ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

山下清展

2010-04-02 05:00:00 | 展覧会
実家での用事も私自身には関係なく、短時間に済ますことが出来て、サッサと帰ったのですが、駅まで来てラッキー!と思ったのは、こんな所で展覧会が開催されているではありませんか。しかもこの辺りの素人の出品ではありません。日本のゴッホ=山下清の展覧会です。

             

駅の向かい右側の青い建物の中、北野田フェスティバルなんて、洒落た名前まで付いた展示場があるようです。しかも入場料は500円、博物館や美術館などに行くと最低でも1000円は必ず払わなければなりません。

             

何となく薄暗いロビーですが、テレビでは山下清の生涯のビデオが流れています。

             

例によって展示場内は撮影することが出来ません。しかも沢山の方が来館されていて、隙を見て撮影するなんてとんでもありません。

所々に山下清自身の言葉が貼られていて、読んでいるとなかなか面白い、私が若い頃は未だ健在で、何度かテレビで見たこともあるような気がしたのですが、その頃はこんなに興味深い人だとは思いもしませんでした。

                  

清自身が綴っていた放浪記も展示されていて、彼の文章には句読点が無いのですが、何故かの問いに「人が喋ってる言葉には“、”も“。”も無いから」と答えていて、確かにその通りだと私は妙に納得したのですが、自分が書く文には句読点は入れておきましょう。

             

これは買ったブックマーカー、桜島の絵です。山下清は人を描くのが苦手だそうです。確かに人はみんな突っ立っているように見えます。

カラーの画集を買うと高いので、点描画で綴られた東海道五十三次の画集を買いました。これは1200円。

狭そうな展示場だったのですが、作品の数は結構多く、ゆっくり見て1時間強かかってしまいました。

                

この東海道の絵は山下清が亡くなる前の最後の作品で、絵を描くことを禁止されていた頃に隠れて完成させていたものだということが分っています。

絵には山下清の解説が添えられており、絵を見たり文を読んでいると、あっちこっちへと歩き回って、写真を貼り文を書いている私のBlogと同じ形式だなぁと思ったりもするのです。

こんな話もありました。ある展覧会場の近くで食事をしていると、近くにいた人が「わしも山下清に毛が生えたような男です」と言うのでびっくりして、「ぼくに毛が生えるというのはどういうわけですか、どこに毛が生えるとあなたになるのですか」と聞いたら、その人は答えてくれないでニヤニヤしているだけだったというエピソード。

             

この本、山下清が行ったところの絵があり、その時に感じたことや思ったことを綴っています。私のBlogは絵ではなくて写真ですが、私もそれなりに感想などを綴っているのです。

そこでヒラメキ・・・私のBlogのタイトルを変えます。

            gooリサーチモニターに登録!