の爪は、ダッシュする時の、発射装置であり、手の爪は、相手に飛びついた時に、最初の攻撃をくわえる武器である。人の保護の下で生活するようになっても、この武器を大切にしている。猫の爪が鋭いのは、このためであろう。猫と生活していると、爪研ぎをされ、壁や柱、家具に傷が付く事を嫌がって、猫を嫌いになる人も多いと言う。今の家猫の爪研ぎは、ストレス解消法の一つだろう。
クーとココは、爪研ぎ器を置いてあっても滅多に使わない。以前のクーは、洋間のカーペットで爪を研いでいた。これは、跡が付くだけで、全く問題が無かった。クーが付けた跡は、足で踏み消す事が出来た。ところが、ココが爪研ぎ場所に見付けたのが、ソファーのカバーだ。縮み状に織られていて、これが爪研ぎには打って付けの物だ。クーは見逃したが、やんちゃ坊主は見逃さなかった。最初は肩の部分だけだったが、今は背の部分でも爪研ぎをするようになった。カバーはささくれて糸が出てしまい、肩の部分は、ついに楕円形の穴が開いてしまった。本箱の上からココの爪研ぎを見ていたクーは「なるほど、ココ君良い所で爪を研いでいるのネ」と思ったのだろう。ココの真似をするようになった。何しろクーの爪の方が太い。糸も直ぐにささくれ立つ。二人を叱っても、止める気は全くなし。家内は自分が気に入って買ったカバーだけに「あっぁー」と嘆いている。

やっと寝た

2008-04-17 10:17:02 | Weblog
今朝は2時半頃、ココの声で目が覚めた。障子を開けるが、直ぐに戻り、僕の耳元でおしゃべりを始めた。こちらは眠い。無視しても、部屋や廊下を行ったり来たりしながら、一人で大きな声で喋っている。1時間我慢して、目を瞑っていたが、ついに僕は起きだした。真冬と違って寒くは無い。先ずクーにご飯を食べさせる。クーが食べている間は、ココを入れない。クーが落ち着いて食べるためだ。クーが落ち着いた所で、障子を開ける。ロケットみたいに飛んで来た。暫らく一人で遊んでいたが、コーヒーを入れに僕が台所に行くと、ココが静かに付いて来ていた。洗い桶で水を飲んでいたクーの横に飛び上がる。不意を突かれたクーがきょとんとしていると、顔を近づけて朝の挨拶。クーが怒る時間を与えないすばしっこさ。僕も唖然とした。その後はクーを追い掛ける。クーが冷蔵庫の上で休むと、食卓の上から、パンの留め金を咥えて遊び始める。僕が睡眠薬代わりに、ソファーに寝そべって雑誌を読み始めると、遊びながら背中に登り、ご飯の要求をした。
ココが朝ご飯を食べている間に、クーは自分の部屋に退散。入れ替わりに、ココがまた大声で「開けてよ」呼び、今度は部屋の中を駆け回り始めた。家内に捕まり、爪の検査をされたが、遊びに夢中のココは、その腕にガブリ。家内が悲鳴を挙げている間に逃げたし、全力疾走を繰り返した。
起されてから、4時間ココに振り回された。家内に御用にされ、やっと部屋で寝た。11時を回れば「ぼく起きたよ。お父さんお部屋に入れてよ」と大騒ぎをするだろう。

