いや、私の勘では「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、徐々に元の体制に戻ると思うわけです。
元の体制とは「グローバル化」であります。
まっ、無学な私の戯言なんですが「グローバル化」と言うのは言ってみれば、アメリカの覇権体制を壊すための動きだと思うわけです。
で、アメリカ一極体制を壊したかったのはEUでして、ついでに言うとアメリカ内部にも獅子身中の虫はいて時にアメリカの覇権を壊そうと内部で動いていたわけです。
で、アメリカの内部とEUは手を取り合っていたわけです。
なんとなれば、あからさまに目に見える形でドル基軸体制に挑めば自らに被害が及びのは必定なので傀儡を立てようとしたわけであります。
それが中国だったわけですが、既に中国は傀儡どころか自らが主役を演じて国際舞台で踊っているわけであります。
いや、反アメリカ体制派は中華思想がなんたるものかを知らずに育ててしまったわけですが、今となっては正義を不能どころか、EUに至っては主客転倒してしまい中国無しでは息が続かないところまで追い込まれているわけであります。
で、トランプが大統領になったのはアメリカの覇権を維持し、ドルが基軸通貨であり続けなければ合衆国が存続できないことを危惧したからでありますが、既に巨大に育ってしまった中国は簡単に追い込めず、難儀していたわけであります。
余談ですが、バイデンが大統領になったらチームアメリカに属する国は恐ろしいことになると思います。
彼はさっさと中国と手を組む方向に舵を切るでありましょう。
その時は、習近平の悪魔の提案である、地球を二分して統治しようという、あの話が現実となるはずであります。
しかし、トランプが善戦していたところに中華コロナの騒動が持ち上がり、対中国経済戦争は攻撃の手を止めざるをえず米国は押し戻されつつあるわけです。
と、まぁ、ざっと現在の状況を分析したわけでありますが・・・はい、そこの貴方の異議を認めます。
多くの経済学者は、政府が自国の食料安全保障やエネルギー安全保障政策を担保するべきだという考えを嘲笑してきた。グローバル化の時代に国境は意味を持たない。自国の食料事情やエネルギー事情に不足があるなら、国外から調達すればいいというのだ。
だが今、多くの国がマスクや医療物資の確保に血眼になり、外国への供給を禁止するなか、にわかに国境が大きな意味を持つようになった。コロナ危機は、政治や経済の基本的な単位は、依然として国家であることを強烈に思い起こさせてくれた。
これまで私たちは、最安値でモノやサービスを供給してくれる業者を世界中から探し出し、一見非常に効率的なサプライチェーンを構築してきた。だが、そのシステムは弾力性や多様性に欠け、想定外の混乱に弱いものだった。
いや、さすがにNewsweekであります。
9人の論はそれぞれに考えさせられるものでして、こんな意見をまとめて読ませてくれるのは有難いであります。
しかも、日本の下らない電子新聞と違って無料というのが素晴らしい、であります。
で、9人の論は最後の1つを除と概ね「経済は内向きになる」と語っているんですが、自分はそこに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」が入って、ゆっくりではあるがコロナ以前の体制に戻っていく、と思うのであります。
しかし、コロナ明けの当初は中国に対する警戒と風当たりは相当なものと思うので、その風圧に中国が耐えきれるのか、という懸念はあるわけです。
しかし、現実的には中国が無いと回らない国がEUには多いし、日本なんぞも既に中国からマスクなど輸入して有難がっている現状を鑑みれば、背に腹は変えられないの声が大きくなるのかとも思うわけです。
そーなれば11月の選挙対策に忙しく対中国戦にばかり感けてはいられないトランプを尻目に、国民を犠牲にしても覇権争いを激化させられる習近平は優位に立つわけであります。
そんなわけで、我が国の総理大臣も決め打ちはできず、此の期に及んでも中国は切れないわけであります。
と、言うことで、コロナ以後世界の体制は、割とあっさりコロナ以前に戻ると思うんですが・・・ダメですか?