ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

熊野比丘尼の絵解き列車

2013-10-04 05:00:00 | 田舎

近々何かイベントが無いのかと串本駅や観光協会でネタ探しをしていると、和歌山で来年デスティネーションキャンペーンが開かれ、そのプレキャンペーンとして『熊野比丘尼の絵解き列車』というのが運航されているというポスターを見つけました。9月1日から12月8日までの土・日・祝の開催だとか、でも時間限定、朝一便しかありません。それも紀伊勝浦駅8時22分発の電車に乗らなくてはならないのです。紀伊姫駅から乗車すると6時31分発が最も朝早い電車で7時10分に紀伊勝浦駅に着きます。あまりにも早く着き過ぎるのでこれには乗る気がしません。次が紀伊姫駅7時1分、勝浦には7時40分に到着、これに乗ると勝浦の駅で40分以上待つことになります。その次が8時5分発、これなら勝浦駅着が8時40分なので間に合いません。

                   

あれこれ考えて愚車で行くことに、勝浦に停めておこうと考えていましたが、途中で紀伊天満駅に停めて勝浦まで電車で戻り、新宮から戻る時に天満で降りればいいと考えたのでした。そして行ったことも無い紀伊天満駅を目指します。42号線を何処で曲がるか判らなかったけど、適当に曲がったら駅に着いてしまいました。

                           

この駅も無人駅ですが、乗車駅証明書を発券するのではなく、乗車券を発券しています。他の駅の発券機はことごとく潰れているので、この発券機も潰れているのかと思いきや、ちゃんと動いたので勝浦までの切符を買いました。

             

新宮からやってきた電車は勝浦止まり、8時22分紀伊勝浦駅発の電車は串本方面から来る電車ではなく、勝浦駅が始発だったのです。何故そんな電車でイベントをするのか、勝浦で泊った人にだけのサービス、たくさんの人に参加して貰おうという企画ではなさそうです。何故串本駅にポスターが貼ってあり、チラシを置いていたのか、利用者のことは放ったらかしで、キャンペーンを行うことだけを考えていると指摘されるのは目に見えています。まぁ串本駅にポスターが貼ってあったから私は参加できたのですが・・・

                       

現に参加者は私を含めて3人、朝早くから新宮からやって来た比丘尼さん(私が紀伊天満駅から乗った電車に乗っていた)に失礼じゃないですか。

       

勝浦~新宮駅間の所要時間が26分ですから、詳しい話は聞けませんが、熊野曼荼羅の話より新宮の丹鶴城にまつわる話や徐福の話が多かった。最初の自己紹介で普段は新宮案内をしていると言われていました。新宮市内の案内もこの姿でやっているのか、どちらでも構いませんが、是非一度この方に新宮の街を案内して頂きたいものです、時間が短かったので、いろんな疑問があったけど何も尋ねることが出来ませんでしたから。

             

最後に貰ったナギの木の葉っぱと熊野比丘尼のシール、ナギの葉っぱは引っ張っても千切れないとか言って、縁を結ぶものと信仰されているとか言ってたけど、だいたいの広葉樹って引っ張っても千切れないですよね。

             

新宮で40分近く待たねばなりません。待っていると40分も有りますが、外へ出て散策すると時間は足りません。かと言って次の電車に乗れなかったら、その次の電車なんて何時来るのか分からないほど待たされるのです。ホントに電車では回り難い南紀の観光地です。
駅構内に那智・速玉・本宮の熊野三山の絵馬が飾られていました。

             

さすが新宮駅、構内は広く、三重方面からの電車も発着しています。

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