広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋田駅精算機更新

2024-05-16 22:48:29 | 秋田のいろいろ
秋田駅在来線改札口内に、2019年秋にのりこし精算機(自動精算機)が設置された
磁気情報が入った、乗車券や一部無人駅の乗車駅証明書を挿入し、表示された不足額(無人駅から乗車の場合は運賃全額)を投入すると、精算券が出てきて、それを自動改札機に投入して出場する。
ただ、秋田駅近隣の無人駅もしくは早朝・夜間無人になる駅には、磁気式ではない、バスや列車内の整理券のような白い感熱紙印字の乗車駅証明書発行機を設置したままの駅が多く、せっかくの精算機を使いたくても使えない乗客も少なくないようだった。

いつも精算機前は素通りだったが、掲示に目が留まった。
新たな掲示物、それに画面のデザインが変わっている
よく見れば、画面のサイズも大きくなっていて、精算機自体が新しくなっている。

新たな掲示
文章では明示されていないが、張られている実物(天王駅、追分駅、下浜駅)からすれば、白い整理券風の乗車駅証明書でも、精算できるようになったらしい。「不可」として示されているのは、列車内で発行される整理券。
すべて2023年10月19日に発券されているから、この掲示が出された(精算機が更新された)のはその頃なのだろう。

ネットで調べてみると、2021年2月に神奈川県の橋本駅で、これと同一と思われる仕様と機能の精算機が稼働し始めていた。EX20という機種のようで、見かけは秋田駅のと同じ(旧機種はEX10)。
画面下の横長の「乗車駅証明書の精算」をタッチすると、裏が白いか黒いかを選択する画面になり、白を選ぶと、本体左下に証明書を置くように指示され、精算が行われる。
何も表示がないけれど左下がカメラ台になっていて、きっぷを読み取るのだ。遠隔操作対応の券売機では、学割など証明書を同じようにカメラで読み取る機能があるが、それと同じか。
バーコードなどは印字されないから、券面の駅名の文字を読み取るのだろうが、人の目で見るわけではないだろう。スマホのOCR機能が、手書き文字でもかなりの精度で認識できるようになった時代(20年前のスキャナ付属のパソコン用OCRソフトは、活字でもけっこう間違ったもの)、決まり切った印字の駅名など容易なはず。
それなら、車内の整理券でも読み取れそうな気もする。整理券は文字が縦長でうまく読み取れないのか、あるいは乗車後に途中駅で整理券を取って不正乗車されるのを防ぐためか。
橋本駅の精算機でそのまま対応できるのは大人運賃のみで、小児運賃の時は駅員に申し出るように表示されるそうだ。秋田駅では不明。

また、秋田駅の精算機の画面では、左側に大きな空白があるが、橋本駅ではそこは「チャージ ICカードの精算」というピンク色のボタンが表示。
そうそう、秋田駅の精算機は、Suicaに未対応なのだった。カードをタッチする部分はあるので、改修で対応できるのにやらないのだろうか。※精算機の向かい側に、現金専用チャージ機は設置されている。

そして、橋本駅では、精算が終わった証明書を回収する箱が、精算機の横に設置されている。秋田駅でも左にそれらしき箱があるが、何も書いていないから、客は分からないのでは(画面に出るのかな)?

初代精算機は短命に終わってしまったが、Suicaエリアがすぐには拡大しない中、駅員の労力削減と無人駅乗車客の利便のための機器更新・機能向上といったところか。【17日追記】「のりこし精算機」と称しているけれど、現状では乗り越しよりも無人駅乗車客の精算用がメインになりつつあると言える。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする