じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ヴィエンチャンの夜はふけて

2013-07-03 08:44:49 | 2013 タイ&ラオス
いや、田舎町ですぜぇ~・・・飲み屋街、屋台通りを一通り歩いてみましたが、まっ、普通に東南アジアのそれでありました。
ただ、隣のタイなどと完全に違うのは、如何わしさは隠されている、と言う感じがするのです。
如何わしいものかない筈は無いのですが、それが社会主義国の姿なのか、簡単に目に付くところには無いのです。

何となくベトナムに似ている・・・そうか、社会主義国かぁ~。

昨晩は屋台通りを歩いていたら日本人の若者に声をかけられ、嬉しくなって座り込み話をした。

他愛ない話だったが、いろいろと面白かった。

2人居て、一人が23歳で、日本を出て三週間目で既に金が無いと言う華奢でよく喋る男。
もう一人は、日本を出て四ヶ月目で、まず、マニラの英語学校で三ヶ月修行をしてアジアデビューをしたと言う、なんだか計画的な21才の若者。

21才の方がマニラでの出来事を語った中に、睡眠薬強盗で30万盗られたという話が合った。
マニラで何処に住んでいたの、と聞けば、パサイだと・・・如何わしくて楽しいところだ。

ああ、二十歳やそこらでマニラの甘い毒に当てられたら人生危ういな、と、思って武勇伝に水を向けると、たった三ヶ月の間にフィリピーナと将来を誓う仲になったとの事。

俺、あんなに熱く女性に接したの初めてでした、と言う彼の目はラオスに居たくないと訴えていて、完全にマニラに向いていた。

マニラでフィリピーナかぁ~・・・懐かしすぎるわぁ、と、思ったし、彼のこれからの事の顛末がほとんど見えていたんだけれども、敢えて黙っていた。

21才の彼曰く、日本で事業をやる資金なんて無理だけど、フィリピンにはまだまだチャンスがある、と語って、フランチャイズの権利が一口10万でビジネスに参加できるのだそうだ。

睡眠薬強盗から何も学んでいないようで微笑ましかった。
そして、これについては忠告してあげた。
それ、随分昔から流行っているねずみ講の一種で、ジョリビー講って言うんだぜ、と言うと黙ってしまった。

23才の彼は饒舌だった。
しかし、現実なのか空想なのか良く分からない話で、たぶん嘘八百なのだろうと思った。
彼の取り留めの無い話は、出国するのに飛行機に乗り遅れチケットを無駄にしたことから始まった。
しかし、搭乗手続きを済ませているのに乗らなかったと言うのは国際線では考えられないので、どこかで読んだ旧い本の話か何かを脚色したのか、と思った。

この人はしきりに金の無いことを言い、帰りのチケットも無いと言う。
明日の目しだいも無いと言うので300バーツを恵んでやった。
彼は喜捨を知っていて、これは喜捨だからと言うと、目の前の金をやっと受け取った。
それまで貰う言われは無いと、手を出さなかったのだ。

随分飲んだ。
ラオビールの大瓶で6~7本を空きっ腹に流し込んだので結構効いた。
つまみは、炭のコンロを片手に売り歩くスルメだった。
海の無いラオスで何故こんなにスルメが、と思って屋台の人に聞いてみると、海が無いから何でもかんでも干物なんだよ、と教えてくれた。
今も昔も海のものはベトナムから来るのだそうだ。

21才の彼がネットで情報を売って金にしている、と面白い事をいった。
どこかの会社に依頼されているのだそうだ・・・ああ、あれか?とピーンくるものが有った。
最近流行のネットライターと言う仕事か?
アレは確か原稿用紙一枚200円程度だったはず。
それでも無収入よりは確実に良い。

ああ、其の手も有ったか、と、思ったが、書くことに義務は感じたくないし、第一安いとはいえ金になる文章は書ける気がしないし。

飲み続けるうちにますます支離滅裂になる23才に、天性の能天気を見た気がした。
生来のいい加減男なのだろうとしか思えない言葉が続く。

時々意地悪く釘を刺す・・・それって何時まで続けられるの?最後は見えてるし、死ぬしかないね・・・うん、すぐに死ぬべきだよ、と、追い込んでみたりした。

人間は生きるか死ぬかしかなくて、より快適に生きるか不自由に生きるか、それの振れ幅を自分に合わせるしかないと思うんだが、マックス貧乏は精神的に自由化と言うと、社会を支配するのが金なんで、金と縁が無いと言うことはとても不自由なんだよね、と、意地悪く言ってみたりした。

