じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

12月9日 台北を歩く

2019-12-13 20:42:07 | 旅と感想
台湾の朝でありました・・・が、ビジネス風連れ込み宿で迎えた一人の朝は、飛行機の中で食べようと買ったものの持ち越したファミマのソーセージパンと揚げパンの朝食から始まりました。

いや、余談なんですが、昨夜の入国時に荷物検査でパンが咎められまして「なんだこれは」と聞かれた訳です。
で、私答えて曰く「パンじゃぁ~ファミマのパンじゃぁ~」と答えた訳です。

すると係員は「ファミマのパンかぁ~ なら仕方が無い」と通してくれた訳であります。

あれです・・・豚コレラ防疫の関係でとても神経質になってまして、生豚肉など持ち込もうものなら罰金は日本円で300万にもなるらしいのでありまして、加工品にも目を光らせている様子でありました。

さて、朝飯を食べて向かった先は、国立美術館でありました。


ホテルの近くに良い感じの路地が


台湾国立美術館


本日休館 ですとぉ~


美術館は二.二.八公園の中にありました


敷地内には 福徳宮もあります

さて、本日の夜の便でフィリピンに行く訳ですが、フライトが18時30分頃なのでまる丸一日的感覚で観光ができる訳です。

そんな訳で台湾シムがきっちり動くgoogleナビで町歩きを始めた次第であります。

何と申しましょうか、台北市は高層ビルなど見ると大都市の雰囲気なんですが街中をじっくり歩くと、アジアだなぁ~としみじみ思う訳であります。

どの辺がアジアなのかと言いますと、まずは乱雑ともうしますか、まとまりが無いと言えば良いのか・・・まず、なんであれアジアであって日本とは異質であります。

いや、日本もアジアだというご意見もありましょうが、面倒なので説明無しの却下であります。

で、別編で書きたいと思うんですが、台湾の歴史は228事件を語らずには成り立たない訳であります。
そして、台湾国民が228の変に未だにどれほどの思いを寄せているのかを思う時、日本の戦後史って薄っぺらだよな、とつくづく思うのであります・・・なんちゃって、感化されやすい私。


中華民国総督府 元大日本帝国台湾総督府


日本史にやたら詳しい 陳さん


戦争博物館前の大砲


張作霖は知っていたが・・・


白色恐怖政治受難者記念日

と、いうことで、二.二.八公園を歩いていたら目の前に中華民国総督府がででーんと見えた訳です。

で、見た瞬間に思ったのは東京駅なんですが、その後、偶然に総督府拝観の幸運を賜り、案内してくれた陳さんの説明で、東京駅と同じく品川で焼いた赤レンガであることを知った訳であります。

いや、写真に写っている陳さんが持っているのは手書きの日本国歴代天皇の系図でありまして、日本の歴史と天皇の系譜について大概の日本人は陳さんに負けます。

で、陳さんは日本語がとても上手なんですが、日本が好きなんだか嫌いなんだか良くわからないところがありまして、天皇の系図なんてのは書き記してみたら嘘だって簡単にわかるとかいう訳です。
140年も150年も生きた天皇がいるし、今日本で話題になっている女性の天皇だって既に8人もいたのに何で騒ぎますか、と問うてくるのであります。

そのくせ何度も日本に足を運んでは書籍を探し日本史を紐解いていたりする訳です。
ひょっとすると大日本帝国時代を憎んでいて総督府を見学に来る日本人を相手に、天皇崇拝なんて無意味だと説いているのかもしれません・・・が、いや、彼は日本が好きなんだと思います。

で、行かなければ良かったと後悔したのが「国軍歴史博物館」であります。
いや、台湾の内戦と中国との戦いなどが主かと思って舐めていたら、なんと二階は全部「抗日戦争」の展示でありまして、南京大虐殺も実しやかに大きく書き出されていた訳であります。

私は古い旭日旗に書かれた「必勝」の文字に心の中で敬礼をしつつ、台湾人を装って日本の負け戦記事を読んだのでありました。

で、ここには小学生が遠足でやってきては台湾の228事件後の恐怖政治から太平洋戦争と抗日など戦いの歴史を学ぶのであります。

これを見ていると台湾を国として認めないなど有り得ないと思う訳ですが、対中国の方が経済的に儲かりそうだから仕方ないんですね・・・なんちゃって。

つづく




コメント (2)
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ダメージは大きい

2019-12-13 16:00:39 | 日記的雑談
いや、台湾やフィリピンで散財した分を幾らかでも補えればと、疲れたからだとアルコールでしびれた脳みそのまま作業に行った訳です。

今年最後の作業は「伐採」であります。
伐採は植木屋の仕事では無い、が扱うものが樹木なので意外と依頼は多いのであります。

しかしてその心は・・・本職の林業関係者だとお値段以上ニタリ、と言うことで割と高額なんであります。

が、シロートに毛の生えた程度の私なんかだとかなりリーズナブルでして、なので伐採も多いのであります。


直径30~40センチの栗の木です


伐採前


受け口のつもりが受けになっていない


チェンソーが抜けなくなるのを防ぐ楔


チェンソーの刃渡より太い栗の木

と、いうことで、お安い見積もりで受けた伐採の仕事は、片付け無しの切りっ放しで簡単に終わるはずだったんであります。

しかし、一度下見してあったのに枝が車道にまで大きく張り出していることを見逃していたりして現場で愕然とした次第であります。

しかも、厄介な一本はどー見ても車道方向に傾いている訳で、受け口の具合で倒す方向を決められる雰囲気では無いのであります。

しかし、やらねばならぬ時、男は決断する訳です・・・やるしかねぇな、後は野となれ山となれ、と。

で、できるだけ傾いで無い方に倒れてくれるように受け口を切り、しかもロープを二本張って反対側に引いた訳です・・・が、自分の努力を朝穂笑うかのように栗の木はメキメキっと音を立てて車道側に倒れた訳です。

この時、自分は何を思ったのか、倒れる栗の木の方に身体を入れ支えようとしたんですから驚きであります・・・と、いうか、危険ですね。
黙って1トンを超す樹木が倒れようというのを肩で受けようとは、命知らずというよりは単なる馬鹿であります。

で、ダメージはこの木の倒れ方が予想を裏切った結果でありました。

いや、車道にまで大きくはみ出して倒れたんでもしも走行車がいたら惨事を招きかねなかったんですが、幸いにも当たったのは自分の軽トラでして、屋根が軽く凹み左側のバックミラーが吹っ飛んだだけで済みました。

本日の作業代金を上回る被害が発生しちまった私は気が動転し、その後昼飯も食わずチェンソーを振り回し、痛みを忘れようとした訳であります。

今年最後の仕事は痛い結果を生んで終わりました。

が、まっ、人生なんてこんなもんです。

儲けようとして損をするって、私の人生では稀なことでは無い訳ですが、年の瀬も迫りつつある今日この頃・・・泣きたい気持ちでいっぱいです


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