ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

鴨神社

2011-08-04 05:00:00 | 大阪にて
川西市加茂にある鴨神社、加茂=鴨に擬えているのでしょうね。

実際、京都には下賀茂神社が有名ですが、下鴨神社も(正式には賀茂御祖神社)あり、全国にも加茂と名のつく地名は先般の洪水被害にあった新潟の加茂市、岐阜県にも美濃加茂市(最近は合併する市町村が多いので現在その市があるのか確認してません)があります。字名などを数えるとどれだけあるのやら、紀勢線にも加茂郷という駅がありました。

古来日本国では、鴨=加茂=賀茂というイメージで、鴨が敬われ、崇められ、祀られてきたのでしょう。方丈記で有名な鴨長明、人物にまで使われています。

             

この石段は未だ新しい、古くからこの地にあった神社ではなかったのでしょうか。

           

鳥居を潜るとすぐ右側にこの案内板がありました。この地に弥生時代から平安時代にかけて集落があったのですね。となると平安時代以降はどうなってしまったのでしょう。

平家物語の時代にはこの川西の多田地方に住んでいた豪族・源頼光が力を付けていますが、その隆盛と関わりがあるのかも知れません。

                  

鳥居を抜けて広場を過ぎると鬱蒼とした木立の中の道を歩きます。炎天下に曝されているとこの木立の下のヒンヤリ感がとても嬉しい。何処かに腰をかけたくなります。

           

木立を抜けてようやく標柱の前へ、ここからが神社の境内なのでしょう。

             

境内の一角には弥生時代の様子を描いた絵が掛けられていました。平安時代まであった集落跡なのですから、弥生時代に特化してしまうのは早計だと思うのですが・・・

                  

拝殿の前にはこのような貼り紙が・・・大祓人形神事、人形(ひとがた)に氏名・生年月日と書いて出しておけば、厄除けのお祓いをしてくれるそうです。悪いところに印しを入れておけば治してくれるなら、お願いするかも知れません。まるで平安時代の陰陽師、安倍晴明を彷彿とさせます。

             

手水所、『カラスよけ』なる紙が見え、よく見ると黄色い糸が3本横に張ってあります。カラスが水を飲みに来るのを防いでいるのでしょうか?カラスも邪険に扱われたものです、八咫烏なら神様なんですがね。

             

この標柱は古そうに見えましたが、昭和45年の建立です。大阪万博の年、私が社会人になった年、以来未だ41年しか経っていません。この神社、案外新しく出来たものかも知れません。

             

木立の中の参道の途中にお祓所がありました。

             

大きな岩や石を崇めるのが好きな日本人です。なんかジメジメしていて長く居ると蚊に刺されそうです。

             

帰途の道中から川西池田駅方面、最明寺川沿いの青田が目を惹きます。住宅街ですが、まだまだ田圃や畑が残る川西駅南側です。

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