ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

絶滅危惧種きもの?・「コロナ後の世界」&朱鷺色紬に格子帯

2020-10-23 11:42:24 | アート・文化

本日の東京は雨ながら、
気温はほどよい。

先日、
又吉直樹さんの
「ヘウレーカ!」(NHK・教育)を見ました。
ヘウレーカとは
「わかった!発見した!」という
ギリシャの古語です。

テーマは「絶滅危惧品種」。

イヌノフグリなど、外来雑草の進出により
絶滅に追い込まれる品種を特集していたのですが、
面白いのは、又吉さんの質問。
「~~どうして絶滅していくのが
よくないのでしょうか」

これに対し、
生態系が変わることへの危惧など
専門的な答えはあるのですが、
出演した植物学者塚谷裕一氏は、

「~~どこに行っても同じ景色になるのは、
寂しいし、面白くないですよね

絶滅の危惧がある着物、着ました。
朱鷺色玉虫紬&お直し格子帯。
帯揚げはモノトーン格子
帯留め・蔦。

東京の多くの駅は、
駅ビルと高層マンション。
ホント、
景色はどんどん同じになっていく。
経済効率からすると、
この同じ景色はいいのかもしれないけど、
確かに「寂しい・面白くない」



半襟は縞。

番組では、別の「絶滅危惧」として
伝統工芸の「おろし金」を紹介。


この工房に、
3年くらい前、大学を中退して
修行に入った男性がいて、
話しなれない様子で取材に応じて
いたのが初々しかった。
「~誰かが求めてくれ限り
続けたい~~」

絶滅危惧でも、
それを欲しい、
好きという人がいれば、
続くのですよね。

いきなりですが、
昨夜は保存ナスに保存鶏胸肉
にこんにゃくを加えて。
コーンご飯と保存ほうれん草。
パっパとでできる。
野菜・きのこたっぷりお味噌汁。
250円くらいかな。


帯のお太鼓はリバーシブルで、
今回は伊勢木綿のほうを。
少し明るい。

そんなとき、読んだのは、


「コロナ後の世界」(文春新書)

世界の知性への緊急インタビュー。
ほとんどの方々は、
「これまでこれまでにも人類の危機は
あったが、それを乗り越えてきた」と。

マッ、経済の政策など、
こ難しいことはほかの方に譲るとして、
身近な「できること」から。

どの分野のスキルを磨いたら、
将来役に立つのか」
との質問には、
「~~何を学ぶかより、
人生を通して学び続ける姿勢」
と身も蓋もない返答。
「~~でもテクノロジーの変化
には触れておく」
と、MⅠT(マサチューセッツ工科大学)の教授。

ワタクシ、すでに絶滅危惧人種~~です。

でも、
高齢者がどんどん増えるなかで、
希望的な展望は、
かの「人生百時代のライフ」を
提唱した女性教授。
→前に読了。

その方の、
「コロナ後の長寿社会を幸せに生きるために
個人として何ができるか」では、

三つの「無形資産」を挙げています。

不動産などの「有形資産」より、
強みとなるとのこと。

① 「生産系資産」
 人間関係、会社や組織に頼らない
自分自身の評判。

②「活力資産」
 肉体的、精神的な健康。
ストレスマネジメント。
家族や友人との楽しい時間。

③ 「変身資産」
 時代も自分の身体、環境も変化するなかで、
自分と向かい合いつつ、
違う年代、違う環境の人と付き合うことで、
将来こうなりたいというロールモデルを持つ。

着物も洋服に比べると効率悪いと思われて
どんどん着る人少なくなりますが、
先日行った街で、70代と思しき方、
琉球紬に大きなハッパの帯を、
とても自然に着こなしていらした。

ホント、皆同じ景色のなかで、
そこだけ違う空間に。

又吉さんは言っていました。
「~僕は本が好きで、
本を読む人どんどん少なくなっていくけど、
本が好きなことに変わりはない。
続けていく」と。

本もいまや絶滅危惧種、です。

はい、ワタクシも、
絶滅危惧の二つ、着物と本が好きです。

ちなみに、
これからはますます発展していく
ITではありますが、
スティーブ・ジョブスなど
多くのⅠT企業の幹部は、
自分たちの子どもには、
ipadなどのデジタルデバイスを
使わせなかった、
とのこと、
テクノロジーに詳しいからこそ、
それが与える害をよく知っている、
とのこと。
おい! 怒! スゴイね、
ほかの人は害あってもいいのか~~?

そんなわけで、
これからも
絶滅危惧種と一緒に元気に歩いていきます。


最後までありがとうございます。

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