かれらは酔っ払ったおっさんの言葉をよく聞いてくれた。
2人に共通の構造は・・・争うのは苦手・・・そんな感じだった。

屋台の勘定は450円だった。
かわいいお姉ちゃんの居る店で飲むはずだった展開が一番予期していなかった方向へとズレた。

ああ、旅って、面白い。

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ラオス 良いかも

2013-07-02 19:17:57 | 2013 タイ&ラオス
アメリカ人と昼飯を食う約束で出向いてみたら、彼は約束の場所には居なかった。
ちょっと離れたコンビ二から出てくるのが見えたので、元気ハァーィと言うと、元気無さそうに、悪いけど飯なんか食う気分じゃないと言って、手にしていた水で抗生剤を飲んで足の親指を指した。

かわいい包帯が巻いてあったので、モスキートに食われたのか?と言うと、少し怒って、さっき野犬に咬まれた、と言った。
なんで真昼間に、しかも、足の親指一本って・・・全容を聞きたかったけれども英語が分からなくて止めた。

で、んじゃぁ、俺は飯を食いに行くから、医者に行った方が良いよ、クレージードッグシックネス・・・ドゥーユー アンダスタン? と言って分かれた。

昨日野菜炒めが美味かった定食屋に行って見た。
メニューにラオス風チキンカレーと云うのを見つけ食ってみた・・・美味かった。


夕への野菜炒めのときも皿が欠けていた 全部なのかな?

ココナッツミルクベースの南国のチキンカレーなんだけれども、辛すぎずにとても美味かった。
しかし、やっぱしパクチーが入っているので大方の日本人はダメかもしれない・・・牛のスープ付きで150円。

この時近くのテーブルのグレート東郷と目が合い、目しゃくをする。

おっさんがホテルの軒先に腰掛けて通り見物をはじめたら、グレ ート東郷が隣のホテルの軒先の椅子に腰掛けて話しかけてきた・・・お決まりの、何処から来たの?と。

ホテルの境はとても低い垣根で無いのに等しく同じ敷地内のようなものだった。
タバコを吸う奴で、其の煙はちょっと嫌だったけど、暇なんで会話は嬉しかった。

おっさんが日本と答えると彼がチャイナ、と言って、韓国人が多いよなぁ~と続けた。
いや、それを今俺に言うということは・・・しかし、現実だったので、そうだね、とだけ言った。

実際今日の寺廻りでは韓国人の団体に何度も出くわし、その、いつものあの態度に辟易していた・・・仏教徒の韓国人なんで大声出したりやたら理不尽なことは無いのだけれども、それでも人数が揃うと五月蝿い。

グレート東郷は時々ラオスに来ると言う。
そして、すっていたタバコを見せて、これだよ、目的は、と、言った。

えっ・・・?それって、アレっ?と言うと、頷いた。

そして、ここはアジアで最後のマリファナの聖地なんだ、と、教えてくれた。
質と価格が共に抜群なんだとか。

だから白人も多くて、ラオスの田舎に沈んでる白人は多いよ、と。

こんな真昼間にホテルのまん前で大丈夫なの?と言うと、ここら辺はお見逃しだって。
なんで?と言うと、ホテルの持ち主は全部政府の役人の息子とかだから、客を無くすような事はしないと言う。

彼の彼女が美人でスタイルが良くて、しかも品が有って英語が上手くて・・・アメリカの大学に行っているんだそうで、お休み中らしい。

グレート東郷は中国から長距離バスで来たと言う・・・昆明?とか言っていたが、USドルで100ドルもしないと言っていたが一日半だか二日だか掛かるらしい。
イミグレーションは面倒じゃないのかと聞くと、日本人が中国に入るのに手間取るかも、と、言われた。
飛行機で中国入って出国は簡単だろうけど、それなら飛行機で着たほうが良いな、と。

時代だなぁ~・・・中国人と英語で会話をしてラオスの情報を、しかも、結構ディープな情報を貰うとは。

イデオロギー・・・ねぇ・・・おっさん、タバコ吸わないんでご馳走も頂けないですけど、中国人は尖閣諸島なんか眼中に無く・・・いや、振ってませんけど・・・おっさんが若かりし頃の白人の若者と何の代わりも無い心持のようです。

彼女が居なければなぁ・・・別口のディープな情報を貰いたかったんだがなぁ~・・・。



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ラオスの晩飯

2013-07-01 23:17:43 | 2013 タイ&ラオス
いや、あらかた書き上げてUPしようしたら勝手に全部のピーシー消えた・・・これって、こ・・・ここ、滅茶苦茶に成ってるんですけど、カーソルが勝手に飛んで変な文章になるんです・・・其の延長で時々消える。

ホテルの傍の汚い飯屋で激辛ラオス定食を食ってきたことを書いたんですけど、消えちまいました。

青菜に素揚げした豚肉を、ニンニクと唐辛子で炒めて、スープ付き、缶ビール一本込みで220円・・・安いかな?

