台風15号が紀伊半島に接近したのは9月20日の夜から21日の昼ごろまで、前述したように私は17日の土曜日に帰省し、19日には一旦大阪に帰っています。電車が走ってなかったので代行バスに乗るお話も綴りましたが、その19日の12時22分発のバスに乗ろうと姫駅前のバス停に向かったところ、波の音が大きく聞こえてきます。
普通の波の音ではなく、石と石がぶつかるコツコツという音が混じって、何となく心地良いのです。この前の浜は砂地ではなくて小石だらけなので、そういう変った音がするのですが、動画で撮っても聞こえないですね。
砂利のような小粒の石ならそんな音はしないのでしょうが、掌ぐらいの石がぶつかりあうのでコツコツというような音になるのでしょう。それ位の石をも舞い上がらせる波の力も相当なもの、波が押し寄せた時に鳴ってるのではなく、引いていく時に鳴っているようなのです。
同じ場所から九龍島方面の眺め、石と石がぶつかると空気中ではカツッというような乾いた音がしますが、水中なのでコツコツコツコツとあまり聞き慣れない音になるのでしょう。カメラがボンクラなのか、うまく録れてないのが残念です。
台風が去った翌22日、N田夫妻と串本の古谷魚店で夕飯を食べに行く時、夕方5時49分発の代行バスに乗る直前、同じ姫駅前のバス停です。
もう波はすっかり収まって、石と石がぶつかる音は聞こえません。こう見ると台風の前と後では台風がやってくる前の方が波が大きいと言うことが判ります。