雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

肥後の守

2006-09-28 12:09:08 | ネット、Twitter & Facebook、Instagram
肥後の守といっても、なかなか通じにくい世の中になりつつある。

商標登録された、この肥後の守は、今ではただ一軒、三木の永尾製作所で造られている。

その製法は、鍛造された素材を槌でたたく、所謂、昔から伝わる鍛冶屋の製法で一本一本手で丹念に作られている。

鍛冶屋が無くなってしまったように、ナイフで鉛筆を削れる子供たちも、居なくなってしまったと、思っていたら、そうではないのである。

長野県のある小学校の子供たちが、肥後の守を使って、鉛筆削りは勿論、ナイフを使っての工作などの勉強をしているようである。
世のお母さん方も、ナイフは危ないなどと言わずに、このような活動を広める方向へ努力して欲しい。

永尾製作所には、そんな子供たちから、手書きの感謝状が、何枚も贈られている。

伝承技術を受け継いで育てている、永尾製作所を応援したいし、ナイフで、鉛筆を削る子供たちにも、拍手を送りたい。

ナイフはもともと、人を傷つけたりするものではないのであろ。



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