今そこに迫る国家危機、いったい誰がつくったのか③

（アメリカに対する北朝鮮の挑発は「ネコに噛みつくネズミ」）

北朝鮮は米韓軍事演習を事前に容認したが、米朝会談の事前交渉で思い通りにならないと、朝鮮の南北会談を一方的に中止したり、アメリカの事務方との事前交渉をボイコットし、軍事演習を中止せよと要求したのです。

 

アメリカもよく粘っているとは思います。「あのトランプ大統領がよくこれほど我慢しているものだ」と思って感心しているのですが、いちおう、アメリカ大統領の重さを感じてはいるのでしょう。

 

はっきり言って、まるで、ネズミがネコに攻撃を仕掛けているような感じに見えているのではないでしょうか。ネズミがネコに対し、「本気で潰すぞ」などと言って噛みついてきている感じだと思われるのです。

 

トランプ大統領自身は、「もう、やっちゃおうかな」と思っているかもしれませんが、周りは、「ちょっとどうかな」と見ているぐらいのものなのでしょう。ですから、北朝鮮も愚かなことはこのへんでやめたらいいと思います。

 

昨年は北朝鮮の外務官僚がモスクワへ行き、ロシアと交渉したのですが、「何かのときは助けてもらえないか」とか、金正恩の亡命先を探していたのか、そのあたりはよく分かりません。逃げる先の一つぐらいはあってもいいのかもしれませんが、「もう、いいかげん、バカなことはやめなさい」と言うしかないでしょう。

 

---owari---