ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

鍛冶屋

2013-11-25 05:00:00 | 田舎

秘密保護法案を巡ってNHKのニュースなどを見ていると、最初から秘密保護法は当然のものであり、その法案への与野党の修正論議が如何になされるのかばかりが報道されていますが、そのような報道の仕方で国民のためになっていると思っているのでしょうか。国家あるいは自民党が「秘密にしたいことをバラしたら刑を執行されますよ」と国民を脅すのは、どう考えてもおかしなことなのです。ます第一にどのようなことが秘密なのか、それ自体がハッキリしていません。例えば昔こんなことがありました。外国の企業から賄賂を貰って国に飛行機を売り付けたことが発覚し、有罪になった総理大臣がいましたが、それを秘密だと指定すれば、汚職を知り得た人の良心はどうなるのでしょう。そんなことはあり得ないだろうと思うところが日本人のお人好しなところなのかもしれませんが、どのようなことが秘密なのかハッキリしていないのですから、こういうことも疑いたくなるのです、秘密なんて他人に知られたくないものなのですから。

NHKの報道の不手際は秘密保護法案に反対する意見を封殺していること、全く平等な報道の仕方ではなく、秘密保護法を作ろうと言う勢力にだけ加担しています。秘密保護法なんて、戦争はしない国から、戦争をしようとする国への道筋であり、戦前の治安維持法を彷彿とさせ、うすら寒くもあり、おぞましいと思うのは私だけではないと思います。現に多くの団体(日本弁護士連合会や日本新聞協会、日本雑誌協会、日本ジャーナリスト会議、日本民間放送連盟、日本ペンクラブ、日本消費者連盟、日本科学者会議など)や個人(鳥越俊太郎氏や嫌いやけど田原総一朗氏、岩波書店や平凡社の社長、多数の演劇人ら)が反対の声明を掲げていますし、政府が9月に行ったパブリックコメントでは15日間に90480件の意見が寄せられ、反対意見は77%に登っていたといいます。多くの人たちが懸念の声を挙げている時に、NHKは何故多数の意見を撥ね退けて、国会では多数とは言え政府自民党に都合の良い報道をするのでしょうか。多くの人がNHKの受信料を払いたくない理由がここにも表れています。

             

船検で指摘された自動拡散型消火器や救命胴衣、黒球、汽笛のうち、先ず汽笛だけは取り付けが完了しました。“♪粉雪舞い込む北国の駅~♪”で始まる歌は五木ひろしの『汽笛』、これは汽車の汽笛ですから「ボォーッ」と鳴るのでしょうが、この船に取りつけられた汽笛の音は「ピェーッ」と言うような甲高い音、こんな汽笛を鳴らすことなどあるのかと、未だ送られてはしない請求書のことを考えると腹が立ちます。救命胴衣はあの定休日が多い船具屋さんでは一着3000円、黒球は1個2000円、ネットで見ると救命胴衣は2000円、黒球は1000円ぐらい、それぞれ6着と3個買わないといけませんから、それだけでも1万円ぐらい余計にかかってしまいますので、船具屋さんで買ってあげたいけど、ネットで買うでしょう。

             

繋留ロープが沈まないようにとウキを付けてみましたが、ロープが沖に向かって伸びていてくれれば良いのですが、風に押し戻されて岸壁にくっついているような状態では、ウキなどは必要なかったみたいです。

               

そのロープを船から拾い上げる鈎懸けが付いた棒、この間船を岸壁に付ける際にY下君が手伝ってくれたのですが、どのように使ったのか鈎が開いてしまって、ロープを拾い上げることが困難になってしまいました。一番右は治して貰ったものですが、鈎が伸びてしまった時にはどうすれば良いのか分かりませんでした。

             

先ず頭に閃いたのは高富の信号の近くに有った鍛冶屋、『かじや』と大きく書かれた看板が目に焼き付いていたのですが、鍛冶屋など滅多に見ることのない今日この頃、まさか鍛冶屋にお世話になるとは思いもしませんでした。鍛冶屋と言えば“♪暫しも止まずに槌打つ響き~♪”と小学校で習った『村のかじや』を思い出しますが、仕事に精出すのが美徳なのだと幼い子供に教え込むための歌だったのだろうとこの歳になって思います。

「ロープを引っ掛けるようにするんやね」と言って、万力に棒を固定し、鉛管のようなものに鈎を通すとそのまま曲げていきました。案外簡単に曲がるのであっけに取られて見ていましたが、1分も経たないうちに治ってしまいました。お代は要らないと言われましたが、何だか悪いような気もしたのですが、時間もかかってないのでそのままお礼を言って帰ったのでした。丁度、この鍛冶屋に知っている人が来作業していて、声をかけてくれたのもラッキーだったと思っています。

             

話は変わってここは船倉の入口、私が居ない時に船に乗り、エンジンをかけようとしてもかからない時は、この灰色の切り替えスイッチを左に回すとかかるようになりますが、一度エンジンをかけたら、このスイッチは元に戻さないといけません。私の居ない時にこの船に乗る可能性のある人はよく覚えておいて下さい。

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