命の重さ

2008-04-16 10:34:08 | Weblog
先程、近くのコンビニへ行こうと門をでると、元気の良い子供の声が聞こえて来た。振り向くと、孫が2階の網戸を揺すりながら、外を見ていた。声を掛けると「オイオイ」と返事が返って来た。こんな姿は、何時まで見ていても飽きない。僕迄元気を貰った。最後はバイバイと言いながら手を振ると、振って返してくれた。
僕が落ち込んでいるのは、今の日本の風潮である。今朝の朝刊の1面に、福岡の殺人犯人が捕まった事が、大きく報じられている。土浦の通り魔の犯人も、今回と同じように、20代の若者である。若い殺人犯に共通するのは、陰鬱な性格の持ち主と言う気がしてならない。ストレスを溜め込んでしまうのだろう。そして、自己中心に落ち込み、犯罪に走る。
一昨年僕がブログを書き始める頃から、若者の、いじめ、自殺、虐待、殺人や傷害が目立って多くなって来た。何故なのだろうか。夫婦共働きで、子供が学校から変える時間に、母親が居ない。子供だって学校でストレスを受けている。家に帰った時、それを訴える母が居ない、夜帰宅した母も疲れ切っていて、子供の愚痴を聞く、精神的な余裕を失っている。解決の手立てをお金に求める。その良い例が、大物女優のM、O二人の家庭だろう。二人は、子供の異変に気付く余裕が無かったのだろう。子供ばかり攻められぬ。
我家を振り返ると、家内はパートに出ていたが、病気がちであっても、僕の母が居た。カバンを放り出して、遊びに行こうとする息子に「宿題を先にしなさい」と怒る。息子は影に回って「糞婆」等悪態を付くが、母が入院すると一番心配していたのは彼である。情操面で母のになってくれた役割は大きかった。今も感謝している。
犬や猫と一緒に過ごすと、子供の心の成長にも良いと言われている。犬や猫は、可愛いだけでなく、子供はその終末を見ることになり、命の重さ・尊さを自然に学ぶのだ。また、一番身近な友であり、親に言えない事も、僕は小学生の頃、スピッツのポッ子に聞いてもらっていた。

癒しの賜物

2008-04-15 07:05:25 | Weblog
猫は人に付かないと言われていますが、本当でしょうか。僕は?を3つ位付けます。お宅の猫ちゃんは、あなたに可愛い声を出して呼びませんか。我家では、クーもココも、良く僕達を呼んだり、話し掛けて来ます。足元に擦り寄ったり、フミフミをしませんか。昨晩クーは家内に乗り、盛んにフミフミをしていました。その顔を覗くと、目を細くし、実に幸せそうな顔をしていました。ココは嬉しくなると、仰向けにひっくり返り、お腹を見せて、撫ぜられるのを待っています。ココは玩具で遊びたい時には、それを咥えて来て、僕の前に置き「遊んでよ」と言います。家猫は僕達を家族だと良く知っています。幼い子供のように、甘えたり、怒ったりします。たとえ怒っていても、直ぐに許してくれます。愛する心が通じ合っているからでしょう。
クーを最初に抱き上げた時、嬉しい顔を見せてくれました。この顔を見た瞬間、猫への偏見が、霧が晴れるように、飛ばされました。オチビちゃんだから可愛かった事もあります。どんな猛獣でも、子供の顔を神様は可愛いく作られました。この子供の笑顔が、母を癒し・慰めて、育てる原動力にしているのでしょう。
クーが来て半年ほどたった頃、猫の居ない知人のお宅で、何時も食事をもらっていた猫ちゃんが、ある日赤ちゃんを連れて、家の中に飛び込んで来たそうです。母猫にすれば、異常事が起こり、緊急避難したのでしょう。その後この親子は、家猫となり、家族の一員になりました。子供が無く、ご主人は単身赴任中で、実母と二人だけで暮らしているご家庭にとっては、このニャンコちゃんが慰めを与えています。
今僕たち夫婦にとって、クーとココが居なければ、寂しい老後になったに違い無く、真に癒しの賜物です。
今日の写真は、生後3ヶ月位の時のクーです。

お休みのお休み

2008-04-14 08:17:53 | Weblog
今日の題名を見て、このおやじ、何を書こうとしているんだと訝る方も多いと思う。リタイヤした僕は、今は毎日が休日。今日は職業安定所に、離職票を提出し、失業認定を受ける予定にしていた。しかし、ここ数日の気温の急激な変化で、風邪の初期症状の、首、肩、膝と踝までもが痛み、何もやる気が起こらない。外は雨だし、そんなに慌てる事でもない。それ故、今日はお休みのお休みの一日とする事にした。
ココは自分の部屋で、お昼寝をしたようで静かだし、クーは写真のように、本箱の上で、頬杖を付いて目をつぶっている。僕もソファーで横になり、本を読んですごそう。

