ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

出来ていた避難路

2013-10-01 05:00:00 | 田舎

暦はもう10月、今年も後3ヶ月になってしまいました。残りの命は人類誰でも日一日と短くなっていくのは当たり前のことですが、残り少なくなっていくと、そのことがやけに気になりだすのですね。若いころも同じように命は一日づつ減っていくのに、そんなことを考えることも無かったし、逆に命のエネルギーは増えていくようにも感じていたものです。まぁ、この歳になって働かなくなったのですから、世の中に貢献しているわけでもないし、いつまでも地球にしがみつくようにして生きていたいとは思っていません。どうやら日本国という国は、長く生きていても仕方がない国であることが遅まきながら解って来たように思えるのです。だからと言って自ら命を断とうとは思っていませんので、ご安心を。

             

今回串本に来て以来、2~2,5mの波がずっと立っており、一人で船を出すのが億劫なので船を出していません。釣りにも出かけてないし、かと言ってこの暑いのに大辺路を歩くと言うようなことも考えられないのです。あまりにもヒマなので何故か家の近くを歩いてみたくなりました。と言っても海の方へはいつも車で出かけるので、最近行っていない山の方へ向かうことにしたのです。家の前の田んぼは前回来た時には未だ稲を刈ってなくて、次回来た時はもう刈ってしまっているだろうと思っていたのですが、未だ放置してありました(1週間ほど前に刈り取られました)。

             

裏山の一段高い所に生えている草がきれいに刈られているなと思いながら、ずっと前までは車を停めさせて貰ってた空地まで来た時、前方の山側に鉄パイプ製の手すりがあるのに気付きました。前回来た時は愚車で通り過ぎただけで、そんなものが有ったとは気が付いていません。

       

前まで来るとどうやら避難路のようです。ここなら家から2分も有れば歩いて来れます。車で姫川の方まで逃げるより早くて安全です。でも、道から設置されているステンレス製の階段はお年寄りには段が高過ぎるような気がします。慌てたりするとここで転んでしまって後から来た人が登れなくなるような事態にならないとも限りません。段は一段ではなく二段にすべきです。未だ出来たてのようで、雑草も生えていません。

                  

登っていくと海抜20mと書かれた地点にすぐ到着します。この辺りは道の海抜が10mほどありますから、10mだけ登った事になります。これからも工事が行われるのか、手すり用のパイプが置かれていました。

             

未だ上に進めそうなので登っていくと水瓶やコンクリート製の水桶があり、津波が夜だったら嵌る人も居るのではないかと心配してしまいます。埋めるなりコースを変えるなりしないと危ないです。

             

海抜26mの所でどうやら行き止まり、神野川で見た避難路よりかなり広いので、道沿いの家からなら十分、20mの地点と併せると100人は避難できると思います。ただ竹や樹木の切り株が放置されており、躓いて怪我をする人が出そうです。

             

20mの地点から眼下の道の眺め、左へ行けば姫川、右へ行けば私の家を右に見て旧道へ、正面の道を辿れば海林寺を左に見て旧道に出られます。

             

今は咲き誇る彼岸花、私が来た頃は彼岸前だったので、彼岸花も殆どが蕾、少し咲いているだけでした。

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