シロアリ退治!!!

いや、我が家は老朽化が酷く、柱は傾き、床は落ち、シロアリが好き勝手に食い荒らしている訳です・・・何時頃の建築かと申しますと、江戸時代の寛永十六年、西暦では1639年と言われているのはただの冗談でして、真実は、昭和も末期になろうとする頃のチャッイ木造建築であります。

で、先月の暑い日の夕刻・・・家の者どもが騒いだ訳であります「シロアリが出たぁ～」と。
いや、私は家に居なくて現物を確認できなかった訳でして、シロアリが居た状況も見ていない訳です・・・が、家の者が「穴から出て来た」と、強く宣う訳であります。

ンじゃぁ、と、その場所を確認してもシロアリが巣食っているような環境ではなく、とても良く乾燥し、壁の割れも無い訳であります・・・ましてや蟻が出て来る穴など無いのに、どの目ん玉がどの穴から出て来たのを見たのよ？　と、言うと、家の者が目玉を剥いて「この目です」と言うので私は諦めて「好きにしたら」と、宣って消えた訳であります。

そして、事の顛末は、私の予想した通りに、シロアリ駆除の業者に頼んで床下から軒下まで、隈無くキンチョールのような物で殺虫と防虫と防腐を施してくれて行った訳です。

いや、業者の人と少しだけ話したんですけれども「シロアリは出ていませんね」とのお達しでありました。
まっ、家の者の注文はシロアリ駆除だけでは無く、防虫も含んでいたので作業は「防虫処理」と言う事でありましたと・・・まっ、コレで納得するんじゃないかと思いますけど、請求書は見ないようにしたいと思って居ります。

で、防虫処理の人が宣っていた訳なんですが・・・先の地震で割れた壁や欠けた外壁の角などをモルタルで補修し、コーキングで防水処理してある訳なんですけれども、それに対して「結構アレな業者さんですね、安い材料なんでそろそろ硬化してますよ」ナンて事を宣った訳です。

で、その話を受けて私が「これはこの家の主が手仕事として防水処理を施したもんでして、言ってみればシロートのナニであります」と宣った訳です。

すると業者さんは「ヘェェェェ～あの二階の高い所まで、梯子は届かないでしょうに？」（緩い傾斜地なのでコッチ側はとても高い）と言う感じな訳なんですが、屋根の上からクライミング用のハーネスを付けてザイルでぶら下がって作業をしたとの説明はややこしいので避けましたが。

しかし、そっかぁ～・・・コーキングが硬化して隙間が開きつつあるのか、と言う事で、次の晴天日を狙って再度詰め込みと埋め込みをしなくてはならないと思う訳であります。

いや、近所の家はリフォームとか修理とか、大地震の直後からナニしている訳なんですが、如何せん我が家は財政的に手元不如意でありまして自力で処理するしか無い訳であります。

アレです・・・ホームセンターに行くと、大抵は出入り口の側とかに「快適生活ガイド」と言うリーフレットなどありまして「ウォシュレットの取り付け」などから、面白いのでは「梅酒の漬け方」ナンてのも有ったりする訳です。

で、そんなのを注意深く見て行くと「外壁の補修」ナンてのがありまして、それもご丁寧に、モルタルやら、サイディングやらと、種類別にまでなっている訳です。

しかし、それをあんまし真に受けますと、材料代は言うに及ばず、専用工具だの電動工具だのと、チョットした補修のはずが結構な出費になってホームセンターの思うつぼ、本末転倒、ナンて事も無きにしも非ず、ではありますが。

収入も少ないのに勢いで建て売りを買って、で、年寄りと同居するのには手狭だろうで増築して・・・35年も絶つ安普請の家ですから、そろそろ傾いても不思議じゃないんですけれども・・・無職ですから金は無いので雨漏りしたら家の中にテントを張って凌ぐ所存であります。