いや、これが激辛でして・・・タイでも北部ほどから芋の好きなんで、その影響かも・・・で、赤唐辛子は目立つんで除けられるんですが、青唐辛子が菜っ葉と渾然一体となり見えなくて食っちまうわけです。

口から火が出ます・・・マジで・・・普段絶対に飲まない店の水をがぶ飲みしました。

白人が多いです・・・大きい白人小さい白人・・・中国人も多い・・・韓国人まだ見てない・・・日本人見た。

日本人の男性の一人歩で、旅慣れた人には見えない人が居て、その人がまた一人で、割と立派なホテル外の立派な食堂で飯を食っていました・・・へぇ~と通り過ぎてすぐ、立派なホテルの脇にHISのオフィスが有りました・・・それでか?

おっさん見たいな歳の一人って異様なのか?目立つみたい。

白人のオヤジはタイかラオスか知りませんがパートーナーを伴っています。
おっさんは純然と一人・・・あっ、ラオスの法律で、結婚してない男女がホテルとかにしけ込んだら違法なんですぜ。

ホテルの紙にも連れ込んでも良いけど自己責任ね・・・トラぶっても関知しないよ、と書かれています。

でも・・・正直寂しい・・・間が持たない・・・お膳が並んでいるようなリゾートが楽でよいなぁ~・・・もう歳を認めてパック旅行に頼ろうっと。

明日・・・予定が無い・・・明後日・・・予定無い・・・その次帰る日・・・何しに来たんだええ、おっさん・・・今から行くか?

うん・・・今日は英気を養う為にとりあえず寝よう・・・お休みなさい。

まだ九時半か~・・・。

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ラオスに着いた

2013-07-01 17:32:54 | 2013 タイ&ラオス
とりあえず陸路での国境越えは成功し、タイからラオスに入った。

まっ、色々と書きたいことは有るんですが、たとえば、国際バスとは・・・と、期待していたバスはヒュンダイのネンダイ物で、ターミナルの中で一番みすぼらしかった、とか・・・出入国に関して何の説明も無く、旅慣れているおっさんの勘をフルに働かせて何とか乗り切ったものの、一般的にはこれは易度は高いと思ったり。

で、なんでこんなにぼろバスなのかと思ったら、距離的にはホントにたいしたこと無くて、ほとんどラオスとタイを結ぶ田舎の買い物客のためのバス・・・そんな感じのものでありました。

イミグレーションも人の流れに乗っていけば何とかなるんですが、ラオスの入国カード南下の準備が無かったり・・・入国に際してなんかカードを買わされたり・・・英語なんですけど、これがまた難解な英語でして・・・よく分かりません。

そんな訳でラオスに入ったんですけど・・・探検はこれからと言うことで・・・とりあえず報告を。

あっ、、、金の単位が分かりません・・・500バーツが125000TIPとか・・・初めての単位であります。

何となくですが・・・10円を3バーツとして、125000TIPは・・・ナンボだ? これは、ヤバイな。

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さよならタイ!!!

2013-07-01 10:58:17 | 2013 タイ&ラオス
期待に膨らんだ胸も股間も意気消沈・・・珍珍も沈沈・・・意味不明か?
もう来ることも無さそうな、一部のマニアには絶賛を浴び居る饂飩谷の街でありましたが、おっさんには不向きでありました。

おっさんって・・・これで意外とロマンチストと言うか、精神的に面倒くさい人な訳で、例えひと時のナニであっても心の繋がりの様なものを・・・いや、結論は金銭なのだと言うのを知らないほど子供でも馬鹿でも場慣れしてない訳でもないのですが・・・それにしてもこの街は・・・まっ、おっさんに不向きだということは、多分、大多数のほかの人にはやっぱし絶賛なんでしょうね。

なんか、愚痴ばっかし・・・。

アレ・・・プールサイドのパラソルの下で本を読む姿を映画で見てあこがれて幾星霜・・・やっと真似できる時が来てやってみて、そして今・・・あれは普段本も読めないほど忙しく働く人にこそ似合うシーンであって、普段の仕事が暇すぎて、時間つぶしに本ばかり詠んでいるおっさんには無意味と言うか、場所が変わったというだけで・・・しかも結構な場所代を取られているわけで、いやはや、ホントに・・・何もかもが目論見から外れていく。

10時半のバスにするか・・・11時半にするか? いや、準備は整っていて直ぐに出られるんだけれども、お腹の調子がまだ落ち着かなくて、後一回済ませたい気分なんですよね。

でも・・・行くか? 三時間弱らしいんですけど・・・それくらいだとトイレ休憩は無さそうだなぁ~・・・じゃ、行きます。

コメント (1)
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