ココだって

2008-04-13 07:33:35 | Weblog
やんちゃで、甘えん坊で、一見物怖じしないように見えるココにだって、怖いものがある。それは外に行く事である。玄関の土間に居るココを抱き上げ、新聞を取りに一歩玄関を出ただけで「ぼく怖いよー」と肩にしがみ付いて来る。僕の方が??!!となってしまう。その事を初めて分かったのは、昨年の今頃であった。心地よい春風が吹く休日「ココ君、一寸おんもに出てみようか」と抱いて、玄関を出て、お向かいのパンジーの匂いを嗅がせようとした。ココは僕の腕にしがみ付き、肩の上に登ろうとし、震えていた。何故なのか。不思議である。考えられる事は、生まれて3週間位で捨てられた際、人や犬等に怖い目にあい、その乳児期の記憶が、心の片隅に残っているのだろうか。リングちゃんに助けられた後は、ずうっと家の中で暮らして来た。ココにとって外は、完全に別世界なのだろう。
一方クーは、お外大好きな猫である。毎日のように僕の側に来て「お外に行こうよ」とせがむ。今もクーを抱いて、新聞を取りに行くと、粉糠雨が降っていた。急いで部屋に戻ると「もっとお外に居たかったのに」とクーは膨れっ面である。クーはオチビの頃から、リードを付けて外に連れ出していた。門の外に出ると、歩く事は少なく、ゴロン・ゴロンするだけであったが。クーはお母さんの自転車の荷籠が、大好きである。10分でも15分でも、飽きずに入っていて、外の様子を見ている。近所の犬が通りかかっても、威嚇する事はない。

大人の顔になったけど

2008-04-12 07:01:03 | Weblog
昨日は、ビートさん、テケトさん、やましたさんが撮られた、ココの神戸時代の写真を見ていた。何れも可愛いものばかりである。何回見ても楽しく、ほんわかとなる。そこにここがやって来た。「これどこの子」と言う顔をしていた。「ココ、お前の赤ちゃんの時の写真だよ」
ココは保護された後、ビートさんが携帯で写された写真と、やましたさんが里親募集用に、11月23日に写されたもの。そして、我家に来る事が決まった後の、12月16日にはこのお3方が、大撮影会を行っている。これらの写真は、引取りにお伺いした時に、お二人からCDに収められた物を頂戴し、パソコンに移した。その枚数は、500枚を越えている。
時間と気持ちに余裕が出来たので、エクセルに加工し、成長記録のアルバム作りを再開したが、06年11月と12月分は、その撰択が大変になって来た。やましたさんとテケトさんは、ハニー写真講座の塾生であり、どの写真にも、ココの生き生き・伸び伸びとした、表情と仕草、そしてココの気持ち迄も撮られているからだ。
今日掲載した写真を見れば、ココの体の成長は良く分かるが、気持ちはオチビの頃と変わらず、僕達と居る時は、常に動き回り、常に遊び道具を探し回っている。この写真など、偶然の産物である。

春の庭

2008-04-11 06:55:32 | Weblog
おはよう。ココだよ。元気だよ。今朝はね、お父さん1時間間違えて、ぼくにご飯出してくれたんだ。一寸寝ぼけてたみたいだよ。ぼく得しちゃった。ご飯を食べ終わると、お遊びタイムだよ。ぼくのお部屋も、広いお部屋も、お台所も、お廊下も開けてもらって、駆けっこしたよ。もう寒くないもんニャー。
今朝は、ぼくお写真のモデルになったんだよ。ぼくがお廊下から、お庭を見てるところをパチリするんだって。お庭には、つつじも、すずらんも、きれいなお花を咲かせているよ。雨も上がって、小鳥さんも来ているんだ。すずらんは、昨日の雨と風で倒れちゃったけどね。つつじは、お日様の良く当たる、天辺の方からお花を咲かせるんだね。梅の木の隣にある、ドウダンツツジの木も、桃色のお花を一杯咲かせてるんだ。これって、神戸のお姉ちゃんの木だよね。
お隣のお兄ちゃんのお家のお台所から、トントントンと包丁の音が聞こえ、プーンと良い匂いがしてきたよ。お姉ちゃんが、お兄ちゃんのお弁当を作っているんだね。ぼくネ、お父さんの膝に捕まって「後でモデル代にカリカリ頂戴」っておねだりしたんだ。
もう直ぐお日様が、お顔出すよ。今日はお廊下でお昼寝するんだ。じゃーね。