雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

カワサキのレースの昔話

2018-05-18 06:36:32 | M/Cレース

 ★来る7月7日に『カワサキ・モトクロスOB有志の会』という会合が予定されていて、出席するようにご案内を受けている。

 主宰をされるのはFacebook でもお付き合いのある大津信さんで、百合草三佐雄さんをはじめ山本隆さんや平井稔男さんなど約70名のレースOBたちが出席の予定のようである。

 大津さんが『旧い写真でもあれば、会場に張り出すので送ってください』と言われるので、何枚かの写真をお送りしたのだがその中にこんなレースとは全く関係のないような写真も入っているのである。

 

    

これは若き日のあのフィリッピンの小野田寛郎さんと小野田滋郎さん(左)ご兄弟だが、カワサキで一番最初にレースをスタートさせたのは間違いなく当時カワサキ自販におられた小野田滋郎さんで、カワサキのレースのスタートと言われている『1963年の125B8での青野ヶ原モトクロス』より早い125B7の時代にMCFAJの全日本にライダー三吉一行などで出場しているのである。

何年か前にヤマハの本橋さんから『カワサキのB7に乗ったことがありますよ。井手さんと言う方がおられました』と言う話を聞いて、ちょっとビックリしたのだが、井手哲也さんは確かに当時川崎航空機におられて、個人的にレースなどに非常に関心が高かった方なのである。

 カワサキ自販でレースに関係していたのは、当時の企画、宣伝課長の小野田滋郎さんで、私は広告宣伝関連を小野田さんから引き継いだのでレースも担当することになったのだが、小野田滋郎さんは青野ヶ原で大勝したとき、今までレースに大反対だった部長さんたちが競って記念写真に納まる様をみて『今までの苦労も知らずにーー』と言われたのを私はよく覚えている。
三橋実君をヤマハからカワサキに連れて来たのも小野田さんで、厚木に『カワサキコンバット』というチームを作ったのが、カワサキのレースのスタートなのである。

 『青野ヶ原で大勝』した後は、社内でもモトクロスが正規に認められて、カワサキコンバットを中心に、関西では片山義美さんが主宰されていた『神戸木の実クラブ』から歳森康師・山本隆とも契約してのレース活動が始まったのである。

カワサキが1963年に『青野ヶ原モトクロス』に出場するるきっかけになったのは、鈴鹿が開場した年の1962年11月の日本初の本格的ロードレースを製造部の人たちがバスを仕立てての観戦だったのだが、そのレースの250クラスの優勝者が三橋実350クラスの優勝者が片山義美(ともにヤマハ)とカワサキに密接に関係のあったお二人だったのである。

 

 ★これは1965年当時の契約ライダーたちである。

  左から安良岡健・三橋実・歳森康師・山本隆・岡部能夫・梅津次郎で、山本・歳森以外はカワサキコンバットのライダーたちである。

 

    

 

    同じ時の写真だが左から4人目が星野一義 未だ契約をしていないノービス時代の星野である。

    

 

 その頃、二輪のこともましてやレースのことなど全く解らなかったカワサキや私にいろいろと教えて頂いたのがMCFAJ初代事務局長西山秀一さんなのである。

 

    

 

 

 

    星野のお師匠さんが山本隆くんだったのである。

    二人とも若いな。

      

 

 

    1966年、青森弘前でのMCFAJ 全日本 カワサキF21M のデビュー戦でもあった。

    これ以降、カワサキのモトクロス黄金時代が続くのである。

    私がレースマネージメントを担当したのはこの年が最後である。

     

 

    そして、これは札幌でのMFJ全日本モトクロス、吉村太一・山本隆・星野一義・木村夏也

    みんな懐かしい。

 

      

 

 

 

    カワサキファクトリチーム結成25周年記念のパーテー

 

      

 

      その時参加してくれたライダーたちである。

 

        

 

      これはもうずっとあと、神戸木の実クラブの解散会である。

      なぜかライダーたちの中に私がいる。

 

      

 

 

    これは何年か前、『二輪文化を伝える会の第1回トークショー 山本・古谷』にこんなメンバーたちが集まった。

    

         

 

     そして、星野一義がかってのお師匠さんを高級焼き肉に誘ってくれたのである。

      

 

 

         これは私がFacebook に使っている写真だが、ホンダ・スズキ・ヤマハ・カワサキのご縁があったレース関係者ばかりである。

   私の人生の大きな部分を『レース』が占めているともいえるのである。

 

          

 

    一言で言うなら、かっての『やんちゃ坊主』たちは、みんな偉く立派になったものである。

 

  

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 雑感日記のEnglish Version です。

 

 

 

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