雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

現役最後の半年、平成11年(1999)66歳

2012-01-12 06:02:39 | 自分史

★正確に言えば5月の末まで、長かった会社生活の最後の5ヶ月だった。

不思議なほど、細かくは覚えていないのである。若し日記がなかったら、いい加減な記憶しか残っていないのだと思う。

札幌の北海道川重建機には、2年という期限を切っての勤めであった。

これは川重からここに来た時の、高橋鉄郎さんとの約束みたいなものだったが、

こちらに来てみると、筆頭株主の丹野さんからは、何年やって頂いてもいいような話が出たりしたのだが、前年に『くも膜下』などにもなったし、会社の状況も2年間で、川重の事業部の人たちが望んでいたような体制にも多分なったと思ったし、川重建機側の方たちからも、『もう1期是非』などと言って頂ける状況にもなっていたので、自分の役目は果たせたと思っていた。

年初の挨拶では、今期で退任することにも触れた挨拶になったと思う。夜のパ―テ―では、特に若手の管理者の方たちから、『是非』と言って頂いたのが嬉しかたった。

後任を、かって二輪のアメリカ市場を一緒にやった高田さんを推したのだが、最初は年齢的に川重の規定では難しいなどと言っていたが、希望どおりになったのも、北海道川重建機が子会社ではなかったからだろうと思う。

元々いい会社だったのだが、独特の経営形態で、なかなか一般には馴染めない面もあったのだが、そこらあたりの言うに言われぬ難しさの対策が出来たのは、若いころ東北や北海道の自前の代理店経営を知っていたのが、大いに役だったのである。

特に、いい会社ほど独特の経営形態を持っているものである。跡継ぎがいれば何とかなるのだろうが、創始者が亡くなってしまうとなかなかその通りに続けるのは難しいので、新しい体制やシステムが要るのだろう。

あまりドラステイックなのもダメだし・・・  あとを引き継いでくれたのが、高田さんだったのでよかったと思っている。

 

★日記を読みなおしてみると、5月末の役員会、と株主総会まで、ずっとその後の体制整備の1点に絞って、社内に対しても、株主さんに対する説明など、いろいろやっている。

経営数値的には、十分大丈夫であったし、その年からの事業計画も全然問題なかったのである。

大まかな目途は全て付いていたので、この5カ月間に特に新しくやったことは殆どなかった。

 

前年の3月に『くも膜下』で1ヶ月半ほど入院したこともあって、それ以来家内は頻繁に札幌を訪れていた。

1月末~2月15日

3月10日~3月25日

特に4月は4月21日から5月の連休明けまで、ずっと札幌にいた。

1月末からは札幌の最も寒い時期で、雪まつりがある。5月の連休時には、札幌ー留萌ー稚内ー網走―釧路ー帯広ー札幌と4日間で1500キロのドライブで北周りの一周はしたし、函館や根室は別にまた連れて行ったので、北海道は殆ど行ったことになっている。

きっちり5月31日の株主総会まで、そして翌日は樽前CCでのゴルフは覚えていないが、日記を見ると優勝で終わっている。北海道川重建機に2年前来た時も、役員、株主のゴルフで始まった、最後もゴルフで幕を閉じたのである。

そして5日までに、家内と二人でもう一度樽前でゴルフをしている。この時期札幌は、桜が満開である。北海道神宮の桜も見事であった。

6月5日、午後エキスプレスの汽車の旅で、札幌をあとにしたのである。

 

★入社以来40数年間、15回ほど異動しているのだが、

よく一般に出される印刷した挨拶状は、公的な会社の総務が作るものは別にして、個人では1回も出したことがナイ。

現役の最後も印刷物はださなかたったが、お世話になったというか、自分で出すべきだと思った方には、全て封書の手書きのご挨拶状を送っている。

6月家に戻ってからの、最初の仕事がそれだった。

北海道川重建機は、2年しか勤めなかったのに、3年間顧問待遇で、札幌への旅費も負担して頂けるような配慮を頂いたのである。3ヶ月に一度中村記念病院への定期診断があったし、札幌に行った時は、いろいろ気を遣って頂いたものである。

そんなことで、たった2年の勤務であったような気がしないのである。

非常に、想い出多い、札幌の2年間であった。

 

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